( 朝日新聞 1964/7/10 )
前回 小説家 三浦綾子 に続いて
小説家へのデビュー作
「氷点」について触れる。
1963年に朝日新聞による
大阪本社創刊85年
・東京本社75周年記念事業の
1000万円懸賞小説公募に
小説「氷点」を投稿し当選する。
作品「氷点」は
1964年12月から翌年11月にかけて
朝日新聞朝刊に連載された。
内容は 継母による継子いじめ
義理の兄妹間の恋愛感情など人間関係
加えて キリスト教の概念 “原罪” が
重要なテーマとして背景となっている。
つまり ”氷点” は
人間には 心が凍り付く瞬間がある
ことを表している。
1965年に朝日新聞社より出版され
71万部を売り上げている。
なお当時の1000万円は
現在の物価指数に換算すれば
4000万円に相当する。
(Web資料から)
“氷点”は 大ベストセラー
となり映画化されている。
映画「氷点」(1965年・大映)
監督:山本薩夫 脚本:水木洋子
配役:若尾文子(夏枝)大楠道代(陽子)
また ラジオ テレビでも放送されている。
なお テレビ番組 “笑点”
(1966年放送開始)の題名は
この氷点から付けたとも言われる。
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