聖ミカエル教会のさらに奥
マイロニオ通りに面して
「聖アンナ教会」がある。
この教会は 14世紀初頭
リトアニア大公ヴィタウタス(在位1392-1430)が
妃のアンナのために建立したが、
当初は 木造で 1419年に焼失してしまった。
現在の教会は、1495~1500年に
建てられたゴシック様式の教会で、
33種類の異なった形の レンガが使われている。
透かし細工のような ゴシック独特の尖塔が天に向かい、
赤レンガ造りとマッチして炎が燃えるような
イメージで 躍動感あふれる外観は、
フランボワイアン(火焔式)ゴシック建築の傑作と称されている。
当時のヨーロッパでは
他に例がない建築になっている。
1812年ロシアに攻め上がるナポレオンが
ヴィリニュスに入城した際、
この教会を見て「我が手に収めて
フランスに持ち帰りたい」と語ったともいう。


※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます