本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

『織田信長 四三三年目の真実』のあらすじ

2015年09月14日 | このブログのガイド
 秀吉がねつ造し、軍記物に汚染された戦国史を今一度洗濯いたし申候
 40万部突破のベストセラー『本能寺の変 431年目の真実』の著者が、今度は信長に挑んだ!!
 今まで誰も解明できなかった織田信長の決断の論理。大うつけの正体、桶狭間の戦いの勝利の方程式、天下統一の戦略、そして本能寺での企て。それらすべてを解明した『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』明智憲三郎著、幻冬舎。
 初めて解明された信長決断の論理
   この本を読まずして信長を語るなかれ!
 なぜ、大うつけを演じたか?   
   父親信秀と中国故事を知れば解ける!  
 なぜ、桶狭間で今川の大軍に勝てたか?
   「孫呉の兵術」を知れば解ける!
   「信長の勝利は幸運に過ぎない」とする研究者は「孫呉の兵術」を知らないだけ。
 なぜ、本能寺で討たれたか?  
   「智者は未萌に見る」を知れば解ける!
 なぜ、苛烈残虐と言われるのか?
   「韓非子」を知れば解ける!
 読者書評
 ・他にない論理分析性の高いもの
 ・今までに読んだことがない斬新な作品
 ・自分でも推理しながら読み進めていく面白さ
 ・現代に通じる教訓がここにあります
 ・客観性を重視した新視点で説得力のある謎解き
 >>> 「織田信長」の虚像を暴く『信長脳を歴史捜査せよ!』

 その「あらすじ」を知りたいという方がいらっしゃいます。残念ですが、それはこの本を楽しむ上では一番つまらない方法といえます。
 というのも、答とは証拠と推理から導き出されるものであり、この本は答が出てくるまでのそのプロセスを楽しむべきものだからです。その点では、推理小説を読む前に犯人が誰かを知ってしまったらつまらないのと同じです。
 >>> あなたも「本能寺の変」の謎解きに挑戦できる本

 その代りに章の目次と簡単な説明を書きました。また、幻冬舎プラスのサイトに掲載されている節単位の試し読みにリンクを付けました(タイトルが青字の章)。これで全体の流れと部分的な詳細がご理解いただけると思います。

プロローグ 信長脳を歴史捜査せよ!
 「信長脳」についてほとんど知識を持たない現代人が信長の行動や「次の一手」を論じることが、いかに的外れなことだったかにお気付きいただけると期待して、この本を書きました。

第一章 大うつけの正体
第五節 なぜ大うつけを演じたか

 かなりネタバレの領域に入ります。実はこの前段に書かれている信長の父信秀の葬儀での弔辞の言葉が謎解きのカギになっており、ここに掲載されたのは答の部分です。謎解きを楽しみたい方は本を読む前にこの記事は読まない方がよいでしょう。

第二章 勝利を作り出した信長脳 
 「桶狭間の戦い」でなぜ勝てたのかを完全解明しました。解明のカギは『信長公記』の記述の忠実な再現、その『信長公記』に書かれている桶狭間山の正確な位置の特定、桶狭間一帯の地形と気象の特性、そして信長が習熟していたあるものでした。

第三章 苛烈・残虐の真相
第一節 信長の行動特性

 従来、信長の行動が彼の性格や感情によって引き起こされていたと解釈されてきましたが、それは本当でしょうか? そうではないことをひとつずつ解明していきます。果たして何が信長を動かしていたのでしょうか。

第四章 天下統一への道
第三節 なぜ尾張統一を目指したか

 桶狭間の戦いや長篠の戦いなど派手な活躍はよく知られていますが、意外に知られていないのが尾張統一の戦いです。そこに、その後の信長の萌芽を見ることができます。

第五章 本能寺の変の神話を暴く
第二節 『本能寺の変』神話の正体

 今までの定説の根拠がいかにいい加減なものであるか、そして、定説の元を作ったのが誰だったのかを白日の下に晒しました。

第六章 天下統一の先に求めたもの
 天下統一の先を見越して考えていた信長の「智者は未萌に見る」(未だ兆候の現れていないことを予測する)ことができたものを明らかにしました。実は、それが明智光秀謀反、すなわち本能寺の変へとつながっていったのです。

第七章 なぜ本能寺で討たれたのか
 「未萌に見る」ことのできた信長がなぜ光秀謀反を予測できなかったのか?その謎を余すところなく解明しました。

エピローグ 信長に何を学ぶか
 光秀謀反も信長・秀吉の唐入りもすべて彼らの個人的な感情や性格から生まれたものという従来のとらえ方では何も学ぶべきものは見付からないでしょう。「そうではない」からこそ学ぶべき大事なことがある、と気付いていただければ幸いです。

 それでは、『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』をお楽しみください。おそらく信長についてのイメージが一変するものと思います。
 >>> 『織田信長 四三三年目の真実』発売開始
 >>> 『織田信長 四三三年目の真実 信長脳を歴史捜査せよ!』読者書評
 >>> 「桶狭間の戦い」信長勝利の方程式が解けた!




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2 コメント

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Unknown ()
2015-08-04 06:54:53
p110、111のところで、譜代家臣以外からの謀反率の高さは驚きでした。長政と家康や義昭まで含めると、遠方に飛ばされた滝川一益以外全員かな・・・。久秀や村重が謀反したのは、信長の「狡兎死して走狗烹らる」の考えに気付いていたであろうという指摘が斬新だと思いました。韓非子的思考の勝ち残り戦に対して、エピローグp287で「長続きする平和を作るには別の考え方、仏教の利他の精神なのかも」という表現が締めくくりとしてすごく印象的でした。
返信する
韓非子 (明智憲三郎)
2015-10-11 10:22:35
 ありがとうございます。織田信長を1年間歴史捜査してきて、はっきり見えたのは覇者の論理は『韓非子』だということです。生き残る/勝ち残るための合理性を追求していくと『韓非子』に至る。秦の始皇帝も織田信長も。でも、彼らに持続性はなかった。それが自己利益を至上とする『韓非子』の思想の限界。果てしない利益追求には安定が訪れない。現代の新自由主義も正にこれ。
 一方、孫子は単なる戦争の勝利ではなく、国の「持続性」を求めて『孫子の兵法』を組み上げた。孫子の兵法に学んだビジネス戦略「ランチェスター戦略」は企業の利益ではなく「持続性」の高度化を至上命題としている。漢の高祖や徳川家康は韓非子ではなく、韓非子と激しく対立した儒学を国学として長期に持続する平和国家を築いた。
 現代の価値基準が経済利益至上に陥っているならば、家族・組織・企業・国・世界の持続性至上に基準を変えるべきではないでしょうか。福島原発事故や東芝不正経理など、如実な失敗例が多々あるように思います。
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