温泉街の東南に 外湯「大湯」がある。
建屋は三層 唐破風の佇まい。
玄関脇には別称の「葵の湯」と
刻まれた碑が建ち ここも飲泉できる。
大湯は北条義政が浴室を設けたと
いわれる伝統ある外湯だが
作家吉川英治(1892-1962)の
「新平家物語」の中で
木曾義仲が愛妾葵御前とともに
大湯に入湯する場面があり
これから「木曾義仲が入浴した湯」
として「葵の湯」ともいわれている。
*「新・平家物語」1950-1957年まで「週刊朝日」に連載された。
現行版は吉川英治歴史時代文庫全16巻。新潮文庫全20巻
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