カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

ミドル・スクール

2008年04月26日 09時33分37秒 | カリフォルニア生活
今10歳と6ヶ月の娘は、秋からミドル・スクールに行かなくてはなりません。この辺りは5-3-4制で、学校を始めるのも日本より半年早いので、日本よりも一年半早く中学生になることになります。年度末が迫り、ミドルへ向けていろいろ動きが。

まず先週、カリキュラムやクラスなどについて説明されたパンフレットが配布されました。
ミドルではもう自分の教室はなくて、日本の大学のように自分の時間割に従い、先生の教室を回って授業を受けます。その移動時間はたった4分だとか。必修科目の他は選択科目で、子供たちのの時間割は一人一人違うようです。つまり、固定のクラスに所属するわけではないので、お友達はできにくい・・・とこの前話したカウンセラーの人は言っていました。大丈夫かなあ?!

サンプルの時間割はこんな感じらしい:

A時間目 バンド
1時間目 コアー
2時間目 コアー
3時間目 コアー
4時間目 エクスポラトリー
5時間目 サイエンス
6時間目 算数
7時間目 体育

A時間というのは7時20分開始のクラスで、選択制。優秀なブラスバンドがあって、バンド活動はそこでするらしい。
コアーというのは必修科目で、文学、言語、歴史の総合科目。
エクスポラトリーというのも選択科目で、6週間ごとにコンピューター、アート、音楽、スペイン語、フランス語などを勉強していくそう。この時間にESLも取れると聞きました。
体育はなんと毎日。息子なら大喜びですが、体育苦手な娘にはちょっとハード。
そして、この時間割は毎日一緒なんだそうです。うーむ・・・。

パンフレットを読んで一つ喜ばしく思ったのは、6年生の歴史では、古代世界(エジプト、メソポタミア、ギリシャ、ローマ、中国など)について学ぶと書いてあったこと。やった、アメリカ史からおさらばだ! 世界史なら私も得意科目でよくわかっているし、日本語で書かれた子供向けの本を探すこともできます。今勉強しているアメリカ独立戦争の細かな細かなことって、聞いたこともないし、子供用の日本語教材もないし、お手上げだったんですよね。きっと日本史で言う、中臣鎌足や中大兄皇子のようなことを習っているんでしょうけれど・・・。

そして今週は、行く予定のミドル・スクールのオープン・ハウスがありました。オープン・ハウスというのは、年度末に子供たちの一年のプロジェクトなどがクラス・ルームに展示され、親はそれを見に行って、先生と話を交わし、この一年の先生と子供の成果を確認するという催し。お父さんも見に行けるように6時ぐらいから開かれます。エレメンタリーのオープン・ハウスは5月だったと思いますが、ミドルは少し早いようです。ミドル・スクールの中がどんな風になっているのか見学するために、娘と息子と行ってみました。

さてミドルを見た感想は、あまりエレメンタリーと変わらないかなあ。校舎が二階建てのものがある(この辺りの小学校は全部のっぺりとした平屋)、体育館がある(小学校にはない)という違いくらいでしょうか。そうそう、プレイグラウンドというか遊具がなくて、娘はちょっとがっくり(笑)。「そりゃ日本の中学校にだって遊具なんかないわよ。」と言ったら、「だってまだ小学生なのに・・・。」と嘆いていました。

アメリカの学校の教室には○年○組などという表示はなく、Room番号しか記されていないので、どこが何年生の校舎なのか全然わかりません。(ホーム・クラス自体ないわけですが、6年生専用の棟はあると聞いたので)ふらふら彷徨っていたら、娘が「あっ、タヌージャだ!」とクラス・メートを発見。インド系のタヌージャが「Hi, do you want to come with us?」と娘に聞いてくれ、娘ももちろん!、4人ぐらいの女の子たちと一緒に去っていきました。お友達と回ったほうが楽しいもんねえ、良かったあとホッとした私ですが、さて5歳の息子と二人で取り残され、ここで私たちは一体何をしたら?? 

仕方なく「ランチ・ルームでも見に行こうか。」と歩き出したところ、体育館が目に入りました。入り口を覗くと、あれっ、バトミントンのネットが張られ、卓球台がずらりと並び、たくさんの人たちがバトミントンやピンポンに興じています。どうやら私たちと同じようにやることのない人のために提供されているみたい。早速、息子を誘ってピンポン、その後バトミントンを始めたら、できないのに息子ははまってしまい、娘がお友達と一緒に体育館に現れ「ママたち、ここで何しているの?」と聞くまで、ずぅーっとやっていたのでした・・・。(見ればわかるでしょ、バトミントンよ!)


便利なフリーソフト

2008年04月24日 00時39分03秒 | ブログ
あるサッカー選手についてのブログを毎日書き続けて、もう4年目。我ながら馬鹿だなあと呆れていますが、そのうちぱたりと止めるかもしれません。それはともかく、ブログ書きのせいで期せずしてPCのヘビー・ユーザーになっているような気が。というよりはネット中毒とでも言ったらいいのか。とにかくノートPCを使っている時間がすごく長いんです。でも、そのわりに初心者同然にPCについて何も知りません。

この前、こんな記事を読みました:フリーソフトで、「なくても作業できるけど、あるとすごく便利なもの」
PC初心者でも使える便利なフリーソフトが紹介されています。へー、どんなものがあるの?と興味津々だったのですが、一読後の感想は、まず記事中の用語がよくわからない! 
「たとえば、クリップボードの履歴を取って、以前にコピーしたものもペーストできる、みたいなソフトがありますが、これなどは、Windowsデフォルトの機能にはありませんが、初心者でもかなり便利に使えます。」
クリップボードって何?状態なので、この文章の意味からしてわかりません。私は初心者以前ということでしょうか?! こんな文章もありました。
「charu3」はもっと評価されるべき素晴らしきクリップボード拡張ソフトです。
ストック機能やマクロなどありますが、そんなことよりも私はフォルダ管理で任意のクリップを実行できるのがすばらしすぎます。
んー、謎の外国語を読んでいるような・・・。
カーソル下の非アクティブウィンドウにマウスホイールメッセージを送る。
一体全体なんのこと?? 
その他記事の中には「ランチャー」「ファイラー」など謎の言葉がたくさん出現。
でも、辛抱強い私は頑張って最後まで読みました。少しですが、すでにPCに入れてあるソフトもあったからです。
例えば、
Gomplayer
軽くてシンプルで使いやすい!多くのコーデック内蔵で様々なファイル形式の再生に対応!ダウンロード中のAVIファイルも再生可能。YouTube、ニコニコ動画などのFLVファイルも簡単再生!
u-torrentでダウンロードした映像ファイル(もちろんサッカーの試合ね)を再生するのに必要だったので、以前入れました。
IrfanView32
これも有名どころですが、音声ファイルやムービーも再生可能な画像ビューワーです。ビューワーとしても優秀ですが、簡易ながら画像編集などの機能があり、非常に便利だったりします。ちょっとした編集などに高いソフトを使う必要はないですし、それらは難しいですからね。
プライベート・ブログに貼る写真のサイズを一度に変換するとき、またサッカーのブログ用にニュース映像からキャプチャーした写真のファイル形式を変換するため、ほとんど毎日のように使用。画像の編集にはJtrimのほうが使い易いような気がします。でも、ビューワーとか言わずに、画像・映像再生ソフトと言えばいいのに。

こんな風にギリシャ語か何かのようにわかりにくい記事の中を彷徨った私ですが、便利そうだと私にもわかったソフトを見つけて、インストールしてみました。それはこちら:
ソフト名 : 「通り抜けループ」
◆優れている点 : デスクトップのアイコンが作業中のウィンドウの背後に隠れてしまうことはよくあります。
そんなときウィンドウを閉じたり移動させたりせず、背後のデスクトップアイコンを表示させることが出来るツールです。
◆DL出来るページ : http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/051008/n0510083.html
◆(個人的)備考 : この通り抜けループ自体はそれほど使いません。おまけ?で一緒についてくる「ワイパー」。
実はこっちがメインでおすすめしたい機能です。操作も簡単見たまんま。かなり重宝してますよ。
そうなんですよ、PCのスクリーン上のアイコンがウィンドウの下に隠れてしまうことが本当によくあるんです! 既に開いているウインドーを四つも五つも最小化したり、横に動かしたりするのがすごく面倒だと思っていました。(紹介文の意味を理解できた数少ないソフトですね。)ダウンロードのページを探すのに少し苦労しましたが、なんとかDLできて、早速使っています。使用感は、とっても便利!! マウスで、カーテンを引くみたいにアイコンの上にかぶさっているウインドウをざざっと右に引き、アイコンを見つけることができます。どなたかが、Windowsのデフォルトにすればいいのにと書いていましたが、まったく同感です。

もう一つ、
「Stickypaper」です。
単純に付箋ソフトですが、付箋紙2000のように書き込みモードにならなくても常に書き込み可能なのが便利です。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/dktp/calclock/tag/stickypape...
紹介文の意味がわかったものを入れてみていたり(笑)。でもこれはどうかなあ。ネットに熱中していると忘れっぽくなるから、メモ替わりになるかもと思ったのですが、本当に使うかどうかわかりません。
ネットで読んだ記事のページにちょっとメモをつけておくようなものがあると嬉しいのですが、上記の付箋ソフトは使い方がたぶん違いますよね。下のような:
・ソフト名 紙copi Lite
・優れている点 変な名前のソフトですが、「紙」という名の通り、机の上に置いてる紙のように思いついたことやWebで見た記事をさっと手軽に保存可能なソフトです。特に自動保存機能とWebクリップの機能がすばらしいです。
に、少し興味を引かれましたが、詳細ページを読んだら「サポート終了」と書いてあったので、迷った末にまあ今はいいかと止めておきました。

暇があったら、上に書いた謎の用語の意味でも調べてから、もう一度この紹介記事を読み直してみようと思っているのですが、さて本当にそんなことをするのか?! 下手にカタカナなので一層混乱するんですよね。ビューワーはなんのこっちゃ?ですが、viewerなら何か見るものだとわかりますもん。


Spring Break

2008年04月17日 02時25分40秒 | カリフォルニア生活


サラトガ学区は先週がSpring Break(春休み)でした。以前いたクパティーノ学区よりも一週間早くて、日本人学校の新学期開始一週間目とぶつかってしまったため、今年は旅行に行けずに残念。去年はメキシコに行ったのですが・・・。

その代わり週末に一泊でサンフランシスコに行ってきました。目的は生牡蠣と飲茶。
サンフランシスコの北40分ぐらいのところにPoint Reyes National Seashoreという太平洋に面した絶景の海岸があります。その近くの湾では牡蠣の養殖をやっていて、サンフランシスコのフェリービルディングにある牡蠣レストランの養殖場もあります。そのレストラン、Hog Island Oyster Company直営のお店も湾近くにあるのですが、自力で牡蠣の殻を割らないと駄目と聞いたので、Tony's Seafood Restaurantという別の小さなお店のほうに行ってみました。「Right from this bay」と言われて出てきた生牡蠣は、新鮮で本当に美味!! フライや焼いたものも食べてみましたが、アメリカ人の滅茶苦茶な味付けで台無しになっていて(涙)、やっぱり何も余計な手を加えていない生牡蠣が一番だとわかりました。
でも、このお店、車酔いするほどくねくねした道を何キロも走った末の小さな湾に面していて、もう二度と行けそうもありません・・・。

サンフランシスコで一泊したあとは、ゴールデン・ゲート・パークで遊び、お昼に飲茶、その後ハーフ・ムーン・ベイを回って帰ってきました。この日は真夏のように暑かったので、ハーフ・ムーン・ベイもたくさんの人出。普段は無茶苦茶風が強いので、凧がよく揚がるのですが、この日ばかりは無風でどんなに砂浜をがんばって走っても凧は空に揚がりません。その後、港に停泊している漁船から蟹を三つ買って帰宅。久しぶりにゆで蟹を堪能しました。シーフードな週末だったなあ。

スクール・カウンセラーとお話

2008年04月11日 11時07分28秒 | カリフォルニア生活
ようやく風邪も良くなり、どうやら肌寒かったベイ・エリアも今日辺りから快晴&Hotで、カリフォルニアらしいお天気に戻りそうです。現地校が今週は春休みなので、久しぶりにのんびり。娘が英語塾に行っている間、普段は自宅まで戻るのですが、今日は息子と塾の近くの公園に行きました。初めて行く公園でしたが、笑えるほどいろいろな人種の人たちが! 視界に入るだけでも、中国人、インド人、私たち日本人、さらにはロシア語まで聞こえてきました。でも子供たちは全員普通のアメリカ英語を話しているんですよねえ。とても不思議な光景です。

ところで、まだ風邪で苦しんでいたときのこと、娘の担任の先生から薦められて、スクール・カウンセラーに会ってきました。娘はもともと夫に似て几帳面な性格なのですが、どうやら授業中もやたらと机や自分の持ち物の整理ばかりに気をとられ、なかなか勉強にとりかからないらしいんです。ちょっとオブセッションになっているっぽいということで、一度カウンセラーと話してみたら?と言われました。そこでカウンセラーの人との面会に行ったわけですが、その場で娘の一週間のスケジュールを書かされました。するとカウンセラーは、「うーん、ちょっと忙しすぎるスケジュールですね~。なかなか勉強にとりかかれない、勉強を始めてもすぐ気が散るのは当然だと思いますよ。娘さんは全然リラックスする時間がないですもんね。」。がーん! やっぱり?! いえ、ハードだなあとは思っていたのですが、日本で私立中を受験するお子さんは四年生くらいから長時間勉強すると聞いていたので、これくらいは大したことないかもと考えていたんですよね。更に土日は結構だらだらで何もしていないし。でも、カウンセラーさんによると平日がとにかく過密スケジュールすぎて負担になっているとのことでした。でも、日本人学校を止めるわけにはいかないし(娘が気に入っているので)、現地校の宿題をやらないわけにもいかない、どう考えても時間が足りないわけです。実際、娘のクラス・メートは二人、現地校の勉強との両立ができないということで、3月いっぱいで日本人学校を止めています。

カウンセラーの提案は、①月曜日、水曜日は日本人学校があって帰宅が遅いので、現地校の担任の先生と話して、火曜日、木曜日の宿題の締め切りを延ばしてもらう、②平日の夜にゲームの時間を作るなどして、リラックスを図る、③現地校の友達とプレイデイトする、というものでした。

①はぜひお願い!というところ。
②は・・・平日は無理だあ。そのかわり、9時から9時30分の間、質問タイムを設けて、宿題についての質問を集中的に受け付けることにしました。今までだと、「わからない、教えて!」と騒いだ末に、親に丸投げするので、私も一日の終わりに疲れていてついイライラし、喧嘩になることが多かったんです。時間を決めておけば、私も覚悟を決めて集中できるし、娘もある程度は自力で努力するかなと。これを決めてから、二週間日本人学校が春休みになり、それが終わると今度は現地校が春休みと、この三週間二つの学校が重なっていないので、まだ上手くいくかどうかはわからないのですが・・・。
③も難しいです。10歳で女の子というのが、ハードルを高くしているようです。いろいろ喋りたい年頃じゃないですか。英語でガーリッシュな会話というのが、なかなか厳しい。学校での当たり障りない会話なら大丈夫のようで、最近は休み時間中も一緒に遊ぶお友達はいるようですが、家に誘って遊ぶほど仲良しではないんですよね。これで、全くお友達がいなかったら困りますが、日本人学校のお友達や前の現地校での日本人のお友達とは親しくしていて、家に呼んだり呼ばれたりしているので、まあアメリカ人関係は無理しなくてもいいかなとは思います。
(息子は逆にキンダーのお友達とプレイデイトを何度も。5歳で男の子だと、複雑な会話はいらないですから・・・。)

こんな調子で8月末にミドル・スクールに上がったらどうなるんだろう?と心配です。サイエンス、ソーシャル・スタディは悪い成績でもOK、日本人学校の水曜日までの宿題は締め切りを延ばしてもらう、ぐらいしか思いつきません。親子ともども、宿題が終わるの~?というプレッシャーが大きいのですが、実際勉強している内容は、日本ではまったく必要ない知識(アメリカ史や州と州都名など)、または充分日本の中学校などで学習できる知識(生物、化学)なんですよね。宿題をいい加減にやってはいけないけれど、それほど根を詰めてやる必要もない・・・このへんのバランスが難しいところです。