カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

Merry Christmas!

2007年12月25日 07時12分05秒 | カリフォルニア生活
すっかりご無沙汰してしまいました・・・。
アメリカはクリスマス休暇に入っています。日本はキリスト教の国ではないので24日、25日はお休みではありませんが、アメリカはもちろん学校も会社もお休み。日本のお正月のように、国を挙げての祝日という感じですね。クリスマス気分をゆっくり味わえるのでグッドです。

今度の家には暖炉が二つもあります。前の家にも一つありましたが、見るからに取ってつけたようなみすぼらしいものだったので、二年の間に一度も使いませんでした。でも、今の暖炉はわりと素敵なので、おとといから火を入れてみました。なかなか良い雰囲気です! 前の住人はスコットランド人の家族だったのですが、頻繁に使っていたらしく、薪が家の外壁にずらっと積み上げられているんです。なので薪には不自由せず、子供たちが手押し車でせっせと運んできてくれます。
右の写真を撮った後で、夫と子供たちはガーデニングのお店に行き、火掻き棒セット、薪を置くスタンドなどを買い込んできました。

不思議に深夜PCをやっていても、横で暖炉が燃え、パチパチと薪の音が聞こえると、暖かで穏やかな気持ちになれます。
ただ良い感じに薪を燃やすのは意外に手間がかかり、こまめに火を掻き立てたり、薪の積み上げ方を調整しなければなりません! うちでは夫がせっせとやっています。また、火を入れてから二~三時間を過ぎると家の中が少し煙くなるような気も。煙突掃除が必要でしょうか?! 

右の写真の手前にあるのは、息子がキンダーで作ってきたジンジャー・ブレッド・ハウスです。去年プレ・スクールで作ってもらったものほど立派ではありませんが(今回は自力で作ったので)、遠目に眺める分には可愛くて、この時期のインテリアとしては最適です。息子が少しずつチョコやキャンデーを食べてしまうので、だんだん淋しい家になるのですが。牛乳パックを利用して作ってあるみたいです。ランチのときに、「牛乳パックが余っていたら、先生に渡してください。」というアナウンスが入ったと娘が言っていました。
アメリカの学校ではこの他にも学校の終わりの日に、たくさんのプレゼントをもたせてくれます。先生からの本の贈り物、ソックスに入ったちょっとしたお菓子やおもちゃ、お友達からのプレゼントなど。いやがおうにもクリスマス気分は盛り上がるというものです。

クリスマス・ツリー

2007年12月14日 06時27分16秒 | カリフォルニア生活
この前の日曜日、二ヶ月以上ぶりにCai君のチームの試合の放送がありました。それで朝からテレビの前に座ったのですが、いきなり恐怖の7分間に3失点。チームの惨状を噂には聞いていましたが、目前に叩きつけられるともうショックで言葉もありません。それも日曜日の朝8時からこんなもの見せられては、もう立ち直れないですよ~。私の良く晴れた日曜日をどうしてくれる?! 日本にいたときは深夜から明け方の時間帯だったから、寝不足は辛かったけれど、休日が台無しになることはなかったからなあ。

でもまさか一日落ち込んでいるわけにもいかず、必死で気力を振り絞って、山へクリスマス・ツリーを切り出しに行きました。毎年サラトガの裏(?)のほうにある山まで出かけているのですが、今年はサラトガに引っ越して少し近くなりました。
写真が小さくて見えにくいですが、クリスマス・ツリーがたくさん植わっているファームが山の上のほうに点在しています。入り口でのこぎりを借りて、山に分け入り、好みの大きさ、形のツリーを選んで、ぎこぎこ切り倒すという仕組み。ツリーはパンプキンと同じく、前から見て良い形でも後ろを見ると不恰好だったりするので、360度見ないといけません。幹はそれほど太くなくて、想像するより切り倒すのは簡単です。 切った木は、こんな風に車の屋根にくくりつけて運びます。

  

最初の年は、ツリーが落ちちゃわないか心配でしたが、最近はもう慣れたもの。
ツリーのお値段は、1本45ドル。特別に大きいツリーは55ドル。普通の大きさでも充分大きいので、うちはもちろん45ドルのほうです。毎年これを払うと思うと、経済的にはプラスチックのツリーを買ったほうがお得なのですが、まあ生の木なんてアメリカにいるときにしか飾れないので・・・。

家に帰って、飾り付けをしました。生木専用の水を張ることのできる容器にツリーを立てます。水を結構吸うので、ときどき水を足します。
ファームで見たときはそれほどには見えませんでしたが、家の中に置いてみたら、とても大きかったです、ツリー。天井に届きそう。娘が椅子の上に上って、ツリーのてっぺんにリボンを結びました。たくさんオーナメントは持っているつもりでしたが、やっぱりまだ足りないようです・・・。ツリーの飾りつけをしていたら、傷心だった気持ちも、少しだけ癒されました。クリスマスなんですもん、Pablitoにも少しはいいことがありますように。神様、お願い!


スペイン語クラス、その後(メキシコに行きたい)

2007年12月08日 06時51分58秒 | カリフォルニア生活
楽しく続けています。12月で一旦ビギナー・クラスは終わるので、1月からビギナーの一つ上のクラスを取ろうと思っています。先生も一緒ですし、今クラスを取っている人たちの多くもそちらに進むようなので。

今まで本で独学で勉強していたわけですが、この先生の授業の仕方は全然違います。徹底的にserとestarの違いをやらされていて、へえーという感じ。英語のbe動詞に当たる言葉が、スペイン語だとserとestarの二つあります。前者は永続的な状態、後者は臨時的な状態について使うわけですけれど、時間を表すときは常にser、場所について言うときは常にestar(例え地球や月の位置でも)、材料を表すときはserで、生死を表すときはestarなど、そこまで本に書いてあったかなあ(見落としていただけかもしれませんが)ということばかり。
また本ですと、この動詞をやった後で、冠詞や所有格、指示語などの章に進みますが、先生はserとestarの英語→スペイン語の翻訳問題を50個ぐらいやらせ、その中で必要に応じて冠詞などについて触れて、説明していくという感じ。確かに冠詞や所有格だけを取り出して勉強するより、そのほうがわかりやすいし興味深いというのはありそうです。

また、その50問の問題は最初ノートに書き、後でデジタル・レコーダーに録音しないといけないんです。それをクラスで再生して先生にチェックを受けるので、かなり恥ずかしいのですが、確かに頭には残るし発音の良い勉強にはなりますね。幸い、スペイン語のほうが英語よりまともに聞こえるので、まだ良かった。(これ英語でやったら、かなり赤面ものです。)

それにしても、スペイン語を勉強していると、またメキシコに行きたくなってしまうなあ。冬の旅行ではニュー・メキシコ州に行きますが、私が行きたいのは本当のメキシコ。つい地球の歩き方メキシコ編のページなどをめくってしまいますが、メキシコってびっくりするくらい広いんですよね。私は、コロニアル調の古い町並みと遺跡に興味があるのですが、子供たちは海やリゾート地でないと駄目。両方を兼ね備えた町というのがありません。モレーリア、グアダラハラ、サカテカスなどこの前足を伸ばせなかったコロニアル都市にも行ってみたいし、メリダやオアハカなども良さそうなのですが、それらの町はどれもリゾートとは言えません。10年前夫と二人で行っておくべきだった・・・(後悔)。

メキシコの小さな町はどんな様子かと言いますと:

サン・ミゲル・デ・アジェンデ


グアナファートとサン・ミゲルの教会前広場
 

関係ありませんが、サン・ミゲルの町中で見つけた看板。
VAMOS ZARAGOZA! VAMOS PABLITO!! (←これが言いたかっただけ。)

うちの周り

2007年12月06日 10時38分09秒 | カリフォルニア生活


応援しているチームが不振で、監督さんが解任されそうというだけで、朝起きると妙に憂鬱なんですが、これって変ですよね。自分でもちっとも憂鬱になんかなりたくなくて、爽やかに起きたいのに、どうしようもなく憂鬱なんです。また最近は朝曇りがちなことが多くて、今日は霧が出ていましたし、陰鬱さに輪がかかりました。起きて行動を始めてしまえば、良くなるのですが。

そんな風に暗い冬の朝を過ごしていますが、お昼前からは良いお天気になるのがここカリフォルニア。上左の写真は、家の玄関から出て右を見たところ。上右の写真は、家の玄関から正面をを見たところ。す、すみません、これは冬の景色とは言えないですよね。太陽がさんさん、はっきり言って昼間は暖かいです。陰鬱な冬というのは、私の気持ちの中だけで、実際にはかなり快適な冬と言っていいでしょう。冬というか、日本で言ったらせいぜい秋くらいの気候かな。

ベイエリアは、南、東、西の三方を低い山に囲まれています。だから、シリコン・バレーというよりは、盆地と言ったほうが適切なんですよね。シリコン・バレーの盆地部分は平らで高い建物もなく(サンノゼ・ダウンタウン以外は確か建物は二階か三階までという規制があったはず)、椰子の木や普通の木々の間に道路と住宅地とオフィスが点在しているだけなので、どこからでもその山々が見えます。海からの湿った空気はバレーの南と西にある山に雨を降らせて、そこで空気が乾くために、南と西の山は一年中緑なのに対して、東に見える山は夏の間中見事な茶色い禿山です。幸い、うちから見えるのは南と西の山なので、いつも緑。居間から緑の山が見えるととても落ち着いた気持ちになれます。興味深いことに、緑の山のふもとの住宅地はとても家賃が高くて、茶色の禿山のあたりの住宅地の家賃は安いです。確かにドライブしていて、真東に茶色い山々を見ると、心までが乾燥していくような気がするんですよね。禿山の近くに住んでいたら、窓からの景色を見るたびに落ち込んでしまいそうです。(実際そういう人が多いので家賃が安いのだと思いますが。)うちの窓から、また家の外に出て緑の山を見るたびに、ここに住めることを感謝しています。 

右の写真で写っているのが我が家です。この辺では非常に一般的な平屋ですね。平屋に慣れてしまうと、階段を上るのがおっくうになります。去年まで子供たちは二階建ての家に住みたい!と言っていたのですが、一時帰国で自宅に住んだら、階段が大変だったそうで、もう二度と言わなくなりました。この家は中国人の方がオーナーなので、庭木はかなり東洋的な感じです。バックヤードには竹が植わっていますし! 前の家は水色で、個人的に大嫌いでしたが、今度の家はイエロー。日本の自宅もレモン・イエローなので(で、ドアがフォレスト・グリーン)、一緒だ♪と気に入っています。アメリカの家のドアは茶色の木製ですけどね。観音開きで、小さなステンドグラスがはめ込まれていて素敵ですが、実は断熱性がなく隙間風がかなり入るのが困りものです。