おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2015筥崎宮玉せせりⅡ(玉を空へ突き上げ水神がそれを祝う)

2015年01月05日 06時30分57秒 | 日記

 

 

三社詣りの大勢の参拝客で、参道は長い列ができていた。毎年見るお正月の光景である。

いつものように、ポールポジションを確保するために

重いカメラバックと、玉せせりにしか使わない脚立を担ぎ比較的人通りが少ない

参道沿いの露店の裏通りをぬけ、拝殿の近くに脚立を据えた。

 

後ろに朱塗りの柵が迫っているので、他の見物客の迷惑も少ない。

脚立の下にシートを敷きカメラバッグを置き、カメラの調整をすませると読みかけの香納諒一の「血の冠」をとり出した。

場所柄を考えるとちょっとのためらいもあったが

2時間半の時間潰しには、他にやることもなく脚立に腰を下ろしてページをめくった。

 

玉せせりでは、触れればその年の幸運を招くといわれてている木製の重さ8kgの玉を競り合う。

 

玉を持つ手を誇らしげに突き上げる男たちの一瞬の表情、そこに勢い水が美しい放物線を描きながら頭上に舞う

この瞬間が絵にできればと思うが、これがなかなか

ナイスの男たちの表情の時には、いい形で勢い水は飛ばず

逆に形のよい放物線を描く勢い水が飛んでも、男たちは後姿ということがままある。

 

それでも、シャッターチャンスは、何時巡って来るかわからないので

日頃、使うことが少ないカメラの連写機能を使うと、なまってしまったシャッターが、いい加減にしろとぶつぶつと文句を言う。

ところが書き込みスピードについていけないメモリーが悲鳴を上げた。 

 

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