路地を行くうち 壁に四角に囲んだ ”枠”
その中に 数字が順番に振られ
イラストも描かれている。
何だろうと思い ガイドに聞いたら
“選挙用ポスター” を貼るためにあるという。
なるほど「公正を表す秤」が描かれている。
納得!
日本のように 選挙のたびごとに
立て看板を設置するよりは
費用も掛からず 経済的な方法だ。
因みに 我々がモロッコに到着した日の2日前
モロッコでは 総選挙が実施されていた。
下院(395議席)の選挙が実施され
連立与党で ベンキラン首相率いる
イスラム穏健派の正義発展党(PJD)が
125議席を獲得し勝利し 第1党を維持した。
投票率は43%だったという。
モロッコでは
2011年の中東民主化運動
「アラブの春」の影響を受け
国王権限を縮小し議会権限を
強化する憲法改正が行われ
首相は下院の最大政党の議員から
任命されるようになったが
治安権限など多くの実権は
国王が握っているそうだ。