カリフォルニアン・キッズ

4年を過ごしたカリフォルニア生活も終わり・・・
帰国子女となった子供たちとの日々をのんびり書いています

湿気に我慢できない子供たち

2008年07月08日 15時57分06秒 | 一時帰国中
家は狭いながらも使いやすいし、食べ物は美味しいし、順調に過ごしてはいるのですが、気候の変化に誰もついていけず、体調を崩しまくっているのが困りものです。

息子は日本到着翌日にお腹を壊し(早すぎ・・・)、翌週は風邪と熱、その次の週はなんと急性中耳炎。中耳炎という病気の存在をこの三年間忘れていましたよ~。カリフォルニアで中耳炎ってありますか? いえ、当然あるのでしょうけれど、周囲で誰もなったなんて聞いたことないです。とにかく気温が高くて湿気がものすごいので、日本でのほうがいろいろ化膿しやすいのかも。

娘のほうは、到着二日目に謎の吐き気を伴う胃炎。その後顔のぶつぶつを掻き壊して、皮膚科のお世話に。幸いまだ風邪にはなっていませんが。

驚きなのが、子供たちに全く湿気に対する耐性がないこと。確かに先週末は気温28度で湿度90%くらいだったのですが、日本人からするとありがちな夏の日ではありました。当然私は日本人らしく、「これくらいは我慢しなくちゃ」と冷房は一日つけずにベッドに入ったんです。すると真夜中に、娘の「暑くて、汗でべとべとして寝れない!!」と泣き喚く声が家中に響き渡り・・・。近所迷惑なので仕方なく冷房を入れた私ですが、まったく我慢が足りない!と腹立ち気味。でも、息子がやたらと背中を痒がるのでふと見てみたら、ぎょっとしたことに背中とお腹一面があせもで真っ赤に! 「あせも」という言葉もカリフォルニアでは忘れていましたが、もしやカリフォルニアで全く汗というものをかかない間に、子供たちの汗腺は退化してしまったのでしょうか?! その前から娘は一日に四回くらいシャワーを浴びるので呆れていましたが、こんなにひどいあせもができては息子のほうも頻繁にシャワーを浴びる必要がありそうです。プールに入れればすぐ治りそうですけれど、中耳炎ではプールも入れないし(涙)。

息子にとっては梅雨残酷物語となりつつある日本滞在。ところで、真夜中に中耳炎になったため、仕方なく深夜二時に隣の市の行ったこともない病院に行きました。そして車の通っていない深夜の淋しい道で、一瞬もろに右側を走ってしまいました・・・。国道に右折しようとしたら、前からヘッドライトが来て「えっ? 何??」とびっくりして気が付きましたが、危なかったです(汗)。

頭が痛い・・・

2008年07月02日 18時44分48秒 | 一時帰国中
一時帰国中は当然夕方の習い事がないので、親子とも本当にのんびりできます~。カリフォルニアにいるときのあの学校が終わった後の行ったり来たりのばたばた、ものすごく疲れるんですよねえ。その上ここでは小学校の宿題もほんのちょっぴりで、心の重荷となるようなプレッシャーにもならないので毎日リラックス。気が緩んでいるともいいますが。

しかし・・・去年は毎日のように放課後遊んでいた娘の幼馴染たちも、今年からは中学受験のための塾通いが忙しくてなかなか遊べません。うちもリラックスしている場合ではなく、先のことをちゃんと考えなくては。
上の子が中学生になっている近所のお母さんから、小学校5、6年でしっかり小学校の勉強を身に付けておかないと、中学校で上位の成績を取るのは難しい、当然高校受験も難しいわよ、と言われました。はあ~、日本の学校の勉強は週に6時間だけ、あとはチャレンジという状況では、全然身についていません。だからといって、中学受験をするには、それこそ学力が足りないし。もちろん日本人学校を止めて、塾に入れるという選択肢もありますが(高学年ではそうされている方が多いですよね)、本人は嫌がるだろうなあ。

一応今のところは帰国後は公立中に行って、遅れている四教科は必死で挽回してもらい、英語は独自に保持という方向なのですが、果たして四教科を挽回できるのか? 英語を自力で保持できるのか?というのが問題ですよね。今がすでに夜中まで勉強している一杯一杯の状況なのに、中学校でもこのペースを続けられるか?という問題もありますし。アメリカの学校であまり日本人には役に立たない勉強を詰め込まれて、日本の勉強が遅れるって、よく考えるとアメリカに来たせいですごく損をしているような気がします。両方の国の勉強をこなせる子供ならいいけれど、娘にとっては大きな迷惑ですよね。

近くに中高一貫校が今年からオープンしたので、駄目もとでそこを受験するとか?なんて考えました。英語の授業を英語で教えるんだそうです。娘にそう言ったら、「は? 当たり前じゃん。」と言われました。いや、日本じゃ日本語で教えるのが普通なんだよね。倍率なんと7倍以上だそうですが、面接があるのだそうです。面接でなんとかごまかせないものかと・・・。(そんな甘くないか。)

絶対に日本で普通に過ごしていたほうが楽だったけれど、それを言ってもしかたないから、何か得るものがあったと信じるしかないですよね。