５連勝を懸けた阪神＆楽天、結果は対称的に…

今日は勝てば共に５連勝となっていた両チームの試合…って分かりますよね？
そう、阪神と楽天です。

では…阪神は簡潔に（笑）
６回表、ツーアウト１・２塁で鳥谷が三振した瞬間、態勢は決したと思ったので。

まぁ、とにもかくにも今岡が打たないと点は取れない。
今日もチャンスで２度凡退。これじゃ大量点なんて望めませんわな。

それより気になったのは、６回裏、広島の５点目の場面。
ハシケンの引っ掛かったチェンジアップを、矢野がミットだけで捕りに行って後ろに逸らした。
今シーズンの矢野はやけにミットだけで捕りに行って逸らすというシーンが目立つ。何なんやろうか？
まぁ５月ですから、あんまり今からムチくれて走る必要も無いからね。
徐々に返して行きましょうや。

ということで、途中から見ていた日ハム―楽天戦を。
日ハムの先発はグリン、楽天の先発は田中君。

丁度見始めた５回表。
先頭の牧田がライト前ヒットで出塁。渡辺が送ってワンアウト２塁。
そして２番の高須が左中間に落ちるタイムリーヒットで２点目を取った。

田中君は２回以外、毎回ランナーを出す苦しいピッチング。
ピンチを上手く切り抜けて無失点で耐えていたが、７回裏、先頭の田中幸雄に抜けたスライダーをレフトスタンドへ運ばれた。
１失点。１１０球を超えて、続く陽に対してもスライダーが抜ける。
こりゃこの回で交代やろう、と思っていたら、森本を抑えたところで渡辺にピッチャーを代えた。
渡辺は田中賢介にセンターオーバーのツーベースヒットを打たれたが、稲葉をサードゴロに抑えてピンチを脱出。

しかし８回裏、３番手で登板した松本が誤算やった。
高橋信二にフォアボールを与えると、続く金子にライト前ヒットを打たれて、ワンアウト２・３塁のピンチ。
坪井を迎えたところで、ピッチャーを有銘に代えた。
日ハムもここで代打小谷野を使う。小谷野は初球をライトに犠牲フライ。
セカンドランナーの金子が挟まれる間に、サードランナー・代走紺田が生還して同点。
これで田中君の勝利投手の権利は消滅。

ここから一進一退の攻防となり、延長１２回へ。
１２回表、先頭の山崎がフォアボール。当然代走には塩川。
続くリックはバントの構え。１－２からの４球目、スライダーが高めに浮いてボール。
しかしここで、塩川が盗塁。セーフとなり２塁へ。
リックはバントをしたが、エラーとなりノーアウト１・３塁。
そしてウィットがセンターに犠牲フライを放ち、ノーヒットで１点を勝ち越し。

その裏を抑えの福盛が凌いで、楽天は球団史上初の５連勝となった。

田中君はかなりコントロールに苦しんでいたように思ったが、生命線のスライダーでピンチを凌いでいた。
７回に打たれてしまったが、内容的には１失点で切り抜けたのだから、先発の役目は果たしている。

楽天はヒットこそ４本だが、実に得点の取り方が効率良い。
こういう野球が今年はしっかり出来ている。少なくとも５月１勝しかしていないどっかの球団よりは上に間違いなく行く。
阪神もこういう野球をしたらええと思うのだが…。まぁ無理やな、どんでん（笑）