前日の胴結舞から寒中の禊ぎと、幾多の神事をへて若者たちは歩射祭の舞台へと向かった。
８人の射手が弓取りを行ったりする間に神殿では、八乙女（早乙女ではない）の舞があったりと見慣れない光景が繰り広げられた。
まぁ、動作は単純なんだが見ていると、厳粛な気持ちになってくるのは
歴史のある神社に佇んでいるからなんだろうが、射手の若者たちのきびきびした所作も初々しい。
儀式の最後に射手の若者たちが、神殿の前に座る長老の射手に駆け寄りひとこと言って扇子を渡していた。
射手の若者になんと言ったのと聞いたところ「だいぐうじちりょうさんおわらいなっせ」と話してくれた。
案内では、福笑いの始まりともいわれているらしい。
この後８人の射手が２０ｍほど離れた大的に、一人６本の矢を放つことになる
