冷たい雨に打たれながらも、白梅や赤梅の花が咲いている。
この間まで年賀の挨拶をしていた思ったのだが、暦もはや一月の最後の週に突入した。
一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。
そのような諺もあるが冬から春へと、この時期は、月日も新幹線並みのスピードで駆け抜けて行く。
冬の間は、花を撮る機会がとんと少なく、マクロレンズが防湿庫の中で外へ出たいよとうるさかったかった。
気のせいか、窓に差し込むお日様の光も幾分力強さが出てきた。
これからは、春のキーを持つ梅の花が、爛漫の花畑のドアを開ける。
ちょっとうつむき加減の顔を上げたら、春が目の前で微笑んでいる。
冬ボタンも2月には、爆弾低気圧の接近で、雪をかぶるかもしれない。4月になれば春ボタンが咲く。