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愛知キャラバン隊ネットワーク

発達障がい、知的障がいってどんなこと?皆に伝えたい!
愛知県内のキャラバン隊、発進~!!発信?

キャラバンは誰のために?

2009年05月03日 | 愛キャラネットの活動について
 私たち「愛知キャラバン隊ネットワーク」は保護者、支援者が障害の特徴や支援して欲しいことを”色んな立場の人たち”にキャラバンしています。


 それでは、このキャラバンは誰のためなのでしょうか?


 答えはもちろん、”我が子のため、身近な○○さんのため”ですが、実はそれはごく一部分です。 
 もう少し言えば、”我が子のため、身近な○○さんのため”だけにやってはいけないのだと思います。



~キャラバンで伝えること~


 愛キャラの公演では「みんなちがって、みんないい」がテーマであり、メッセージです。(座間キャラバン隊さんの受け売りですが、これは普遍的に大切なことですね)

 絵が上手い人・下手な人、話の上手い人・苦手な人、相手の気持ちが良く分かる人・苦手な人etc・・・色んな人が居て、皆少しずつ違います。

 その違う人たちが一緒に暮らしていくためには互いのことを知り・理解することが不可欠であり、キャラバンはそのきっかけ作りです。
 障害の説明や体験コーナーはエッセンスに過ぎません。



 ~互いが理解するためのアプローチ~


 それでは、互いが理解するためにはどんなアプローチが必要なのでしょうか?  
  それは「相手のためにする」と言うことです。


 これは障害のお話だけではなく、どんな話にも通じることでしょう。
 ”自分のためだけ”の話をどんなに要求しても相手には受け入れられることはありません。相手には何の関係もないし、立場が違えば理解の仕方も違うからです。

 相手の立場に立って”あなたのためにもなる”と言うことを伝えなければ、相手からの協力は決して得られません。
 そして”あなたのためにもなる”と言うことを理解して貰えた時点で、その人は協力者から、私たちと同じ立場に変化するのです。


 ”キャラバンを観る生徒のためになる”から学校に呼ばれるのです。

 ”親の思いや活動を理解することが保育士のためになる”から研修に呼ばれるのです。

 ”地域を良くする活動”だから、地域の催しに呼ばれるのです。

 そして、呼んでくれる方たちは私たちと同じ思いを持っていてくれるのです。


 キャラバンは公演を観てくれた人たちのためでり、必要だと思ってくれた人たちのためのものなのです。
 その結果として”我が子のため、身近な○○さんのため”になるのです。

 これを間違えると身勝手なものになってしまい、直ぐに見透かされてしまいます。誰だって自分のために相手を利用しようとする人の方を向いてはくれません。


 愛キャラの活動はグループを組んでメンバーが入れ替わりながら、ずっと継続していくことを基本としています。 それは”我が子のため、身近な○○さんのため”で終わってしまわないための一つの工夫でもあります。


 ”キャラバンは誰のために?”と言うことは公演の度に確認しながら活動を行うことが大切だと思っています。       

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