セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

モンブランを一緒にと・・。

2014-07-19 | セカンドライフ
  雨が降るのか降らないのか?中途半端で、でも降らなかった。3時過ぎになって急いで雑草を取りに出た。
件のババちゃん(同じ階の)は一人でいるのが淋しいと、大抵外に出ている。私が出て行くと「蚊に刺されるから気を付けてね」と気遣ってくれる。しかし10分も経つと「もう夕方だから部屋に上がろう」と言って来る。「はい分かりました」と私は粘れるだけ粘って作業をしている。
それでも1時間位草を取って、ミニトマトをもいだので「洗って上げるから家で食べましょう」と促すと、喜んで我が家に上がった。しかしキョロキョロして不安らしい。「美味しいモンブランも食べましょう」とテーブルに置くと、嬉しいね~美味しそうだね~と喜んでいたのに「やっぱり家が好きだから」と言いだした。どうも不安が先に立って落着かないらしい。お皿に乗せたモンブランも結局袋に入れて、送って行った。

                    
可哀そうにゆっくり出来ないらしい。大勢の家族を喜んで世話をしていたので、誰も帰って来ないのが淋しくて仕方が無いって。とてもよく分かる気がする。それでも徘徊などをしないで、住宅の周りに居て呉れるので安心している。「ババちゃん、明日は大掃除よ!その後お弁当も出るから、顔を出してね」と言うと「はい、分かりました」と言っている。元々の性格が素直でおとなしいせいか、今の状態になっても素直なので良かった。
内心は、あんなに良い人だったのに淋しい淋しいと言うのがお気の毒。住宅の知り合いには「ババちゃんを見かけたら、挨拶だけでなく会話をしてね」と頼んである。皆心得ている様で協力的なので、有難いことだ。皆だって以前は親切にして頂いた人ばかりだもの。気にかけて呉れてホッとした。

何年か経てば皆同じなんだから、宜しくと依頼してい居る。何か事故が有ったらいけないもの。
事故だけは起こさせたくない。