セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

ラッパ吹きの豆腐屋さん

2008-10-11 | セカンドライフ
10時過ぎ「プープー」と懐かしいラッパの音が近付いて来た。
果たして豆腐屋さんだった。

小さなリヤカーを自転車に付けて朝作りたての豆腐を売りに来た。

小さい頃南房総の実家に過ごした私は早朝何時もこの音に耳慣れて
お鍋と10円玉?持って買いに走った。

そして40年前都内に生活するようになってやはり近隣には
8件位有った豆腐屋さんはそれぞれほんの少し味の違う豆腐を
リヤカーに乗せラッパや鐘など鳴らしながら売りに来ていた。

だいたいお得意さんが決まっていたので近くまで来ると
鳴り物を鳴らして合図をするのである。
大抵はおじいさんが売り歩いていた。

今や近くの商店街は開発や人の流れが変わり1件しか見当たらない。
コンビニは増えているがこうした個人商店(肉屋、八百屋、米屋、おかし屋、お風呂屋等)が
衰退して行くのは近隣住民として忍びない。

何故か食生活も内容が低下していくように思える。
JR駅に近く便利と言われて居る我が家でさえ買物は
大型スーパーまで行く様になり寂しさと不便を感じている。

かつての商店街を歩く人々はどこに行ってしまったのか。
一度壊された商店街は車が往来し元の姿はもう無い。

どの店も顔見知りで子供共々挨拶をしていた(._.)