カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

知らなかった・・・

2007年10月28日 17時19分23秒 | カリフォルニア生活
すごく下らないエントリーで申し訳ないのですが・・・

先週、息子のキンダーの宿題の一つに、「テレビで野球の試合を見て、1、どちらが勝ちましたか? 2、スコアはいくつでしたか? 3、ホームランを打った人はいますか? 4、野球選手になるとしたら誰になりたいですか? 5、あなたの好きな選手の絵を描きなさい。」というのがあったんです。
もう私は当惑してしまって。だって野球の試合なんて普段まったく見ないですし、あんな長い時間やっているものを子供は最後まで見れないじゃないですか。それに好きな選手って・・・今まで一分も見たことがないのに決められるわけがない。よっぽどBaseball Activity Sheetの"Baseballに"線を引いてサッカーに替え、週末のリーガでも一緒に見ようかと思ったのですが(それなら全部答えられそう)、それはまずいかなと思い、この宿題はやりませんでした。(選べるので)

そうしたら、木曜日だったかな、娘が「明日はみんな野球選手の格好をして学校に行かなくちゃいけないんだって」。 えっ、そんなこと言われても、野球の服なんてないですよ! (ちなみに、服を前後反対に着る日、パジャマを着ていく日、靴下の左右を違うものを履く日、緑の服を着る日、など妙な指定がたくさんあります。毎週金曜日は本当は青い服を着る日。学校のマスコットがイルカで、スクール・カラーが青だからです。) これまた、サッカー・チームのTシャツやマフラー、サッカー日本代表マフラーならあるんだけれど・・・。
どうして、こんなに野球にこだわるんだろ?と不思議に思って、よくよく学校からのレターを眺めたら、ワールド・シリーズを盛り上げるために、なんて書いてありました。ワールド・シリーズ?! へえー、今やっているんだあとそこで初めて知りましたよ。ややっこしいプレーオフとかいろいろあるので、何が何だかわからないんだもの・・・。

そしてそのことはすっかり忘れていて、今日ふとヤッフー・ニュースを見たら、「ワールド・シリーズで松阪投手がなんとか~」。またもや、ええっ?!? 何、ワールド・シリーズに松阪投手が出ているの???と驚愕。全然知りませんでした・・・。さすがの私も彼がボストン・レッドソックスにいること、ワールドシリーズに出る一チームはコロラド何とかであることは何となく知っていたので、そうするとコロラド対ボストンだったわけですね。まあ、どちらもあまりカリフォルニアには関係ないけれど。でも、それだったら息子と見ても良かったかなあ。ただし松阪投手が投げるときだけね。  

ブログの過去記事

2007年10月20日 10時40分15秒 | ブログ
「ブログの過去ログがあまり読まれないのは嫌だ。目次を作って、どんどん読んでもらおう。」という趣旨の記事をいくつか読みました。
ブログの過去ログほど扱い難いものはない…

実は私は気に入ったブログがあると、必ず全部の過去記事を読みます。別に目次なんかなくても、自主的に。なので、「みんなは違うのか?!」と衝撃。そうか、みんなはその記事しか読まないのか。私は、せっかく面白そうなブログを見つけても、書き始めたばかりのブログだったりするとすごくがっかりするんですよね。暇なだけ、活字中毒なだけですが。

そして今回発見したのは、☆すべての記事一覧☆(304 Not Modified)のように目次になっていると、かえって四分の一くらいしか読まないということ・・・。これはたぶん、タイトルで判断してしまうのと、クリックして開けるのが面倒という理由からだと思います。スクロールして、最初からだあーっと目を通すほうが楽なんですよね。でも、そんな人はどうやら少なさそうなので、目次というのは有効なのかなあ。

では自分がブログを書いている立場から考えると、過去記事はどうなんでしょう。Cai君の応援ブログは、さっき確認したら記事が全部で1184件。毎日のニュースが淡々と書いてあるだけだから、性質上後から読まれる価値のある記事は少ないと思うんですよね。でも、実は私は自分の書いた過去記事が好きで、しょっちゅう読み返しています(笑)。まさに「きもー」といったところですが、最初から自分のために書いているんですから別にいいよね。去年の今頃Pabloは何をしていたかなあ?と一年前の記事を開いて読んで、それから前後の記事を読んだり。でも、それを読者に強要しようとは露ほども思わないです。どうしてかはわからないけれど・・・それぞれが好きに楽しんでくれればいいと思うし。私には毎日必ず読むブログというのがないから、毎日自分のブログを読んでくれる人がいるだけで嬉しいというか、信じられないというか、感謝の気持ちで一杯なので、どの記事を特に読んで欲しいなんて考えたことはありませんね。

だから私は目次の必要性をあまり感じませんが、自分で後で読み返すときに必要だなあと実感するのは、見出しのようなものです。例えば去年の膝の怪我や、今だったら喧嘩のことなど、事柄単位で後から読み返したいと思うことがあるわけです。ブログは年月日からは割合容易に記事にアクセスできますが、事柄から記事をピックアップするのはとても難しい。だからといって、カテゴリーを細かく分けると際限なく細かくなりそうです。そこでカテゴリーの中で更に小見出しを付けられるようだといいなあと思います。そして後から簡単に記事をグループ分けして見出しをつける編集ができればいいなあ。今は仕方なくカテゴリーで分けているのですが、後からの編集が、記事を一つずつ変更しなければいけないので、恐ろしく手間がかかるんですよね。ブログの記事って現在進行形で書いているときは全体像が掴めずに、後からこの記事からこの記事まではこういう括りの中に入るねとわかるものですから、後からのグループ分け編集が簡単でないのはものすごく不便です。

ここまで書いてきて、過去記事に簡単にアクセスしたいという希望は、それが読者に対してにせよ、自分の要求からにしろ、ブログにホームページ的な機能を求めるということなのかなと思い始めました。ホームページはメニューを見ただけで大体全体が見渡せるようになっていますよね。そのメニュー部分的なものがサイドバーに入ればベターなのですが・・・、ブログの機能には制限があるのでなかなか難しいです。目次を作ったりするのは、結局そういう努力なんだと思う。私のように1000件以上も記事があると手作業で編集なんて気が遠くなりそうですが、手軽に記事が書けるブログにホームページの機能まで要求するのは贅沢なのかなあ。

10月の日曜日

2007年10月16日 04時13分20秒 | カリフォルニア生活
季節外れの大雨と寒さにぶるぶるした一週間でしたが、昨日の日曜日は青い空で良いお天気。お昼をどこかで食べて、パンプキン・パッチで子供を遊ばせようと出かけました。

最初子供たちの希望でパンケーキ屋さん(ihop)に行ったのですが、長蛇の列。そこで私の希望でメキシカン・レストランへ。最初に出てきたチップスを全部食べてしまっても、ウェイトレスさんは注文を取りに来ない・・・。痺れを切らして出てきてしまいました。チップスとサルサ・ソースは美味しかったし、お店の雰囲気は良かったんですけれど、15分も待たされるのでは・・・。次に行ったのは飲茶屋さん。こちらも長蛇の列でしたが、番号札を渡されて、どんどんマイクで呼ばれていくので効率は良さそうです。20分ほど待ってテーブルに案内され、ようやくお昼にありつけました。家を出てから一時間半は経っていたんじゃないかな。お腹が空いていたのもありますが、ものすごく美味しかったです。西貢漁港というお店の名前からもわかるとおり、シーフードをフューチャーしているみたい。広いお店の奥には魚や蟹、巨大なロプスターが泳ぐ水槽が。店内にぎっしり並べられたテーブルを埋めるのは、全部アジア人。アメリカの食事の不味さに不平たらたらの私ですが、ここサンノゼのいいところは、中国人の経営する本格的中華料理屋さんには事欠かないことですね。

お腹一杯で苦しくなりつつも、パンプキン・パッチへ。道路沿いにかぼちゃが売られ、空気で膨らませたジャンプハウスやスライダーが併設されています。一人30分8ドルを払って、子供たちはさんざ遊びました。すでに四時になってしまったので、家に帰りたくなりましたが、もう一頑張り。娘のハローウィーン用のコスチュームを買わなくてはいけません。去年衣装を買ったDe Anza沿いのお店はなくなっていたので、El Paisモールの新しいお店に行ってみました。でも、このお店、ホラー趣味で怖すぎ・・・。最近のハローウィーンって、悪趣味がすぎるというか、子供たちにあまり良い影響がないような気がします。気持ちの悪いもの、おどろおどろしいものをおおっぴらに子供に与える日になってしまっているような。小さい子供用にはもちろん、可愛らしい衣装があるんですけれど、ある程度の年齢になるとね、ホラーっぽいものばかりです。今年は息子はNASAの宇宙飛行士(これはなかなかグッド)、娘には仕方なく写真のような衣装を購入。black fairyって、悪い妖精ですか?!








息子のキンダーガーテン生活

2007年10月12日 09時44分21秒 | カリフォルニア生活
日本人のいない環境で、第二のアメリカ生活を改めて始めた私たちですが(笑)、今のところ一番環境に順応しているのは5歳の息子かもしれません。

8時半から12時までキンダー、週に二回は午後2時半まで遊べるアフター・スクール・プログラムというものに預けていますが、日本人が一人もいない環境のおかげか、急速に英語でコミュニケーションが取れるようになっているみたい。
一度学校にボランティアに行ったときも、案外お友達とやり取りできているなあと思っていました。昨日日系のお医者さんにインフルエンザの予防注射に行ったんですけれど、そこにいたセカンド・グレードのアメリカ人の男の子にいきなり話しかけて、普通に遊んでいたのには驚愕。もちろん息子の話している英語というのは、「僕が先!」「貸して。」「やったあ!」「やめろよ。」「押すなよ。」「どいて。」「やらせて。」「これ、何?」「これ、知ってる?」「知ってるよお!」「待ってえ。」「捕まえたぞ!」といった類のごく簡単な単語なんですけれど、5歳の男の子が友達と遊ぶのにはこれくらい言えれば充分ですもんね。日本語で遊ぶときだって、この程度しか喋っていなかったりして。

でも、二年かかって、ようやくアメリカ人の子供を見ても物怖じせず遊べるようになったなんて、ちょっと時間がかかりすぎのような。ただ年齢的なものもあるのかもしれませんね。3~4歳の頃は、面倒な英語にトライするくらいなら、一人で遊ぶ、または二人ほどいる日本人の子と日本語で遊ぶという感じでした。それはうちの息子に限らず、同じ学年のお友達に聞いてもみんなそうだったんです。「英語なんか話したくない。どうして他の子は日本語喋ってくれないの?」と真剣に聞いてきたり。知り合いの女の子たちはアメリカ人に日本語を教えていましたしね。そうすれば、日本語で話せると計算して(笑)。日本語への固執はとても大きかったように思います。幼いなりに3~4歳の子供は、「せっかく上手にお話できるようになったのに、どうしてまた他の言葉を習わなくちゃいけないの? 日本語でうんとお話したいの!」とでも思っているのかもしれません・・・。

5歳ともなると、お友達と遊ぶ楽しさが英語へのためらいを取り払ってくれているようです。もちろん1~2年したら帰国してしまうので、あまり英語をプッシュする気にはなれません。ただ毎日楽しく過ごしてもらいたいので、ある程度英語がわかるほうがキンダーの生活も楽しめることでしょう。今のところは機嫌よく通ってくれているので一安心です。

ただ宿題はアルファベットを書くものなどいろいろ出ていて、いつもどの程度きちんとやらせるべきか悩んでしまいます。週に一回7つ課題が出て、そのうち4つやればOKなんですよね。日本人としては7つやらせたい気もしますが、うーん、今アルファベットの書き方をがんがん勉強しても、意味ある?と考えると、無理に椅子に座らせて課題を7つもやらせるのにはためらいがあります。本当はひらがなを覚える時期だし、今英語をやっても絶対忘れるし・・・なんて。結局いつも4つ、がんばっても5つしかやらないのでした。中国人、インド人の子供たちは間違いなく7つ全ての課題をこなしていることでしょう。

ところで、出張の準備をしていた夫と息子のある日の会話。息子の口調は、Home Aloneの男の子みたいな感じ。

息子:Daddy, you going to New York City?
夫:う、うん。
息子:Have fun!
夫:・・・。

笑えました。

スペイン語クラス

2007年10月10日 10時44分23秒 | カリフォルニア生活
やれやれ、intenseだった三週間が終わり・・・ほんっとに弱小チームを応援するのは大変です。喜びよりも悲しみと苦しみのほうが多いスポーツ観戦なんてありなんでしょうか。

すっかりこちらのブログを放り出していましたが、日常生活は続いています。これから二週間リーガがお休みなので、少しこちらを書くことに。

9月からサラトガ市がやっているプログラムの中で、スペイン語クラスというのを取っているのですが、これがなかなか笑えます。
生徒は18人ぐらいで、みんなわりと年配の方々です。子供がミドルかハイスクールの女性たち、退職した60代くらいの男性たち、70歳くらいのおばあさんが二人くらい、イギリス人女性が二人、フランス人女性が一人、そして二ヶ月前香港から来たばかりという30代始めの夫婦など。このカップルは、庭師とコミュニケーションを取るためにこのクラスを取ったのだそうな。それだけのために、毎週月曜日の午前中ニ時間のクラスを夫婦二人で受講するなんて、どれだけ時間とお金の余裕がある人たちなんでしょう!! そりゃ、確かに庭師はメキシコ人が多いけれど(うちもそう)、ベーシックな英語は話してくれるのになあ。

先生はアルゼンチン人の40代後半くらいの女性。アルゼンチン人というだけで、なんだか嬉しくなったり(笑)。でも、4歳のときから家庭教師について英語を習い、18歳でアメリカに来たときにはシェークスピアもオスカル・ワイルドも読めた(でもアメリカ人の英語は聞き取れなかった)と言っていたので、きっとお金持ちのお嬢さんだったんでしょうね。(サッカーとは無縁そうな雰囲気)

それで、授業の様子はと言いますと、全然スペイン語の勉強にはなりませんね(きっぱり)。二回授業を受けましたが、まだ挨拶しかやっていません。アメリカ人が庭師と話したり、メキシコにバカンスに行ったときにレストランで困らないためのクラスですから、全然ポイントが違うんです。どちらかというと、英語の勉強になっているかも。先生は英語で教えますし、生徒たちはもちろん英語で質問しますからね。

どんな風にポイントが違うかといいますと、初日のアルファベットの発音の勉強で、
先生:「You guysにとっては、母音を一つずつ発音するのが難しいから、気をつけてね。例えば、RESTAURANTE。ちゃんとレスタウランテと言わなくちゃいけないんだけれど、大抵のアメリカ人は言えないわね。さあ、言ってみましょう。」

一同:「レスタウランテ!」
日本人にとっては、全然難しくないです・・・。英語のrestaurantの発音のほうがずっと難しいです。
二日目は"Como se llama usted?" "Me llamo~."を習いました。(「あなたのお名前は?」「私は~です。」)
あるアメリカ人男性:「How come those llama and llamo are different? 」(どうしてllamaとllamoと違うんですか?)

先生:「それは・・・英語ではheとsheとitのとき動詞にsがつくだけですが、スペイン語では主語によってほとんど全部の動詞の形が変わるからです。」
一同、愕然としてシーン。この沈黙がおかしかったです。あなたたち、そんなことも知らないでこのクラス受けているの?!と私は思いました。
更に最高に笑えたのが、Buenos diasとBuenas tardesとBuenas nochesを習ったとき。先生が午前中はBuenos dias、午後はBuenas tardes、夜はBuenas nochesと挨拶をしますよ、と言うと、
アメリカ人男性:「でも、いちいち時間によって言い方を変えなきゃいけないんですか? それってすごく大変じゃないですか?」

先生:「You guysはHi!一つで済ませるからねえ(苦笑)。でも、そんなに大変なことではないんじゃ? ちょっと時間を確かめればいいんだし。」
もう可笑しくて・・・。いや、全然大変じゃないよ。確かにアメリカ人は、Good Moriningですら、Hi!だからね。
あと、Hola!は、アメリカ人のHi!とは違い、知らない人には言わないとも教えられ、私も含めて一同「へえー!」。歯医者さんの受け付けの人にもHolaではなくBuenos diasなんだそうです。(そうなんだあ、PabloからHola!と言われるのはすごいことなんだとしみじみ思った私でした。)

最後に自己紹介をみんなで練習しましたが、アメリカ人は「Mi nombre es~」というべきところをほとんどみんな、「My nombre is~」と言っちゃいますね。単語が似ているのも意外に難しいものなのかも。
そんなわけで、ちっとも為にはならないけれど、妙に楽しいスペイン語のクラスなのでした。