<密教と曼荼羅>
一般の大乗を顕教(けんぎょう)と呼び、民衆に向かって広く教えを文字や言葉で説くのに対し、弘法大師、空海が持ち帰ったとされる密教(金剛乗)とは、神秘主義的・象徴主義的教義を、師匠が弟子に伝達するので、密教と呼ばれます。
密教というとなんだか怪しげな印象を受けますが、果たしてそうなのかそうでないのかは分かりません。
密教では両界曼荼羅があり、曼荼羅とは密教の中心、大日如来の説く真理や悟りの境地を、ヴィジュアルに表現したものです。
ヴィジュアルといわれても、不心得者の私にはさっぱり理解できません・・・以前にも書きましたがなんだかICチップのようにきれいだな、ってところです。
テレビで、この曼荼羅を砂に書いてすぐ壊しちゃう・・みたいの見ました。
ちなみに両界曼荼羅は
1. 「胎蔵曼荼羅」:大悲胎蔵生(だいひたいぞうしょう)曼荼羅とも。真理を実践的な側面、現象世界のものとして捉えている。母なる仏の慈悲。12の院。大日如来の四方向にいる普賢菩薩 (南東) 文殊菩薩 (南西) 観自在菩薩 (北西) 弥勒菩薩 (北東)が四大菩薩。
2. 「金剛界曼荼羅」:真理を論理的な側面、精神世界のものとして捉えている。堅い智慧。9つの会(え)。
その金剛界の五智如来(ごちにょらい=五大如来)では、金剛界曼荼羅五智如来(五仏)の中心に大日如来、そして大日如来を中心として、
東方:阿閦(あしゅく)如来
南方:宝生(ほうしょう)如来
西方:阿弥陀如来
北方:不空成就(ふくうじょうじゅ)如来
となっております。
<明王>
密教ではさらに明王もいます。
明王は如来さまの使者です。
明王は大日如来の命を受け、仏に帰依させる使いを指し、人間界と仏の世界の狭間に住むそうです。
元来夜叉と呼ばれ悪鬼神だった古代インドの神々が、仏教化されて善の神となり、後述の天部より高い地位で民衆の帰依をはかる役割のようです。
中でも日本では大日如来の化身である「不動明王」の人気が高いですね。
いわゆる不動尊、おふどうさんです。
不動明王は大日如来の化身として、煩悩にまみれてもっとも救いがたい大衆を力ずくでも救うために怖い顔をしておりますが、これは釈迦が菩提樹のもとで悟りを開くまでは動かないとした、普段は穏やかで柔和な釈迦の内面の鬼のごとくの強い意志を表したとも言われております。
この顔が仁王様と同様、あまりにも怖すぎるので、特に子供の頃はどうしても仏像に馴染めないんだよなぁ。
一般の大乗を顕教(けんぎょう)と呼び、民衆に向かって広く教えを文字や言葉で説くのに対し、弘法大師、空海が持ち帰ったとされる密教(金剛乗)とは、神秘主義的・象徴主義的教義を、師匠が弟子に伝達するので、密教と呼ばれます。
密教というとなんだか怪しげな印象を受けますが、果たしてそうなのかそうでないのかは分かりません。
密教では両界曼荼羅があり、曼荼羅とは密教の中心、大日如来の説く真理や悟りの境地を、ヴィジュアルに表現したものです。
ヴィジュアルといわれても、不心得者の私にはさっぱり理解できません・・・以前にも書きましたがなんだかICチップのようにきれいだな、ってところです。
テレビで、この曼荼羅を砂に書いてすぐ壊しちゃう・・みたいの見ました。
ちなみに両界曼荼羅は
1. 「胎蔵曼荼羅」:大悲胎蔵生(だいひたいぞうしょう)曼荼羅とも。真理を実践的な側面、現象世界のものとして捉えている。母なる仏の慈悲。12の院。大日如来の四方向にいる普賢菩薩 (南東) 文殊菩薩 (南西) 観自在菩薩 (北西) 弥勒菩薩 (北東)が四大菩薩。
2. 「金剛界曼荼羅」:真理を論理的な側面、精神世界のものとして捉えている。堅い智慧。9つの会(え)。
その金剛界の五智如来(ごちにょらい=五大如来)では、金剛界曼荼羅五智如来(五仏)の中心に大日如来、そして大日如来を中心として、
東方:阿閦(あしゅく)如来
南方:宝生(ほうしょう)如来
西方:阿弥陀如来
北方:不空成就(ふくうじょうじゅ)如来
となっております。
<明王>
密教ではさらに明王もいます。
明王は如来さまの使者です。
明王は大日如来の命を受け、仏に帰依させる使いを指し、人間界と仏の世界の狭間に住むそうです。
元来夜叉と呼ばれ悪鬼神だった古代インドの神々が、仏教化されて善の神となり、後述の天部より高い地位で民衆の帰依をはかる役割のようです。
中でも日本では大日如来の化身である「不動明王」の人気が高いですね。
いわゆる不動尊、おふどうさんです。
不動明王は大日如来の化身として、煩悩にまみれてもっとも救いがたい大衆を力ずくでも救うために怖い顔をしておりますが、これは釈迦が菩提樹のもとで悟りを開くまでは動かないとした、普段は穏やかで柔和な釈迦の内面の鬼のごとくの強い意志を表したとも言われております。
この顔が仁王様と同様、あまりにも怖すぎるので、特に子供の頃はどうしても仏像に馴染めないんだよなぁ。