カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

低年齢で帰国した子供の英語保持

2011年03月11日 17時47分47秒 | 英語保持
なんだか長ったらしいタイトルですが・・・。

この前、息子が通っている英会話スクールにアメリカから帰ってきたお嬢さんを通わせ始めたお母さんから「H君は帰国して1年半なんですね? そんなに経ってもまだこんなに喋れるんだ!とびっくりして、すぐにこのスクールに決めちゃいましたよ~。」と言われました。このスクールのおかげかどうかはわかりませんが(笑)。

どのサイトを見ても、7歳ぐらいで帰国した子供はあっという間に英語を忘れると書いてあって、そうなんだあとビクビクしている間に、知らないうちに月日は流れ・・・衛星放送でディズニー・チャンネルを毎日見ることができて、気軽にAmazon.comで英語の子供の本を買える今の時代に、いくら子供が小さくてもそこまですっかり英語を忘れることはないんだな、というのが実感です。

ただ、そのお知り合いのお母さんのお話とは裏腹に、やっぱり話す力は激減しますね~。帰国時は英語と日本語と半々ぐらいの割合で話していたのが、今は日本語:6、英語:1ぐらいの割合かなあ。どうやら頭に染み込んでいるらしい決まり文句、Let me see, Let me do it, This is the best.... I've ever seen! This is the most... in the universe! Why should I do this? Do I have to...? You are evil!!, I don't want to!、などなどのフレーズはしょっちゅう口にしていますが、帰国時に話せていた複雑な構文の英文はもう話せませんね。あと、最初の前置きは英語でも、例えば学校から家に帰ってきて開口一番、「Mom, there is a very special thing I have to tell you!」と言ったあと、突然日本語に変わり「あのね、今日学校でね・・・」と詳しい話が続いたりします。まあ、周りに英語を話す人が皆無な状況では仕方ないですよね~。姉との喧嘩は相変わらず英語でしていますが、You are stupid!とかののしる言葉ばかりなので・・・(汗)。

ただ話す力は衰えても、また英語環境に入れば乾燥ワカメが戻るように復活するという噂を信じて(本当なのか?!)、とりあえず今程度をキープできれば良しとしましょう。目標としては、小学校卒業までリーディングとライティングを家で勉強して、アメリカの5th gradeぐらいのリーディング力、4th gradeぐらいのライティング力がつけばと思っているのですが、どうかな。中学校に入ったら後は自分の頑張りにかかってくるでしょうね。もう経済的余力もないので(うっ)、公立の中学に進ませる予定の息子。娘と待遇が違いすぎて可哀想なので、英語だけはネイティブの先生の家庭教師を探してもいいかなと思っています。
下手に小さい頃にアメリカに行ってしまうと、英語保持にお金も労力もかかるものですね。どこで割り切るか、何を諦めるか難しいところです。

Ticket to Read

2011年03月07日 17時36分38秒 | 英語保持
実は2011年になって初めてのエントリー。びっくりするほど間が開いてしまいました(汗)。

今日は関東地方は一日雪でした! 昼間からこんなに降り続くなんてびっくりです。息子は学校から帰った後にお友達の家の庭で雪合戦をして、帰ってきてからはうちの庭で雪だるまを作りました。今はキッチンで自分と私のためにホットココアを作ってくれています(笑)。特別にクッキーが添えられるらしい。普通は私が作るものだと思いますが、息子は無性に料理好きなので。

こんなに寒い日が続くと今が3月なことを忘れてしまいそうですが、もうすぐ3学期がも終わりですね。息子も4月から小学3年生になるんだと思うと感慨深いです。(というか自分がどんどん歳を取るのが寂しい・・・。娘なんて中2になるし。)

さて久しぶりにこれを書く気になったのは、先週からこんなサイトでreadingをやっているので感想でも書こうと思って:Ticket to Read トライアルを息子にさせてみたら、気に入ってやりたいというので申し込んじゃいました。1年で30ドル弱です。アメリカ国内からの利用しか想定していないようで、州と学区、学校名はサラトガの息子の元の学校をタイプしました。
これはさほど長くはないテキストを読んで、ボキャブラリーや内容に関する質問に答え、チケットをどんどん増やしていくというものです。もらったチケットで自分のクラブハウスの室内を飾る小物を買えたり、ゲームができたりします。クラブハウスの色やデザインは好きなように変えることができて、結構楽しいです。

リーディングの内容自体は普段ワークブックでやっているものと難易度的にも変わらないんですけれど、私がいいな!と思ったのは、アメリカ人の発音でテキストを読んでくれて、ボキャブラリーの説明も音声でしてくれるところ。今は週末私がリーディングやライティングのワークブックをやらせているんですけれど、息子が知らなかった単語の説明をするときなど、自分の発音の悪さにとほほ~と自己嫌悪にかられるんですよね。特に息子が初めて知る単語の場合、私の日本語発音で教えるのはまずいなとつねづね思っていたので。

また、読むテキストのレベルを子供に合わせて変えることができるのもいいですね。帰国後1年半経つ息子、一応現地校に今行っていると仮定すると3rd gradeですが、難易度がわからなかったので、3rd gradeの中で(fall winter spring)の3段階に分かれているうち真ん中のwinterに設定してみました。結果、親が見たところではちょうどいい感じです。本人は「Too easy!」とか言っていますが、ここは日本ですし背伸びしても仕方ないのですもんね。ある意味、現状で3rdのテキストが問題なく読めるということは、1st gradeを終えて帰ってきた息子がその後日本国内でのみの勉強でリーディングの力はまあまあ伸びているのかな?と思いました。





よそのお子様が羨ましい今日この頃

2010年11月29日 18時08分04秒 | 英語保持
半年ぶりのブログです! って、誰も読まないし・・・(汗)。 もうちょっと定期的に書かなくちゃ、と自分でも思うのですが、なんだろう、モティベーションがないのか・・・。サッカー・ブログのほうは相変わらず5年以上前から今まで毎日書いているのですが、これの負担がすごく大きいんですよね。あと、読んでもらっている人が数百人いるというのはかなり励み(と同時にプレッシャー)になります。

このブログもアクセス履歴を見ると、昨日23人とあるのですが本当かなあ。グーグルのロボットか何かかも。

さて久しぶりに書こうと思ったきっかけは、こんなブログを読んだから:セミリンガル娘の本棚~幼児帰国子女の英語
プロフィール欄に、「2002年8月生まれの娘が3歳のとき家族で渡米し、小学校就学前に帰国しました。」とあるでしょう? うちの息子は2002年6月(日韓W杯期間中♪)生まれで、3歳で渡米して1年生の夏に帰国です。つまりほとんどおんなじ。うわー、偶然だなあと思って、内容をしばし熟読して驚愕。お嬢さんの6歳のときのお気に入りの本に、Double Fudge(Judy Blume著)とあるではないですか! ええと、この本は、娘が5thか6thのとき、つまり11歳ぐらいに愛読していた本です! もっと言うと、今でも愛読しています・・・。もちろん、うちの息子には逆立ちしても読めそうもありません。とっても素敵なブログなので、片っ端から記事を拝見したところ、うーむ、明らかに息子の読書レベルよりも最低でも2学年は上のような・・・。プレスクール時代から既に読み書きをしっかり学ばれていたようですね。息子は最初の2年間、週に2~3日、それも3時間ずつしかプレスクールに行っていなかったからなあ。しかも読み書きは一切教えない自由系プレスクールでしたし。でも、たぶんそればかりではなく、子どもの資質というのもあるのだと思います。女の子で、本当に精神年齢の高い子っているじゃないですか。実は私自身がそういうタイプで、もちろん日本語ですが、小学5年生で「嵐が丘」、6年生で「戦争と平和」を読んでいて(普通の大人向けの本で)、周りの大人をびっくりさせていたもので、そういう子がいることはよくわかるんです。でもそんな自分の子どもたちが、まったくそういう資質に欠けているってどういうこと?! 娘は「Twilight」をだらだら読んでいるし、息子の愛読書は「Captain Underpants」だし。まったく文学的センスを感じないんですけど、どうしてこうなったんだか。よそのお嬢様が羨ましい今日この頃です。

それでも、うちの子供たちの英語上達に少しでも役立つことを願って、上記のブログで紹介されていたThe Penderwicks: A Summer Tale of Four Sisters, Two Rabbits, and a Very Interesting Boyのオーディオ・ブック(CD)と、Holes(Louis Sachar著)をアマゾンに注文してみました。
うちは全然CDのかけ流しってしたことがないんですけれど、いろいろな所によく「すごくいい!」みたいなことが書いてあって、どんなものかなあと思い・・・。結論から言うと、結構いいですね♪ 日本語の本だと朗読CDみたいなのはまだろっこしい、本を読んだほうが早い!なんて思いますが、英語だと、子供向けのレベルだと意外に活字を読むよりも耳で聞くほうが頭に入ります。それに、不思議にとても想像力が刺激されますね。日本語は、より目で楽しむ言葉、英語は耳で楽しむ言葉なのかも、と目からうろこでした。ただし子どもたちの反応はと言えば、まあ仕方なく聞いているという感じ(泣)。これをそんなに何時間も集中して聞くお子さんがいるとは・・・やはりうちの子どもたちにはある種の資質が欠けているようです。
Holesにいたっては、娘に買ったものなのですが、「5thのときクラスで読まされたけれど、全然意味わからなかった。すごくつまらなかったことしか覚えていないよ。」 はあ?! で、私がなぜか今読んでいるのですが、とても面白いですよ!! これからどう展開していくのかドキドキします。結局、今回のお買い物は全部、私自身が楽しむだけの結果になっていますが、それじゃ意味がないんだけれどなあ。


試行錯誤

2009年09月04日 17時52分04秒 | 英語保持
アメリカでそれぞれ1st gradeと6th gradeを終えて帰国した息子と娘、夏の間中いろいろな英会話教室を体験させましたが、首都圏ではない地域だと想像通り大変ですね。まず、英語を話す子供がいない! 某英会話教室の帰国子女クラスを体験させたところ、1~2年ぐらい海外にいたことがあり帰国後2年ぐらいは経っているかな?と思われる子供たちばかり。またインターと銘打っているスクールでも、先生がロシアなど非英語圏出身で、かつ子供たちも全員日本人。もしかして、うちの息子は市内で一番英語が話せる日本人小学生ではないか?!と本気で考えてしまうほど、英語を息子程度に(つまりアメリカ人の5~6歳レベル、まだ年齢相当には達していないので)話せる子供がいません、本当に皆無! カリフォルニアじゃ、あんなにたくさん、どこを見てもEnglish speakingなkidsばかりだったのに!! これが東京だったらまた違うのでしょうけれど、ま、こんな田舎にアメリカ人は来ないかあ。

でも、何をしないのもまずいので仕方なく、一日は、偶然見つけた家のすぐ近くの英会話教室でカナダ人の先生と娘と息子だけのクラス。うちの子供たちのためだけに帰国子女クラスを作ってもらいました。
ただ、本当は息子のほうには2nd gradeの勉強を続けてほしいなあと思っていたので、英会話教室だと少し方向性が違うんですよね。それで、先生がロシア人なのは気になりますが、他に選択肢がないので、週に一日インターのafter schoolのreadingクラスに入れました(息子だけ)。カリフォルニアで見慣れたテキストを使っているのが、「うわー、懐かしいな」なんて惹かれてしまって(汗)。先生の発音も日本人生徒の発音もアメリカ英語からはほど遠くて、んー、息子が影響を受けそうな気もしますが・・・。でも日本人が週に一回アメリカ人の先生に英語を習ってもアメリカ発音にならないのと同じで、週一ぐらいなら影響ないかな? どうせ自分もすごい日本人発音なので人のことは全く言えませんけれど、せっかく自分のものになっている発音が変わってしまうのももったいないかなと。
でも、一つ驚愕したのは、このインターに通っている日本生まれの日本育ちの子供たち、英語の読み書きはかなりレベルが高くて、息子よりも全然できるんじゃ?と思われる子たちがたくさん! この日本でそんなことが可能だとは思っていなかったので、ものすごくびっくりしました。話すことだけがネックなんですよね・・・こうして考えると、私たち日本人ってとことん話すことより読み書きが得意な特性を持っているのかも。

その他に英語保持のためにやっているのは、毎日Disney ChannelとCartoon Networkで子供番組を見る。Nickでスポンジ・ボブも見れると安心していたのに、なんとNickは9月末で放送終了なんです! あのタイトル曲がもう聞けないと思うと、親のほうまで悲しい・・・。MTVで完全日本語吹き替え版はやっています、でも日本語で見るのもなあ。

毎日英語のペーパーバックを読む。今のところ息子は日本語の本よりも断然英語の本を読む方が得意ですが、日本語を読めないのもまずいし、バランスが難しいところ。

車の中では、アメリカ軍放送のAFNを聴く。昔のFENですね。これは私のためというか、いえ私はアメリカ軍なんて全然好きじゃありませんけれど、普通に車の中では洋楽を聴きたいんです! 日本のラジオ局ってほとんどtalk番組で、たまあに流れる曲も日本人の曲なんだもの。
同じ流れで、ミドルに行ってからアメリカン・ポップスに興味を持ち出した娘のリクエストもあり、毎週水曜日はMTVでAmerican Top 20を見ています。いや、センチメンタルになっているってのはわかっていますけれど、カリフォルニアの青空の下で聴いたあの曲をまた聴きたい!みたいな。娘は、「このサビのところで、ダンス・ナイトでは皆が飛び跳ねながら大声で歌いだすんだよねえ。あれがいいんだなあ。日本じゃそういうことはやれないの?」 ダンス・ナイトというのはミドルで月に一回夜に体育館で開かれるディスコ・パーティのようなものですが・・・うーん、日本では小学校はもちろん、中学校でも高校でもそんなものはないですよねえ。大学生になってディスコにでも行くしか・・・。(でもMTVのミュージック・ビデオの映像はセクシーすぎて小学生には不適切。息子まで見たがるのは困ったものです。) 

あと、日本に帰ってからやっているのは土曜日のFamily Night。面白そうな映画を借りてきて、土曜日の夜に家族で見るという催しです、もちろん英語で、字幕なしで。(親のほうが辛いことがあって、思わず子供に聞いてしまったり。) アメリカにいたとき、娘のお友達からそういうことを家族でやっていると聞いたことが何度かあって、へー、いいかもと思っていたんですよね。ポップコーンなどスナックと飲み物つきで、大画面のTVも買ったので、映画館で見るよりも快適だったりします。ただ映画を選ぶのが大変。今までにNight at the Museum、National Treasure 1と2、Back to the Futureなどを見ましたが、子供たちにはBack to the futureは古すぎるとすこぶる悪評でした。National Treasureは私たちには?な部分がたくさんあるのですけれど、アメリカの歴史を知っている子供たちにはすごく面白かったみたい。今週は「スパイダーウィックの謎」にしようと決めています。でもその次はどうしようかなあ、映画評などを検索しても、意外にファミリー向けの映画を見つけるのは難しいです。
小学生を含む家族全員で楽しめる映画というの何があるかなあ?