おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2015志賀海神社寒禊ぎⅠ(青年は厳冬の玄界灘にいざいざ進まん)

2015年01月20日 06時30分53秒 | 日記

  

 

歩射祭で射手を務める若者達は、胴結舞が終わると志賀島北端の勝馬の沖津宮に参拝をする。

 汐待ちの関係があって、昨年と一昨年勝馬に着いた時には神事が終わっていた。

今年は、それではと胴結舞が終わって中津宮がある海岸で待った。

 

潮汐時刻を調べると、この日、1時半過ぎが干潮だったので、

「おーい、好きやね・帰ったほうがいいよ」と、車のウインドウを叩いてしつこく叫ぶのをやり過ごし

寒風が吹きすさぶ玄界灘の荒波を見ながら3時間待った。

 

島に渡った若者たちは、寒冷の海に潜り神にささげるガラ藻といわれる海藻を探す。

リーダーの若者の許可が得られるまで、何度も潜って目的のガラ藻を探す。 

ガラ藻を手に入れると、岩場で頭上にかざし三度回る。

それから沖津宮に参拝を果たす。

 

ダウンを着こんでいるこちらは、寒くてシャッターを押す指先まで冷え込んでしまったのに

若さゆえなのか青年たちはいたって元気、しかし、受け継がれたしきたりはまだまだ試練を与える。