日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

2019年以降の記事はこちら➡︎https://9uni-49.blogspot.com

【遠征記2012】2012.3.1vsLGツインズ@春野(後編)

2012-03-03 00:03:13 | 遠征記2012
球場へはバスです。
デーゲーム観戦には10:25発に乗るしかないという過酷なダイヤ。
これを逃すと次は13時台。試合殆ど見れません。
安芸は球場前駅ってのがあるとか。
なんだよいいなあ、と思ってたら高知から100分の表記。うーむ。

バスは山道をどんどん登っていきます。
へー、こっちのICカードは「ですか」っていうのか。
ですかはおもちですか、って聞かれるのかな。
何を質問されてるんだか色々わからん。とりあえず餅ではないです。

20分近く乗ったのち、総合運動公園着。
バス停から球場まではゆるやかな坂道。
地方球場って大抵最後上り坂よね。
で、到着。



春野は初めてですが、のどかでいい球場。
へー、秋山や清原はここで汗を流していたのか、と感慨にふける。
春野キャンプ観覧経験のあるカメラマンからは
「春野は物凄くフェンスが低くて写真が撮りやすいっちゃ!」
と虎柄ビキニで自慢されていたのですが、



確かに低い。
最前列まで行くと、普通に選手の話声が聞こえます。

開始まで時間があったので、すこしフラフラ。



自販機が入り口手前に。通常料金と良心的。



わかりやすい売店がありました。



食券制&カウンター有。
メニューを覗くと、うどん350円で手打ちうどん400円。
どう違うんじゃい、と思いましたが、手打ちを食していた知人曰く
「普通のうどんでいいと思います」とのこと。



かしこまりました。


コンビニで調達したビールを呷りつつ開始を待つ。
スタメン発表、LGの二番はファースト・イビョンギュ。
おお、知ってる知ってる。今はファーストなんだあ。
・・・と思ってたら、三番はライト・イビョンギュ。

・・・分身?

どうやら漢字表記の違う同姓同名の模様。
斉藤和巳と斉藤一美みたいなもんか。ハングルは一緒でした。


二本目のビールを、焼き鯖寿司をつまみに開け始めたころ試合開始。

ライオンズ先発は大石。
前日の菊池が同じ相手に打たれただけに、なんとしても抑えたいところ。
のどかな球場内で、正念場を迎える男が一人。
これもプレシーズンマッチの醍醐味ですなあ。

その大石、立ち上がりは球が浮くも、徐々にエンジンがかかったかぴしゃりと抑えていく。
球速は140出てないし、見た目にも早くは感じないんだけどなー。
これが球のキレってやつなんでしょうかね。

一方のライオンズもゼロ行進。
相手の先発がいい。大石よりも現時点でいい投手じゃなかろうか。
コントロールもいいし、要所要所でズバッとくる。
若手は体制崩して見逃したらストライク、というシーンが多数見られました。

大石の唯一のピンチは4回。
先頭の二番イビョンギュ(二ビョンギュ)にツーベースを打たれ、
続く三番イビョンギュ(三ビョンギュ)にはセカンドへの内野安打。
無死一・三塁のピンチを迎えます。

ここはせめて1点に抑えておきたいところだなあ。
1点と2点じゃかなり評価が変わってくるぞ。
もちろん理想は三振取った後のゲッツー狙いだけど。狙って三振取れるかね。
つうかここでダブルスチールしたらラジオとかだと訳わかんねえな。
おっと一塁ランナーイビョンギュスタート!
キャッチャー二塁へ送球、それをみて三塁ランナーイビョンギュがホームへ!
・・・ネット速報とかで文字に起こされたらもっとわかんないね。

とか思ってたら、本当に三振→ゲッツーで無失点。
おお、やるじゃないかい。今日のピッチングもう一回オープン戦でやれたらわからんぞ。
大石も嬉しそうにはにかんでハイタッチしてました。


試合は淡々と進み、0-1で7回。
ここで途中からファーストについた上本がこの日初打席。
積極的に振っていき、右中間へのツーベース!
おー、初観戦で打ってくれるとは、これは縁起がいいわい。
結局相手の暴投ふたつで同点のホームイン。

お互い四球が少ないため、試合は本当にさくさく。
7回終了時点で、時計の針は14:20。


困ったなあ…。


別に貧打に嘆いているわけではない。
まあもちろん打ってくれた方がいいのだけれど。


次のバスが15:02なのだ。
そして、大体予想は付くかと思いますがその次は16時台。


終わるなら15時手前か、15時半くらいに終わってほしかったのだ。
試合終わってバス停向かったらちょうど出たばかり、が一番困るのだ。
なんとか早く終わるか、もしくはもつれて長引いてほしいのだが。


そんなことを願っていると、8回に登板したLGの投手がノーコン。
これでまず15:02乗車の可能性はほぼ消える。
それならいっそ9回裏までやるか、この回打ちまくって・・・
と願うも、星のタイムリーで勝ち越したけれど1点どまりでそそくさと終了。
9回は野上か。あんま願いたくないけど、グダグダならあるいは・・・

今年の野上っていいらしいですね。
ぴしゃりと抑えて15:00試合終了。
このやろー。


仕方なく、時間つぶしに選手の出待ち。
上本さんに声かけたら手をあげてくれたわ!私の、私だけのために!

・・・さてと。

それでも時間が余ったので、公園入り口近くの喫茶店で時間つぶし。
やっとのことで時間を合わせて着いたバス停には、すげー虫が多かった。


その後、高知駅で飯。
ちょっと高めの料理を予約してたら、個室に案内されたよ。



こういうときゲーフラ持参だとすんごい申し訳ない気分になります。
クエ鍋を食しました。美味。


慌ただしくも堪能した春野。
いい場所だったなー。来年めぼしいオープン戦が無ければまた来よう。
2012年応援初めには申し分ないスタートを切れました。ありがとう春野。


あー、始まっちゃったなー今年も!

【遠征記2012】2012.3.1vsLGツインズ@春野(前編)

2012-03-02 23:13:05 | 遠征記2012
3月。
だんだん春の気配を感じられるようになる季節。
球音も、南から少しずつ所沢にむかってくる、そんな季節。
そして、向かってくる球音を待ちきれない馬鹿達は、
自分から球音に会いに行ってしまう。
それが3月。

・・・オープン戦の最初が東京ドームってなんだよ。
色々事情もあるだろうけどさ、情緒とかあんだろうがボケぇ。
つーか沖縄だよ。行かせろよ沖縄!シーーーーサァァァァ!

とまあ発狂したオープン戦日程発表日。
ないなら仕方ないのですが、やっぱり応援初めは遠征にしたいのです。
体がそうなっちゃったんだから仕方が無いのです。
なんとかいい策がないかねえ、と思っていたら、
キャンプの仕上げに高知で練習試合をやるそうな。
仕方ない、これで手を打つか。行ったことないし春野。


そういうわけで2月28日。
新宿西口に私はおりました。毎度ご利用の夜行バスに乗るために。
閏日のある今年に28日発と一日早いのは、
大阪で舞台を元々見る予定だったから。
東京→大阪→春野→東京と、都合4日間の旅です。
移動は全て夜行バス。体力持つかねえ。もうおっさんだし。

翌日は舞台鑑賞ということもあり、じっくり寝ておきたいところ。
・・・が、このバスが史上最悪というレベルのハズレ。
まず、自分の席の上に荷物棚が無い。まあこれはいい。よくないけどまあ許せる。
荷物棚が無い原因である頭上のテレビ。
設置が甘いのか、移動中に振動するたび轟音を発するのは許せん。
そして使ってもいねえのにハウリングするマイク。電源切れよ。
結局殆ど眠れず大阪へ。

ほぼ不眠(前日は夜勤明け)という状況下での舞台。
静かな内容だし寝ちゃうんじゃねえかと思ってたんですが、
好きな物を目の前にするとアドレナリン出てなんとかなるもんですね。


舞台終了は15時半過ぎ。
大阪観光も特にせず、すぐに高知へ向かいます。
移動手段は高速バス・よさこい号。
北海道ローカルバラエティ「水曜どうでしょう」内で、
「基本3列なのに後列からいきなり4列シート」
という設計で番組内で愚痴の種となったバスですが、
問題無く3列のシートを利用できました。



しかも後ろが空席という高速バスでは理想の状態。
アドレナリンも切れて疲労困憊の自分には天国のよう。
もちろん思いっきりリクライニング。180度直前までいく倒れっぷり。
昨晩のヤツと同じカテゴリーの移動手段とは思えないよ!
発車後、運転手より「娯楽ビデオを放映します」とのアナウンス(もちろんハウリなし)。
「娯楽ビデオ」という響きにエロを期待するも、流れたのは釣りバカ日誌18でガッカリ。
まあ確かに若干のエロ描写はあるけれどもだ。
疲労と快適さがあいまって、結局合体シーンも見れずに夢の中へ。
スーさんの認知症はどうなったんだろ。
目覚めたら満面の笑みで魚釣ってエンディング迎えてたけど。

約4時間の移動の末、高知に到着。
ホテルにチェックインして荷物を預けたのち、夕食へ。
近くのお店でベタに鰹やウツボのタタキを頂戴しました。


鰹の塩タタキとウツボさん


ウツボさんたたかれる

塩タタキってあんま馴染み無かったんですが、旨いっすね。
タレよりもこっちのほうが好きかも。


翌3月1日。
天気は曇天模様。
週間予報はちょっと不安だったんですが、どうやら夜までは持ちそう。
ここで中止だったらまーた雨男とか言われるからね。

朝食をとりに、ホテル近くのひろめ市場へ。
道中の高校では卒業式の準備が。もうそんな時期なんですなー。



ひろめ市場は、色んな店が軒を連ね、
買った物をそのまま構内で食べることができるという、
地方には結構多いシステムの施設。
鰹のタタキなどの名物もきちんと抑えられるし、
アルコールも各店揃えているので、夜をここで、というのもありかも。
まだ全ての店が開店しているわけではなく静かな市場内で、
朝から生モノもなー、と思いさぬきうどんをチョイス。味は普通。



腹ごしらえをすませたあと、開いているお店をぷらぷら。
試合中用に芋けんぴと鯖の焼き寿司を、あとドリンク類が安かったのであわせて購入。
これで準備万端。いよいよ今季初観戦に向かいます。
長くなってきたので分割。