セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

長い手紙

2009-02-10 | セカンドライフ
気温11度北風快晴。風が少しある分体感温度は8度位に感じる。

岩手県奥州市に住む40年前の友から長い手紙。
彼女は東北人らしく寡黙で芯のしっかりした我慢強い女性だった。

Gちゃんは面倒見も良く私の弁当を半年位作ってくれた。
私が大変だから「人の分まで作らなくていいよ、何のお礼も出来ないし・・・」
と断ると「1つも2つも手間は一緒よ」なんて笑顔で続けて呉れた。

地方から上京した仲間達は皆貧しかった。
古い木造アパートに住みトイレ・台所は共用。
お風呂は当然銭湯・・・ハイハイ♪神田川♪の世界そのもの。

今では銭湯も殆ど消え大抵の独身女性もバストイレ付ワンルームに
当たり前のように住む。優雅です。
昔の話をしても興味を示さない程に…

Gちゃんの手紙は几帳面で整った綺麗な文字でびっしり現在の生活が
書かれたものである。
ご主人とGちゃんの僅かな年金でやりくり生活をしている。
堅実なGちゃんの事、うまくやりくりして居る様子が察しられる。

最後迄一文字も乱れずしっかりとした筆圧で書いてある。
近年こんな便りを頂いたことが無く何故か感激し目が潤んで来る。

20歳の頃のGチャン、文字も性格も全く変わりない。

お互いに健やかで良い歳を重ねましょう・・・と結んである。
無口でも彼女の愛情を深く感じる長い手紙だった。

Gちゃんはメールなどと言うものから遠い遠い世界で生活している。
私も横着しないでたまには丁寧に手紙をしたためよう・・・・