あかない日記

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ラトビア・リガ 25 聖ヨハネ教会

2018-02-03 | バルト三国紀行

 

 

「ブレーメンの音楽隊」の斜め前に
「聖ヨハネ教会」がある。


ドミニコ修道院の礼拝堂として使われていた、
1297年に初めて文献に登場する教会です。


この教会には中世的なエピソードがある。

当時 生きた人間を壁に塗り込めば災いから
建物を守ることができるという信仰があり、
この教会でも二人の修道士が志願して幽閉され、
窓から通りかかる人から食料や水の施しを
受けられるようにしてあったが、
彼らの生命は長くは続かなかった。


しかし、当時の法王はこの行為を利己的と非難し、
彼らを聖人とは認めなかったため、
穴はふさがれ彼らの行いは
人々の記憶から消えてしまった。


19世紀半ばの教会修理の際、
この話を覚えていた人により空間が見つかり、

彼らの屍が実際に発見されたという。

今も外側に見られる十字架型の穴は、
後に彼らを記念して造られたもので
また 壁上部には、口を開いた
修道士の顔が二つある。(写真〇内)