カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

ローカル・ヒーロー

2008年01月30日 10時07分27秒 | カリフォルニア生活
その日のうちに書かないと、熱意は覚めてしまうもので、U.S.チャンピオンシップの男子シングルについて書こうかなと思っていたのですが、面倒になってきた(笑)。ざっと簡単に。

テレビの放送を見た時点でもう結果を知っていたので、ライサチェックが演技を始めたときは、きっとすごくいい内容なんだろうなと思っていたんです。ところがジャンプがことごとく不安定で、へー、これで優勝?!とびっくり。さてはジョニー・ウェアは転倒したんだな、と思いながら、最終滑走だったジョニーの演技を見守ったわけですが・・・最後まで転倒なんかせず、どれもいいジャンプで、狐につままれたような気持ちに。な、な、なんでこれでライセチェックのほうが優勝? 自分の勝ちを確信して涙を流すジョニーを見ていられませんでしたよ。得点が発表になった瞬間のジョニーとコーチの「はっ?!」という心底呆然としている表情がなんとも痛々しかったです。インタでジョニーは、「得点表で自分の名前が二位のところにあって、得点欄がダッシュになっているのが、どういうことなのか理解できなかった。」と言っていましたね。フィギュアは、この採点の不可解さがあるから、もやもやしちゃいますよね。

全然話は変わりますが、夫が上司のアメリカ人から、今度スーパーボールをテレビで見ながらパーティーをやるから来ないか?と誘われたのだそうです。「どう、行く?」と聞かれましたが、私は丁重にお断りをしました。たぶん夫と息子が行くことになるでしょう。だってアメフトって一つもルールを知らないから、見ても全然面白くないんですもん。それにいつの週末のことだか知りませんが、毎週日曜日の8時から10時はラジオとテキストでサッカーの試合をチェックしなければいけないし、その後もリーガの試合はあるし・・・。(そんなことをアメリカ人に言っても理解してもらえないでしょうけれど。日本人からでさえも変人と思われそう。)

そういえば、夫が先日飛行機でPatriotsというアメフトのチームの選手のお父さんと隣り合わせて、少し話をしたそうです。夫はその選手を全然知らなかったのですが、会社で聞いたら、みんなが羨ましがるほど有名な人だったんですって。当然私も知りませんでしたが(アメフトの選手で知っている人なんて一人もいないからね)、その数日後サンノゼ・マーキュリーの一面にトミーという選手のことがでかでかと載りました。夫に聞いてみたら、飛行機で話をしたのはまさにその人のお父さんだったそう。どうやらサン・マテオというこの近くの町出身のローカル・ヒーローのようですね。「トミーは有名になるだろうと思っていたよ。」と高校時代のクラスメートのコメントが山のように載っていました。(でも、どの程度有名なのか見当もつかないから、何とも反応のしようがないですよね。メッシのお父さんとかだったら、おお!と思うんだけどな。)

U.S.Championship 女子シングル

2008年01月29日 03時03分58秒 | カリフォルニア生活
雨に閉じ込められているここ北カリフォルニアです。先週も雨だったけれど、今週もずっと雨みたい。まあ、雨季だから仕方ないですね。

さて、私は見るスポーツとしてはもちろんサッカーが一番好きなのですけれど、その次に好きなのはフィギュア・スケート。カルガリー五輪の伊藤みどりの頃からかな。ペアのゴルデーワ&グリンコフ、アイス・ダンスのグリシュク・プラトフ、デビューしたての頃のイリーナ・スルツカヤなどが好き。(あれっ、全部ロシアですね。)
そして、今一番好きなのは浅田真央です。ジャンプと美しさの両方が備わって、綺麗ですよねえ。Pabloが怪我をしちゃって試合に出れなくなって、よっぽどPablo応援ブログをテンポラリーに真央ちゃん応援ブログにしようかと思ったほどですが、読んでいる人がびっくりするだろうと思い、止めました(笑)。

でも、アメリカではグランプリ・シリーズの放送も一週間遅れの録画ですし、エキジビジョンの放送も一切ないんです。しかたなくYoutubeで見ていますが、画面が小さくて見にくいので困ります。
そんなアメリカですが、先週行われたU.S. Championship(全米選手権)は数時間の遅れのみで放送されました。女子シングルのショート・プログラムで長洲未来が圧倒的に良い演技だったので、土曜日のフリーではものすごく注目されていましたね。ショートの演技を再度紹介しながら、ジム・ボタンやスコット・ハミルトンなどの解説陣が「delightful perfomance」と絶賛。彼らはほとんど興奮していたといってもいいんじゃないかな。ショートの前まではキャロライン・ジャンの注目度のほうが高かったのですが、ショートの後からは長洲未来が話題を独占という感じでした。そんなことがプレッシャーになったのか、フリーの出来は今ひとつでしたが(冒頭のダブル・アクセルを転倒)、ショートのリードを守った形で優勝。タラ・リピンスキーに次いで二番目に若いU.S.チャンピオンだそうです。

フリーの演技後眼鏡を掛けていなかったので(そりゃあそうですね)得点が見えなかったそうで、すぐには自分が優勝したことに気が付かなかったとか。サンノゼ・マーキュリーの記事によると:
「I didn't have my glasses on, Charlene(コーチ)was like, 'Oh my god.' I was like, 'What?' And she was like, 'you won!' And I was like,'Whaaat!'"」
ハハハ。このコメントからもわかると思いますが、インタを聞いた限りでは純粋なアメリカ英語を話す普通のアジア系アメリカンのティーンという感じです。知らなかったら絶対に日本人でもあるとはわからないんじゃないかな。興味深いのは、アメリカではアジア人の美的基準は、たぶん中国の基準のような気がするんです。テレビのアジア系ニュース・キャスターや子供番組のアジア系の出演者などを見ていると、メークも顔立ちも日本人の基準からするとえっ?!と驚くほど違和感があって、どうも目が細くて吊り上った顔が一番好まれているみたい。長洲未来もその線に沿ったメイク(というほどしていないとは思うけれど)なので、日本人というよりは中国系アメリカ人のように見えます。

ま、顔の話はともかく、演技はそうですねえ、ショートは確かにすごく良かったけれど、フリーはまだまだですよね。体全体が小さいし14歳と幼いために、フリーの音楽を表現するだけの力が(フィジカル的にも精神的にも)ないように思います。私には総合的にはアシュリー・ワーグナーのほうが上のように見えました。私が浅田真央が好きなのは、音楽の解釈の仕方というか、たぶんそんな難しいことを考えずに本能的に滑っているのでしょうけれど、音楽とスケートが本当に美しく調和しているところ。長洲未来もそういう選手になれるのかどうかは、まだ未知数という感じです。

ところで昨日の夜見た男子シングルもかなりびっくりしたので、また書いてみようかな。結果に納得がいかないぞ!(笑)

英検準二級

2008年01月26日 05時43分39秒 | カリフォルニア生活
今度の日曜日、初めて娘に英検を受けさせる予定です。
最初は三級からと思ったのですが、過去問題を解かせたところさすがにほぼ満点だったので、準二級から挑戦することに。どんなものでしょうか?! こちらの過去問をやった結果は、筆記問題で45問中平均5問ぐらいは間違えるんですよねえ。どれくらい間違えると不合格になるのかな。リスニングは、CDを買うのももったいないので、私が読み上げて(!)練習したところ、問題なさそうでした。(というか、リスニングはさすがにかなり易しい。)

一番娘にとって厄介なのは、単語の穴埋め問題、それから単語の並べ替え問題。逆に一番簡単なのが長文問題。長い文章を読んで意味はわかるけれど、細かい文法事項や正確な熟語などを知らないんです。
例えば、
Ten years ( ) since Mrs.Thompson retiered from her job.

1 passed 2 were passed 3 have passed 4 will pass
という問題で、平気で「2 were passed」を選んでいたり。よくよく聞いたら、現在完了というものをまったく認識していませんでした。たぶん受動態、不定詞なんかも知らないと思う・・・。

現地校でも、もちろん国語の時間はあって、language artと呼ばれています。でも、日本で教える英文法とは全然違って、スペル、大文字の使い方、ピリオドの付け方などにやけに重点が置かれているような。

先週のある日の娘の宿題は、以下の文章から間違いを見つけるというもの。
A melody is a peice of music's notes, or sound. Some people may call it the tune, You no that the notes may go high and low, creating a shape to the melody The rhythm is the leangth of time each note is played, or sounded. (後略)
このタイプの問題がものすごく多いです。上ではスペルミスが三つ、ピリオドの抜けが一つありますね。 

また今やっているリーディングの宿題は、ペーパーバックの本を一冊渡され(My Brother Sam is Dead、200ページ以上もある)、毎日一章ずつ読んで、感想をノートに書いていくというもの。これは強制的に本を読むことになり、英語も書かなければいけないので、よい勉強になりますよね。日本の中学校や高校でもやったらいいのになと思います。でも娘の感想をぱらぱらと読むと、全部の章について「I was scared when I read~」としか書いていないような。そんなに怖いお話なのか?! アメリカの独立戦争を舞台にした物語のようですが・・・。今調べたらWikipediaにまで載っている(驚)。有名な本だったのね。

四連休の残り

2008年01月24日 11時01分12秒 | カリフォルニア生活
四連休の残りはどう過ごしたかといいますと、

土曜日:子供たちの歯医者と、リンガーハットでちゃんぽん&長崎皿うどん
ここにリンガーハットがあるというのが、良く考えると驚きなんですが、当たり前のように利用している私たち。いつもはちゃんぽんを食べますが、この日は皿うどんにしてみたところとても美味しかったです。テーブルにつくなり息子が、「Hey, What are you doing here?!」と隣のテーブルの男の子に話しかけたので、何事?と思ったら、キンダーで同じクラスの中国系のご一家でした。

日曜日:久しぶりにギルロイのアウトレット・モールでお買い物。
ギャップで私と娘の服、ル・クレーゼでお鍋など。最近は洋服を買うときに娘と一緒だとなかなか便利です。一緒に試着室に入るのですが、私の服のサイズが合わなかったり、色が気に食わなかったりすると、素早く売り場まで行って別の服を持ってきてくれます。息子はパパとそのへんをぶらぶら。
お昼はBlack Bear DinerBlack Bear Dinerというお店で食べました。夫がアメリカのダイナーにしてはまあまあだよ、と薦めたので怖々試したのですが(だって、ダイナーって激不味いことが多いので)、確かにわりあい許せる味でした。食べたのはカリフォルニア風オムレツのハッシュド・ポテト添え。ホーム・クッキングの味わいで、添えられたコーン・ブレッドも素朴で美味しかったです。お店の外も中も屋根の上までクマで一杯なので、味も雰囲気も子供にはお薦め。マウント・シャスタのお店が本店のようで、カリフォルニアには数店ありますが、シリコン・バレーにはないみたいですね。このレストランのことを検索したら、すでに日本の方がブログに書いていたのでちょっとびっくり。日本人が許せる味って、一緒なんだろうなあ。

月曜日:娘が日本人学校のお友達4人を家に呼んでプレー・デート。
10歳の女の子たち5人が集まったわけですから、それは賑やかでした。うちのような駐在家族から、永住されている方、アメリカ人と結婚されている方と様々な事情の家族がいるので、子供の教育方針などは全然違うんですよね。でも子供たちは仲が良くて、いいことです♪ おやつを食べながら、みんなの話を聞くのは楽しかったです。5人中4人がチャレンジをやっていて、すごい! (一応うちの娘も細々続けていますけれど) 「アメリカにいるとさあ、なかなかスケジュールどおりに赤ペン出せないよね。」「しょうがないよ。」なんて話しているのがおかしかった。


私はときどき、スペインやアルゼンチンに住んでいる方のブログを読んだりするのですが、ものすごくエキゾチックの思えて、いいなあ、Pabloの生活もこんな感じなのかなあ、なんてあれこれ想像を巡らせてしまいます。それから、はっと我に帰って、そういえば自分も一応外国に住んでいるんだよねと思い出すのですが・・・実態は、ベイエリアは外国とはもはや言えませんね。全然異国暮らしのエキゾチックさがありません。意識として日本に住んでいるのとあまり変わらない・・・いいことなのか、悪いことなのか?!

Park Day

2008年01月22日 03時15分43秒 | カリフォルニア生活
アメリカでは今度の月曜日がマーチン・ルーサー・キング・デイで、学校がお休みです。サラトガのスクール・ディストリクトは金曜日もStaff Learning Dayとしたために、なんと四連休。ついこの間冬休みが終わったばかりなのに。

金曜日、子供たちと何をしようかなあ?と悩んでいたら、息子のキンダーのクラス・マザーのテイシーがPark Day(パーク・デイ)を設けてくれました。このところお天気も良いし、公園に集まって子供たちを遊ばせましょうということです。何の予定もなかったので、渡りに船と出かけたのですが・・・。

予想されたことですがアメリカ人親子ばかりでした。息子のクラスは中国系の子供のほうが多いくらいなのですが、彼らの両親はみんな共稼ぎなんですよね。専業主婦のママたちはみな白人のアメリカ人たちです。そういう人たちと、中国系のママたちと、特にどちらが話しやすいということはありませんが、やっぱり純粋アメリカ英語ばりばりの会話に入って話すのは大変なんです! 中国系ママたちも英語はぺらぺらだけれど、少しはなまりがあるので、ちょっぴり気楽に思えます。でも白人ママたちと話すと、自分ののろのろした英語に気後れを覚えるというか、なんとなく会話のテンポがつかめないというか。最近サッカー以外のテレビ番組を見ていないせいか、ヒアリング力が低下しているようで、5割くらいしかわからなかったし、自分の言いたいことも半分ぐらいしか言えないし。サンフランシスコ・ズーの虎の話は出ました~。 少し前にスペインはマドリードから引っ越してきたスペイン人のイグナシオのママとだと良い感じでお話できるのですが、この日はサンノゼで運転免許試験があるということで、不在だったのです、残念。

まあ子供たちは楽しく遊べたようなので、良かったです。お付き合いした娘はともかく、息子のほうはお友達との関係もコミュニケーションもばっちりのようで安心。ジャックのママから、「ジャックは○○○のことをマイ・ベスト・フレンドだと言っているのよ。」と言われて、嬉しかったです。それにしても親は疲れたなあ・・・。

サンフランシスコ動物園の虎事件

2008年01月19日 01時25分49秒 | カリフォルニア生活
自宅に年末に帰って、新聞(サンノゼ・マーキュリー)を眺めて、まず驚愕した事件といえば、サンフランシスコ動物園の虎が、入園者を襲い、一人を殺したというもの。だって、サンフランシスコ動物園といえば、かなり何度も行っています。つい二ヵ月ぐらい前にも行ったばかり。行くところが思いつかないときは、とりあえずここに行こうかとなるくらい子供たちのお気に入りだったのに、そんな危険な場所だったとは・・・。

また、事件の経緯がものすごいんです。
12月25日クリスマス当日、ちょうど私たちがサンフランシスコ空港からサンタフェに飛び立った日ですが、その日の夕方5時過ぎもう閉園に近いころ、17歳、20歳、23歳の若い男性たち(サンノゼ在住)が、フェンスを乗り越えてきたシベリアン・タイガーに襲われ、1人が死亡、1人が怪我。でも、動物園関係者によると、虎が何もされないのに人を襲うわけがない、彼らが虎に悪戯をして挑発したに違いないというのです。生き残った二人の男性は兄弟ですが、事件について話すことを一切拒否して、マイケル・ジャクソンの弁護も担当した著名な弁護士を雇ったために、一層人々の疑念は膨らむことになりました。今も警察は捜査中ですが、兄弟がこれまでも問題を起こしたことがあったりということから、疑惑の中に立たされているようです。

ただし、動物園当局は当初はフェンスの高さは適切だったと発表したのに、その後実際には基準よりも4フィート(1m20cm)低かったことを認めています。
当初被害者の家族からの電話にもまったく出なかった兄弟ですが、被害者のお母さんが息子の葬儀に来るように頼んだところ、彼らはやって来ました。そして、お母さんに「自分たちは何もしていない。」と誓い、「虎はカルロスを一瞬で殺した。自分も死んだほうが良かった。目を閉じるたびにあの光景が浮かんでくる。」と泣きながら話したそうです。

さらに昨日この事件での911コールの録音テープが発表され、サンノゼ・マーキュリーに詳細な記録が載っていました。兄弟が何をしたにせよ、事件後の動物園当局の対応は恐ろしく酷いです。
まず、怪我をしなかったクルビルは動物園のカフェに駆け込んで助けを求めましたが、なんとカフェはちょうど閉まったところで、ドアを開けてもらえませんでした。カフェの責任者はドアを閉めたまま、動物園の警護責任者に電話。警護責任者が911に電話しましたが、「大人の男性です。ドラッグをやっているのかも。彼は動物に噛まれたと言っていますが、逃げた動物などいないので、彼は気が狂っているだけかもしれません。そう、ライオンに襲われたと言っています。でもそれはありえません。ライオンに襲われるなんてありえませんよ。」 おいおい!! まあライオンでなくて虎だったけれど。

その頃クルビルも自分で911コールを試みていました。「もう10分前から電話しているのに、誰も来ないよ。」すると担当者は「救急車は用意されていますが、そこが無事かどうかわかるまであなたのところに行けません。救急隊員が怪我をしても困るので。」 クルビルは「ありえないよ!!」 その後カフェの責任者がタオルをくれないと訴えた後で、「それで、救急車がどこにいるかチェックしてくれよ。」と頼んだところ、911は「現場に来ていますが、許しが出るまで園内に入れないのです。(クルビル、怒鳴る) OK、わかります。でも救急隊員が噛まれないようにしないといけないのです。救急隊員が怪我をしたら誰もあなたを助けに行けないでしょう?」 クルビルは「僕の兄弟があそこで死にかけているんだ!!!」 911はまた「OK、わかります。今すぐにあなたの兄弟はベストなヘルプを受けられます。だから私たちが到着するまで落ち着いて待っていてください。」 クルビルは、「ヘリコプターは飛ばせないの? 救急車ほど時間がかからないんじゃないの??!」

これを読んで、かなり兄弟に同情してしまいました。警察も、脱走した虎が二頭いると思い込み、このシベリアン・タイガーを射殺した後で、もう一頭を必死で探したり・・・まるで小説か何かのような無能さです。
でも、カフェの責任者がドアを開けてくれなかったり、動物園の警備人が虎が脱走するなんてありえないと決め付けていたり、なんだかわかるなあ。融通が利かなくて、想像力がない。個人レベルだとそんなことないのに、公式のお仕事やお店関係だとそういうアメリカ人がものすごく多いですよね。これは自分の仕事じゃないから・・・、そこで思考が止まってしまう。通常は、もっと上の立場の人を呼んで、頑張って訴えるとどうにかなることがほとんどですが、こんな非常事態の場合はどうしようもありません。
亡くなったカルロス・ソウサはほとんど即死だったそうなので、救急車の遅れは関係なかったのかもしれませんが、一応救急処置が早ければ助かったのかどうか調べるそうです。

家でこの話をしていたら、息子は「もう絶対に僕は動物園には行かない。トラに食べられたくないから。」と言いました・・・。


サンタフェは寒かった

2008年01月17日 06時53分28秒 | カリフォルニア生活
 
12月の末に旅行から帰ってきて以来、一度もこのブログを開けていませんでした。
特別に忙しかったわけでもないのですが、サッカー関連が激震すぎて・・・。ショックで気を失っているような今日この頃。

昨日久しぶりにここを開いてみて、きっとアクセス数0だろうなと予想していたのですが、それなりの数があってびっくり。でもね、最近もう一つのブログのほうはHTMLが変更できるので、FC2カウンターというのを入れてみたんです。すると、常にgooのアクセス数の三分の二ぐらいなんですよね。FC2カウンターのほうが正しいような気がします。

年末に行った旅行ですが、サンタフェ、とても良かったです。サンタフェがというよりも、近郊のネイティブ・アメリカンの文化の影響が色濃く残る小さな村、教会、夕焼け、メキシコ料理などが良かったですね。ヨーロッパ人たちがアメリカに来て排除したネイティブ・アメリカンの文化の残る町が、今やアメリカのどこの都市よりも文化的、歴史的、宗教的に豊かに思えるなんて、皮肉なものです。
ただ寒さが・・・ものすごかった! 半端でない寒さで(最高気温がマイナス5度くらい)、通りを歩くのが苦痛なほど。何十年も前に二月のモスクワで経験した酷寒以来の寒さでした。 

  

上の写真で、教会の門の上に並べられているものは、右にあるような紙袋で中にろうそくが入れてあります。夜になるとろうそくに明かりが灯され、それは幻想的で美しい光景となります。ニュー・メキシコ州に特有な明かりの飾りだそうで、起源は中国だそう。(つまり提灯のようなものかな?) 
サンタフェやアルバカーキの普通の個人の家やマック、銀行、ホテルの建物にまでこの明かりが並べられていますが、多くはプラスチック製の袋を模したものの中に電灯が入ったもの。一つずつ明かりを灯していくのは、とても大変そうですものね。

ところで、行くまで全然知らなかったのですが、サンタフェや近郊のタオスは、町の標高が2000メートルを超えています。到着した翌日にサンタフェ近郊の山の上のスキー場に行ったら、いきなり家族全員が高山病になりました・・・。よくよく標高の表示を眺めてメートルに換算したら(またフィートなのでわかりにくいんですよね)、3000メートルを軽く超えていて愕然。富士山中でスキーしているようなもの?! スキー・スクールに息子を入れたのに、気持ち悪くてリタイアしたために、お金は損するし。どなたかサンタフェやタオスのスキー場に行く方がいましたら、お気をつけ下さい。ちなみに二日後にもう一度チャレンジしたところ、体が慣れたのか、もう大丈夫でした。到着翌日に行ったのが良くなかったんですね、きっと。