愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
12月27日(金)はサンタフェ町のホセ・ティフィン・エスガナ町長と約1時間半ほど、キナタルカン島の状況や今後の応援について懇談をしました。
サンタフェ町役場
私たちをセブ空港で出迎え、サンタフェまで案内してくれたアルバート・キャメイさんをリーダーとする4人の人たちでしたが、アルバートさんはホセ町長の片腕ともいうべき人でした。
今年の7月までは、NPOイカオアコの現地事務所のあるネグロス島のバコロド市で、教育関係などのボランティア活動をされていたそうです。そこでイカオアコの倉田さんと信頼関係が作られました。
今年7月にサンタフェ町長選が行われ、新人候補のホセ氏にアルバートさんは環境問題を中心に積極的な提案をしました。当選後、ホセ町長はアルバートさんをサンタフェ町のボランティアセンター(のような組織)の責任者としてスカウトしました。
アルバートさんが力を発揮したのが、今回の台風30号です。キナタルカン島は、1,962世帯中1,785世帯が全半壊という大打撃を受けています。しかし、死者はいません。不思議に思ってホセ町長に尋ねました。
するとそれはアルバートさんの功績とのこと。ホセ町長のお話では、アルバートさんは今回の台風がキナタルカン島に甚大な被害を与えることを予測。台風の来る2日前にキナタルカン島へ赴き、全島民約8,500人に対して避難するように誘導しました。その結果、90%以上の家屋が全半壊しながらも犠牲者は一人もでませんでした。もしこの避難指示がなければどれだけの犠牲者が出ていたか分からないとホセ町長は話されています。
アルバートさんは、現在、サンタフェ町緊急被災者支援対策本部長をボランティアで務めていらっしゃいます。
世界中からさまざまな緊急支援チームがサンタフェ町にきました。多い時は1日に8チームが到着したことも。各チームからはいろいろな要求がだされます。そうしたコーディネイトはすべてアルバートさんの仕事です。
獅子奮迅の働きをされているのでしょう。どこでもすぐに寝られる特技があるそうです。仲間の人たちはアルバートさんのことをパラヴィ(ホームレス)アルバートと笑って言っています。いびきもすごいようです。かくいう私もかなりのいびきをかきます。そしてアルバートさんの仲間の男性も。「いびきのシンフォニーだ」と言ってアルバートさんは豪快に笑い飛ばします。
収入は0と笑うアルバートさん。私たちを出迎えてくれた他の3人の人たちもそれぞれに台風の被災者ですが、ボランティアで支援活動に取り組んでいます。口々に「楽しい」「やりがいを感じる」と言われています。国は違っても想いは同じです。
その忙しいアルバートさんたちが2日もかけて私たちを迎えに来てくれたのは、被災から1ヶ月半たって少し落ち着きを取り戻してきたことと、イカオアコの倉田まりさんとの信頼関係の深さによるものです。
フィリピンでのカウンターパートはなく、見切り発車で物資を集めた今回の応援活動ですが、たいへんすばらしいカウンターパートに出会えたことを感謝しています。
応援物資が確実に届くかどうかが、今回の最大のポイントですが、ホセ町長は衣類の提供は初めてと喜んでいただき、必要な機関に職員を派遣して調整し、サンタフェ町が受け取るようにすると仰っています。
ホセ町長からは、キナタルカン島の状況などについても伺いました。それは、明日のキナタルカン島の視察とあわせてご報告します。
中央の青いポロシャツの男性が写真左2人目の女性が倉田さん、中央の青いポロシャツの男性がホセ町長、その隣はNPO法人イカオ・アコ代表の後藤先生(日本福祉大学教授)、右端の男性がアルバートさん。
追伸
フィリピン料理はほとんどの料理が、大多数の日本人の口に合う味です。おいしいです。島国ですから魚のおいしさはいうまでもありません。辛い料理はほとんどなく、素材のよさを引き出す薄めの味付けです。しかも日本の価格から比べると格段のお安さ。
泊まっているコテージの朝食でアメリカンブレックファーストにコーヒーとマンゴージュースをつけて、220ペソ(約470円)くらいです。これでもホテルだから高いそうです。町の食堂で6人でお腹いっぱい食べて、900ペソ(約2,000円)。日本の半額以下です。サンタフェは田舎だからとは思いますが、治安も良好、人はフレンドリー、海はきれいですごく遠浅、夜空はまさに満天の星。サンタフェすばらしいです!