あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館④

2012-02-06 02:21:58 | イベント・ライブレポ
※③の続きです。

Because
正直、ボーカルがじゅりじゃないんで、わりとサラリと流して聴いてしまっていたと思いますが(オイオイ)、
時おりキーボードの流麗なタッチにふと意識が行って、「あら素敵」と引き込まれる瞬間がありました。
武道館でもいつも通り、温かい歌声の素敵なタローさんでしたね。
その声に寄り添うように、体を揺らしながら控えめなコーラスを添えるじゅり。
お客さんも皆、裏拍手拍子をしながらスイングして、会場がほんわかした雰囲気に包まれました。
この和み感はやはりタローさんのお人柄かなと思ったりして。
歌い終わった後も「タロー!」「タロー!」とあちこちから声が上がり、
ステージと客席がぐっと近づくような感覚があって良かったです。



さて、普通でいくと、次はじゅりの「サティスファクション」なんですが、
ここでマイクを持ったじゅりは、歌ではなくトークを始めたんです。

精神的にも肉体的にも非常に落ち込んだ状況を乗り越えて、
シローが、今日は来てくれました。


というトークの途中から起きた会場のざわめきは、すぐ悲鳴、歓声に変わって
じゅりの声さえもかき消されんばかりでしたね。
後方席の方には、舞台袖から出てくるシローの様子が良く見えていたみたいで
皆身を乗り出して、一点にグワーッと熱い視線を注いでいるじゃないですか。
やっぱりおいしいゾ後方席!
程なく、サリーに付き添われ・・・というかほとんど支えられながら出てきたシローは
相当弱っているように見えましたが、それでも車椅子ではなく自分の足で歩いての登場。
・・・彼は確かに、武道館のステージをその足で歩いていました。
もう、そのことだけで感涙。
その姿に、悲鳴と、それを上回るほどの大きな拍手の渦が会場に巻き起こりましたわ。

岸部シローです。

としかし、じゅりがシローを紹介し再びトークを開始すると、客席はサッと静まりかえりました。

もう、ずいぶん前に一度練習をしたりしてはいたんですが、
どうにか、ここまできてくれるという、気力が戻ってきてくれました。


と、シローと、そのすぐ傍に寄り添ったじゅりとのやり取り、すべてではないけれど
日にちが経った今もかなり印象に残っていて、まるで映画のシーンのように
頭の中で再生しては胸に感動が蘇ってきます。

J「シロー。1曲、いきまっせ。」
S「歌えるかな?」

(うんうん、と優しくうなずくじゅり。)
S「1曲といわず・・・2曲、と言いたいところですが・・・1曲。」
(飄々としたシロー節に和やかな笑いが起こる)

でもやはり久々の大舞台に不安そうなシロー。
S「まともに歌えるかどうか・・・」
J「・・・歌えるよ。」


というようなやり取りの後、シローがじゅりに向けてとも、客席に向けてともなく
S「練習したけど、出ないんですよ。」
と言ったんですが、それに応えてじゅりが言った、
J「出てた出てた。大丈夫。」
という声が、あまりに優しすぎてアテクシ、ものすごく切なくなってしまいました。
そして、シローがただ一度、声を振り絞るようにして力強い声で言ったひと言、

今日このステージに立てたのは全部ジュリーのおかげです。
ありがとう!!


アテクシはこの言葉を聞いた時、じゅりがこの日を迎えるために払ってきた、
それはそれは長い期間にわたる沢山の労力や、このステージに至るまでの紆余曲折、
そして何があっても貫き通してきた強い信念を思い、
そして、そんなじゅりを、シローはちゃんと解ってくれているという確信がここに重なって、
もうただ嬉しくて、涙が止まりませんでした。


若葉のころ
登場の時点ではあまりの弱弱しい雰囲気に、まさか歌うとは思ってなかったのですが、
シローはいざ歌いだすと、最初こそ緊張気味にテンポをさぐるようなところもありましたが、
まるで無垢な少年のような、柔らかく美しいハイトーンの声で、本当に驚きました。
曲の終盤に伴奏が消えアカペラになったところなど、神々しささえ感じる澄んだ美声で
圧巻というしかありませんでしたわ。
そこにいるのは、バラエティ番組でぼやいている岸部シローではなく、
まぎれも無く「タイガースのシロー」でした。本当にとっても素敵だった。
感動して、手が千切れそうなぐらい拍手をしましたわ。



歌い終わった後はホッとしたのかシロー、だいぶ口が滑らかになっていましたね。

じつは、この話を初めに聞いたのは1ヶ月ぐらい前で、
とてもじゃないけど歌えないと・・・(モゴモゴモゴ)・・・・
でもジュリーが「歌いたかったら1曲歌っていいんだよ」と言ってくれた。
それに歌えなくても、シローにはトークもあるじゃないか、って。


と今日までの経緯を話してくれました。
その後のトークで、

僕泣き虫なんですよ~
泣いてしまったら喋れないんで・・・・


などと弱弱しく言うシローに対して、客席から沢山の激励の掛け声がおこり、
その中の「頑張って~まだまだいける!」という声に、
「・・・どこがいけるの?」
なんて返す一幕もありました。

この後のショーの方がずっといけるよ。
僕リハーサルずっと聴いとったけど、ホンマに迫力あるね。
僕は点数には(?)厳しいからね。
(↑音楽には一寡言ある、というほどの意味だと解釈しましたが・・・良いかしら?)
この後もまだすごいことが起こりますが、恐ろしくて逃げ出さないで下さい。

・・・・まあ、こんぐらいで。


と最後までシロー節を披露し、サリーに付き添われて退場したんですが、
退場のときに、シローの腕を取ったサリーに「誰?」なんて言って、
「兄や、兄」とサリーが返すという、本気とも冗談ともつかないシーンがあって、
ちょっと笑っちゃいながらも、シローの体調のことを思うとせつなくもあり、
沢山の感情がない交ぜになって、まさに感無量!!!でした。


※⑤に続く。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ううっ (wine)
2012-02-06 14:13:46
泣ける…泣けるわぁ

お留守番組でしたが、まるで自分の目で見ているようで、PC画面が滲みます。
NHK、3月放送?ってどこかで書いてましたが、ハンカチ必携ですね!
いや…タオルの方がいいかも。

続き、お待ちしております~
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感動が蘇ります(*^_^*) (ミルクティ)
2012-02-06 18:57:39
本当に 素敵なシーンでしたね~ シローが歌い出したとたん、たくさんの人がそうだったように 涙がこみ上げて来て、ハンカチをガザゴソ捜し始めた私でした。本当に澄んだ声で 心に染み入りました。
歩くのも やっとという感じでしたが…その後の ミヤネヤの収録では ゆっくりでしたが ちゃんと歩いてました。ぎんさんの娘さん達に会いに行き 元気の秘訣を教えてもらうという目的でしたが シローがお土産に持ってった おはぎが美味しそうで…どこのだろ?と気になりました。
あいらさん、続き 楽しみにしてます('-^*)/
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Unknown (f)
2012-02-06 21:50:55
私も気が付けば涙と鼻水でぐしょぐしょになっていました。じゅりーの「出てた出てた」と「大丈夫や」のやさしい声音が耳から離れません。はやく放送が見たいです。
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また涙が。。。 (Sakura)
2012-02-08 11:42:20
シロー登場は、武道館コンサートの山場でしたね。
もう2週間経ちましたが、今でも思い出すとウルウルです

ジュリーの優しさと温かさ、人間としての大きさが
その時の言葉から、仕草から、まなざしから感じられ、
ますます好きになってしまいました

続きを楽しみにしています


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週刊誌を読んでも泣けます。 (じゅりりん)
2012-02-11 21:38:58
あいら様、こんばんは♪
睡眠時間は確保出来てますか?
コメするとプレッシャーになるんじゃ?と心配しつつ我慢できずに書いてます。さっき書いてたら、もう少しのところで主人に消されて、大喧嘩したとこです。

今度やったら出ていけ~~~

これは私のセリフです(&クッションで殴打、笑)。

読んで泣けるんですもの、その場では大号泣ものですね。あの日の雪も熱気で解けるってもんですよ。私もようやく「お茶会」に呼ばれたので、今年こそ「ゴーバンっ♪」デビューしたいです。
・・・神様どうか浮きませんように・・・

女性セブンが職場附近の本屋コンビニ完売で、本屋さんが「今回は何故か当日完売したの、ごめんね」とのこと。
きっと「じゅり」いや「虎」ですよね。
最悪行きつけの美容室に「月末行くからセブン取っといて」コールするとこでした。

今日のBS NHK昭和の歌人たち「作家阿久悠~」観ましたか?
出演者が由紀さおりさん、五木ひろしさん、狙い撃ちリンダさん・・・「じゅり」と同時期だし阿久さんだし、映像出るかなぁ。

アナ:ここからは映画のシーンのような云々・・・沢田研二さんの「勝ってにしやがれ」もしかしたら、もしかして、映像でるの?・・・

歌っていただくのは「ル・ベルベット(うる覚え)」のみなさんですっ

青年合唱団かよっ、壁塗りは?
主旋律おかしくねっ?
ちゃんと練習せぇっ!

一人毒を吐きまくる私

やっぱり「じゅりソン」は「じゅり」じゃないとねっ、トイレで「じゅり(パルコじゅり増殖しました)」と見つめあいながら頬を染めています。ぽっ・・・お尻から風邪ひきそうですが。
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wine様 (あいら)
2012-02-26 23:56:51
この度は、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございませんでした。

シローの登場まではあるかもと思っていましたが、まさか歌うとは思っていなかったので
あの歌声を聴いたときは本当に驚き&感動でしたよ~。
様々な事情で当日武道館に来られなかった方々のためにも、
NHK放送ではたっぷり放送して欲しいですね!
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ミルクティ様 (あいら)
2012-02-26 23:57:43
このたびはお返事がすっかり遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
シローの歌声は、仮に健康状態のことが全く無かったとしても驚くぐらいに、
少年のように澄んだ声で、本当に大感激でした。
きっと沢山の方が、ミルクティさんのようにハンカチゴソゴソ・モードだったのではと思いますわ。
ミヤネさんの番組は、取り上げ方がビミョーだったりはしますが、
シローの様子がわかる貴重なソースでもありますね。
じゅりの念願である「近い将来」のためにも、シローの健康状態の改善を願わずにいられません。
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f様 (あいら)
2012-02-26 23:58:39
今さらのお返事でゴメンナサイですが・・・・
本当に、シローをいたわりながら話しかけるじゅりの声の、優しいことと言ったらなかったですよね。
今までに聞いたじゅりの声の中で、一番優しい声だったかも。
今思い出してもうるうるきちゃいます。

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Sakura様 (あいら)
2012-02-26 23:59:28
仰るとおり、シローの登場は、まさに武道館コンサート最大の山場でしたね!
あの瞬間、後期タイガースのフルメンバーがステージに揃ったわけで、
それだけでも感動的でしたのに、シローの口からじゅりへの「ありがとう」が聞けて
アテクシはすごく嬉しかったですわ。
きっとじゅりの誠意というか真心が伝わって、それがシローの心を後押ししたんだと
そんなふうに思えるんです。
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じゅりりん様 (あいら)
2012-02-27 00:02:11
お返事が大変遅くなってしまって申し訳ございませんでした。
なんとか武道館レポを書き終え、皆様のコメントをじっくり読ませていただいてます~

それにしても、女性セブンが当日完売だなんて、そんなことあるんですね。
タイガース効果恐るべし!
やはり時代を築いた伝説のグループなんですね。

>私もようやく「お茶会」に呼ばれたので、

とおっしゃるのは、澤会(=茶話会)に加入、って事でしょうか?

「ル・ベルベット」って何すか、それは~(笑)
合唱団で勝手にしやがれって、想像つかないわw
じゅりの曲は他の人が歌っても、なかなか「これならOK」ってのは少ないですよね。
さらっと歌ってるように見えて、実は超音域広かったり、難しいのがじゅり曲ですもの。

ところで・・・・
トイレにパルコじゅりって・・・・・勇者ですね~!
アテクシだったら・・・・いやーん無理っ。
緊張しちゃってパ○ツ脱げないわ~~~です。
(お下品ですみません)
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