あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

シーサイド・バウンド

2009-07-31 16:51:41 | TGシングルレビュー

A:シーサイド・バウンド
作詞:橋本淳/作曲:すぎやまこういち/編曲:すぎやまこういち
B:星のプリンス
作詞:橋本淳/作曲:すぎやまこういち/編曲:すぎやまこういち
(1967年5月5日発売)


【シーサイド・バウンド】
シングル第2弾。タイガースの人気を急上昇させたという出世ソングを取り上げてみたいと思います。

この曲といえば、映画『世界はボクらを待っている』の宇宙船のシーンもいいですよね!
初めて見た「参加型」映画でした(笑)
かわいい虎じゅりに「映画館の皆さんもご一緒に!ゴーバン!」って言われて、思わずアテクシも
ゴーバン!・・・・・・はやってませんが。(新宿シネマートでは誰もやってませんでした。)

この曲名を目にして当然湧き上がってくる疑問ですけど~「バウンド」って何ぞや??
浅ーく調べてみたところ、60年代に「ニュー・リズム」なるもの流行し、いろんな新しいリズムが
作られていたそうなんですが・・・・うーん、よく解りませんすぎやま先生に詳しく伺ってみたい所です。

あ、話逸れますけど、アテクシ、昔すぎやまこういち先生の曲を演奏したことありましてよ!
その曲名は・・・ずばり「○ラゴン○エスト シンフォニー」。(←伏せてもわかるっつうの
ドラクエの音楽の世界は深いのです!世の中にはいろんなマニアックな集まりがありまして・・・
オケオタ且つゲームオタ(かなり高確率でかぶる)が集って奏でるすぎやまサウンドの世界。
あなたも一度いかがですか?


・・・・って話を戻しまして。


実はこの曲についてはあんまり言うことないんですけど、まあ、最初からいってみます。
♪踊りに行こうよ 青い海のもとへ♪
パーカッションが印象的で南国風の陽気なサウンド。
リードボーカル以外ですと、とにかくバリトンの声が目立ちまくってます。
♪シーサイド バウンド ゴー バウンド♪
と、キメのフレーズはハイトーンのトッポの声が大きいです。
・・・・バランス的にはもう少し控えめでもいい気がします。
♪ラーラーラーララ ララララー♪
単調になってしまいそうな部分でも、テンツクテンツク鳴ってるパーッカションが明るく軽快で
イイ感じかと。
しかしこの曲、叫び声が多いです。

うお~
あるるるるるるぅ~
イエイエイエイエイエイ!
フォー
う~ほいほい!
ヘイヘイ ワンモアタイム!
へいもう一丁!


・・・・その他もろもろ、かなり叫んでます。

ところで、シングルのジャケの中にこんな紙が入っていました。

バウンドのステップの踏み方が紹介されてます。
当時お持ちだった方には懐かしいのでは?
説明文をちょっと見てみますと・・・・

●手は常にマリをつく要領でーーー。
●はづむ(バウンド)ようにーーー。
●A,B,Cの型を適当に組み合わせてーーー。

とかかかれておりますが・・・「はづむ」ってところにややウケでした!
ちなみに、この不肖あいら、ダンナが子どもを風呂に入れてる隙にやってみました。
「バウンド」を会得せずして、タイガースを語るなかれ!!
ステップA,Bはマスターした・・はず。でもCは出来ない!
皆さんこの説明でホントに出来たんですか~~?
尚、けっこう息が上がります。歌いながらやるのは大変だと思いますわー。
・・・・あ、単にトシだからっすか?そりゃシツレイしました~



【星のプリンス】
星のプリンスという題名は、やっぱりじゅりがボーカルだったから生まれたのでしょうか~
あまりにピッタリなんで、じゅりの存在があって、この曲のコンセプトが生まれたんじゃないか
と思ってしまいますよね。
何を隠そう(隠してないけど)、A面よりコッチが好きです。
バンド的には断然A面なんでしょうけど・・・

イントロから、タンバリンのリズムに乗せてバイオリンの音色がメルヘンでステキ。
♪星がステキな 夜だから♪
Aメロ前半はバンドの控えめな音のみでヴォーカルを引き立たせ、
♪遠い国から とんできた♪
Aメロ後半は、バイオリンはグリッサンドで伴奏にアクセントをつけています。
♪僕にかくれて逢っている♪
Bメロからはコーラスの厚みがましてガゼン盛り上がり、♪踊っている~う~う~♪のあとは
「駆け上がり」で曲をクライマックスに導いております。
さらにBメロのあと、サビ前A'メロのバイオリン、今度は分散和音をピチカートで奏で、
後半アルコ(弓弾きに戻る)からはスラーで滑らかな音。

バイオリンだけで多様な表現が盛り込まれているので、聴いていて楽しいことこの上なし!

じゅりが王子様だったからだけではありませんわ~。楽曲の質も素晴しい、まさに乙女の決定版!!
と言えましょう。B面だなんてもったいない

尚、間奏はギターソロ、この頃はトッポですかー。技術的なことは解りませんが、この演奏を聴く限り、
若者にしては渋い、円熟味のあるプレイいう印象です。♪みよん♪って音がなんかツボ。

ところで、曲の最後は

星~のプリ~ンス星~のプリ~ンス
星のプリ~ンス~~♪


と「星のプリンス」×3回なんですが、歌詞カードには2回に省略されていて、まあ、それはたいした
ことじゃないんですけど、アテクシの手元のジャケ、足りない分の1回を、手書きで「星のプリンス」
って書き込んであるんです・・・
おおもとの持ち主さんが書いたであろうこの文字、インクの色合いから言って、相当年季が入っている
と思われます。(購入は中古屋さんのやってるオク経由でした)


万一「その書き込み私~~」なんて方がいらしたら、教えて下さいね!
・・・・・レコードは返さないですけど(笑)