セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

僧侶の修行

2008-12-17 | セカンドライフ
出かける時と帰宅するする時と同じ冷たい雨が降り続いていた。
まるで一日雨の中にいた様な・・・・寒いー。

Mちゃんは熊本に嫁いで30年。言葉も○○ばってん、○○たい
全て方言で会話は終始する。
「Mちゃん一寸待って今の言葉分からないー」度々のストップに
彼女も嬉しそうに大笑いしながら説明してくれる。
私は笑っている場合じゃ無く彼女との会話に喰い付いている。

彼女は実家(お寺)の甥っ子さんがお坊さんの100日修行をして
いるので見舞いに来たと言う。
甥っ子さんは24歳五つの段階で行う修行のうち初めて修行。
今回は"水行"に入っている。

一日7回裸体で水を浴びるとか。じゃ100日なら700回となる。
「Mちゃんこの寒いのに2月迄かわいそうよね」
「修行だもの当り前よー」事もなげに云う。

久しぶりに面会した彼は丸い頬が削げ、げっそりした顔をしてたと。
抱きしめてあげたかったとMちゃん。
それでも「大丈夫?」と聞く彼女に力強い声で「頑張ります」と。
安心した顔で私に伝える。

何だか自分自身が弱っちー人間に感じられた。しかし
「若いうちは何にでも耐えられる。日本中の若者が皆経験すべきよ」
なんて、口から出る言葉はあくまでも強気。

熊本・八代でお寺の奥様として朝5時に起きて1日を始めるⅯちゃんも
逞しく頑張ってね。と結んだ。