講義が難解で窓の外に逃げ出したくなりました
武家政権の成立~鎌倉時代を考える~7/1
講師 本郷 恵子(ホンゴウケイコ)氏
東京大学 史科教授 専門分野 日本中世史
◆ 二つの王権
◦鎌倉時代後期の公家社会
■後嵯峨院政
承久の乱後の体制:四条天皇・九条道家━鎌倉幕府 公家の協調体制
公正な人事・訴訟の迅速な処理━徳政
1242年 四条天皇崩御→幕府の主導により、御嵯峨天皇践祚
1246年 後嵯峨譲位→後深草天皇(持明院統)
後嵯峨院政の開始 院評定制の整備
院の主導による裁判・政務手続きの合理化
1259年 後深草譲位→亀山天皇(大覚寺統)兄→弟
1268年 亀山皇子世仁親王を皇太子とする
1272年 後深草院崩御
1274年 亀山譲位→後宇多天皇 ※短い期間で天皇を争い変わる
■両統迭立
持明院統×大覚寺統 政権の主宰者=治天の君
治天の君の地位をめぐって両統が競合→幕府に自派の優越を主張
「競馬のごとし」(賀茂神社クラベウマ) 当事者能力を失う
熾烈な争いを展開する一方で、公家社会全体が家族的に纏まって行く傾向
1317年 文保の和談
「両御流の皇統断絶すべからざるのうえは、後和談ありて、使節の往返を止めらるべし」
(「花園天皇宸記」より)
■当時の天皇
白河天皇 (1053~1129)
後白河天皇(1127~1192)
後鳥羽天皇(1180~1239)
後嵯峨天皇(1220~1272)
花園天皇 (1297~1348)
後醍醐天皇(1288~1339)
武家政権の成立~鎌倉時代を考える~7/1
講師 本郷 恵子(ホンゴウケイコ)氏
東京大学 史科教授 専門分野 日本中世史
◆ 二つの王権
◦鎌倉時代後期の公家社会
■後嵯峨院政
承久の乱後の体制:四条天皇・九条道家━鎌倉幕府 公家の協調体制
公正な人事・訴訟の迅速な処理━徳政
1242年 四条天皇崩御→幕府の主導により、御嵯峨天皇践祚
1246年 後嵯峨譲位→後深草天皇(持明院統)
後嵯峨院政の開始 院評定制の整備
院の主導による裁判・政務手続きの合理化
1259年 後深草譲位→亀山天皇(大覚寺統)兄→弟
1268年 亀山皇子世仁親王を皇太子とする
1272年 後深草院崩御
1274年 亀山譲位→後宇多天皇 ※短い期間で天皇を争い変わる
■両統迭立
持明院統×大覚寺統 政権の主宰者=治天の君
治天の君の地位をめぐって両統が競合→幕府に自派の優越を主張
「競馬のごとし」(賀茂神社クラベウマ) 当事者能力を失う
熾烈な争いを展開する一方で、公家社会全体が家族的に纏まって行く傾向
1317年 文保の和談
「両御流の皇統断絶すべからざるのうえは、後和談ありて、使節の往返を止めらるべし」
(「花園天皇宸記」より)
■当時の天皇
白河天皇 (1053~1129)
後白河天皇(1127~1192)
後鳥羽天皇(1180~1239)
後嵯峨天皇(1220~1272)
花園天皇 (1297~1348)
後醍醐天皇(1288~1339)