桜井神社は糸島市志摩にある。福岡市の中心部からだと高速を使えば30分ほどで着くことができる。
慶長十五年(1610)六月朔より二日の暁にかけて、大雷雨が起こり突如電光一閃のうちに岩戸神窟が開け、ご神霊が顕現された。
それから、様々な霊験あらたかなことが起こり、それを聞き及ばれた福岡藩二代目藩主黒田忠之公が、
寛永9年(1632)に現在の豪華絢爛なご社殿をご創建され
現在もその当時の姿を留め本殿・拝殿・楼門は福岡県の重要文化財に指定されている。(桜井神社HP参照)
この神社で毎年1月10日に、餅押し祭りが行われている。
厄除け招福を祈願し歴史をさかのぼれば、江戸時代より行われているという。
神社の存在は、わかっていたが何せ初めて見るお祭りなので、祭りの開始は8時だったのだが6時前には神社に着いた。
拝殿へ向かうと、地元の皆さんがお神酒とスルメ・コンブで接待をされていた。
お酒は飲めないので、スルメをいただいて拝殿へ参拝を済ませた。
この後、2時間近く神楽殿で炎を見ながら、じんわりと体を温め時間をやり過ごした。
7時過ぎると、一般の参加も可能な厄年を迎えた人たちによる餅まきが行われた。
祭りへのボルテージが上がるなか、まだ見ぬ祭りへの期待が高まっていった。
そして、締め込みひとつ身にまとった男たちが、掛け声とともに拝殿横の広場に入ってきた。
そして、餅押し祭りが始まった。