カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

レイク・タホでスキー

2009年02月27日 08時29分46秒 | カリフォルニア生活
もう先先週のことになりますが、Winter BreakにはLake Tahoeにスキーに行ってきました。今回は、もう最後だしということで少し奮発して、スキー場の中のコンドミニアムに泊まってみました。ガス暖炉付きのリビングに最新設備のキッチン、ワン・ベッドルームが付いています。子供たちはリビングのソファがベッドになるのでそこで就寝。大変快適に過ごせました。シリコン・バレーで住んでいる家が、最初の二年間は築40年ぐらい、今の家が15年ぐらいで、もちろん改装はしてあるけれど、キッチンは全然最新じゃありません。なので、うぉー、こんな風になっているのかあ、といろいろ感心しながらキッチンをうろうろしちゃいました。コンロの上方に組み込まれている電子レンジなんて、複雑すぎてどうやって普通に温めるのかわからないほど。それとコンロが(もちろん電気の平たいやつ)5口もあったけれど、アメリカ人が5つもお鍋を使ってお料理するのかなあ?!(笑)。

キッチンがあると、朝食はなかなか豪華に食べれて良いですよね。食料をいろいろ買い込んでいったので、ハムを焼いて、ヨーグルトに、コーンスープに、オレンジジュースに、べーグルに、シリアルにと、なんだかいつもの朝より盛りだくさん。お昼はスキー場で食べて、でも夜は、少し、というかかなり侘しかったです。レトルトのカレーや、カップ・ラーメン、冷凍ピザなど。でも高いのにあまり美味しくないレストランでハンバーガーを食べるよりは良かったと思います。デザートにはハーゲンダッツのアイスクリームを巨大な冷蔵庫に常備して。冷蔵庫も最新でしたあ。なんと最初に住んだ家の冷蔵庫は、古いうえに中が汚れていて(泣)、思い出すだけでぞっとします。今の家の冷蔵庫は前の住人のイギリス人が買ったものなので、古くはないんですけれど、恐ろしく伝統的で旧式なスタイルなんですよね。かなり小さくて、上が冷凍庫がついている自分が子供の頃見たような冷蔵庫。一時帰国して自宅の冷蔵庫を使うたびに、うぉー、使いやすいなあと感動しています。

おっと、話が逸れてしまいました。肝心なスキーですが、最終日以外は全部吹雪でした! こんな悪天候ちょっと記憶にないよ!と思うくらい。三日間はほぼ絶え間なく雪が降っていましたね。何が困るといって、新雪なので転んでも痛くないのですが、足が雪にはまりこんでしまって冗談じゃないくらい立ち上がれないんです。もがきながら立ち上がるのに5分くらいかかる感じ。体力も半端なく使います。

行ったスキー場はScaw ValleyとAlpen Medows。スコーバレーは広いし、ゴンドラで一気に上に上がれるので。アルペン・メドウズはサンノゼで車を走らせていると、盛んにラジオで宣伝していたっけ。ここに行った日は雪が激しすぎて、その上霧まで出ていたのでどんなスキー場だったのかさっぱりわかりませんでした。それに、ここではなんと息子が転んで板が外れて、その板が深い雪に埋もれて行方不明になってしまいました。嘘みたいな話ですが、雪が降り続けるため本当に積もった雪がふんわりと柔らかく、子供の小さい板が簡単に埋まってしまうんです。親たちも板を外して急な斜面を一時間も探しても見つからず、サンノゼで借りていった板だったのでどうしよう?と真っ青になっていたところ、娘が運良く掘り当ててくれました! 一時はどうなることかと思いましたよ。

最終日は快晴。ほんとに晴れると気持ちいいです。ほぼ一日フルに滑って家路につきました。
息子の板が見つかっていなかったら大変なことになっていましたが、それでも家の近くで板や靴を借りていって良かったと思います。去年はスキー場で借りていましたが、とにかく混んで時間がかかるんですよね。滑り出すまでに二時間ぐらいかかっていたような。

もう一回ぐらいスキーに行きたいという希望も出ていますが、さてどうなるでしょうか。その前に、最近このあたり(北カリフォルニア)のお天気、悪すぎじゃないですか?! 毎日雨でいい加減げんなりします。今日はサンディエゴのほうまで雨だそうで・・・。カリフォルニア中が雨なんですね、きっと。

1st Gradeの授業

2009年02月07日 11時40分53秒 | カリフォルニア生活
週に一回、息子のクラスでボランティアをしています。家で読んでくるリーディング・プログラムのための本の貸し出しなので、教室の隅に座って作業をするだけ。でも、一人一人の子供たちのリストにチェックをつけたり、ワークシートにスタンプを押したりの細かい作業があって、意外に時間はかかります。40分から1時間弱ぐらい。アメリカの学校には授業参観がないので、こういうボランティアの時間に授業の様子を見れるのは興味深く、かつ貴重です。

息子の先生は、二人目を出産したばかりの20代後半くらいの先生が月、火曜日、その先生の産休をカバーした60歳ぐらいの先生が木、金曜日に教え、水曜日は2人が交代で担当しています。なんて変則的なんでしょう! 日本では考えられません。

私のボランティアの日は若いほうの先生の担当日。去年のキンダーの先生のほうが若干子供たちの注意を上手く引きつけていたかなと思うけれど、今年の先生も悪くはありません。

私が行く時間は、いつもlanguage arts、つまり国語をやっています。当然英語なんで、日本の国語の授業とはずいぶん違うんですよねえ。娘がアメリカに来て3rd gradeからスタートしたとき、コンセプトがさっぱりわからないことがよくあったのですが、息子の授業を聞いていると「ああ、これはこうなのねえ。」と今頃腑に落ちたりします。
例えば、先週息子たちは「personal narrative」というライティングをやっていました。日本では聞いたこともないでしょう? 娘の宿題でもよく目にした言葉で、親も、何となくわかるような気はするけど、結局それって何???でしたが、先週息子の先生の説明を聞いてようやく明瞭にわかりました。要するに自分の視点で、自分のやったこと、感じたことを書くというもの。結果的には日本の学校の作文と同じものができそうですが、アメリカの場合、学年が上がっていくと、自分からの視点ではなく、第三者の視点から書くライティングの練習も始まります。ですから学年が低いときのライティングでは特に「自分からの視点」というのが強調されるみたい。

息子の先生が例を出していましたが、自分が赤ちゃんを生んだことをpersonal narrativeで書く場合、「I had a baby. I was surprised she was heavy. I am very happy with her.」のように書いて、赤ちゃんの名前、体重などはあまり必要ないそうです! つまり赤ちゃんの情報をずらずら並べるのではなく、自分が赤ちゃんのことをどう思っているか、どう扱っているかを書かなくちゃいけない、ということのよう。娘に言わせると、上の学年ではまた少し違った風に指導されるみたいですが、少なくとも1st gradeの授業では先生はそんな感じで教えていました。ふーん、日本語の作文指導と全然違ったコンセプトなので、新鮮です。

今日の授業では、telling sentence、asking sentenseについて。日本語風に言うと、肯定文、疑問文についてですね。先生がうさぎとわにと狐のお話を読み、その中でどれが肯定文か疑問文か、子供たちに言わせていました。(日本語ではまったく重要視されない部分ですね。)
その後で、お話で起こったことを、子供たちに言わせます。「最初は何が起きたの?」「その後では?」と聞くんですけれど、息子が毎回手を挙げるので、私は恐怖で固まりました。君、本当にわかっているのかあ?? 日本と違って子供たちは机に座っているわけではなく、教室前方のカーペット・エリアに先生を囲んで座っているので、手は挙げやすいのかもしれません。でも、最初先生がお話を読んだとき、結構な早口だったので、私にはあまりよく聞き取れなかったんです! それなのに、がんがん手を挙げる息子、なぜか他の子はあまり挙げていないし・・・。息子が先生に指されるたびに、私は緊張のあまり作業の手が止まってしまいました・・・。息子の答えを聞いても、自分がお話を聞き取れていないから、正しいのかどうかよくわからなかったです。こっちの先生は基本的に「great!」ばかりですもんね。

授業の最後の部分は、3人ずつの組になって、お話の最初、真ん中、最後の場面を絵にして、人物のキャプションつきでカードに書くというもの。これは、日本の国語の授業でもありそうですよね。このあたりでボランティアが終わった私、息子の書いている絵を覗いて見たら、うさぎが「This porridge is to cold.」と言っていました。「tooは、t,o,oだよ。」と息子に言っても、「へっ?」という顔をしていて、近くにいた先生が聞きつけて、「Yes, two o's.」と言ったら、「ああ。」とわかったよう。先生の説明のほうがわかりやすいのか??