医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美心倒悪 12

2008年12月03日 13時18分59秒 | Weblog
 そういう事実を当然知りつつも、今までは強いアメリカのために、また自分たちが潤うために黙認していたアメリカ国民が・・・

 ここへ来てようやくと、今回、心ある若者を中心に「チェンジ」を選んだ、という側面はないのでしょうか?

 石油利権・軍産・経済商業一体の代表政府からの、そして世界における一国主義からの「チェンジ」を。

 それを思えば麻生グループなんてかわいいもんじゃないのだろうか?




 しかしなにも近年のアメリカによる戦争だけでなく、かつての大国、ヨーロッパの国々でも、ロシアでも、それから中国だって、アフリカ、南米、日本だって・・・

 人類の歴史は血塗られた虐殺と征服の上に成り立っております。

 今僕たちが信じている人類の歴史は、「勝者」によってある意味都合よく編纂されたものだ、ということも忘れてはいけません。

 そんな中、アメリカという国は、一方では怖い国ですが、他方、歴史的な大国の中では、唯一、フェアでオープン、かつチャンスを与えてくれ、反米国家も多いが、親米国家も多いという指摘もあります。

 引用ですが、「米国の外交政策は一般に帝国主義を拒否したエヴァンジェリカル(福音主義)な「正義の政策の体系」であって、およそ私利私欲の政策体系(英国やフランス等の帝国主義)とはかけ離れたものであるといえる。」と。

 事実コソボでは独立の際、星条旗が翻り、バルト三国やポーランドやグルジアでも同様である、ということです。

 ある国の独立の際、自国他国のいろいろな謀略、利権、パワーバランス、暴力、流血、私利私欲はありましょうが、その瞬間に他国の旗が翻るというのは、その旗の自国民(アメリカ国民)にとっては大変な栄誉ですね。

 一国主義もまずいけど、強いアメリカでなくなってしまうと、これ以上にフェアな強国がない以上、世界も困ってしまうし・・・

 アメリカの市場経済主義やカルヴァン主義、お金至上主義や人種差別はいやだけれど、共産主義はもっといやだ・・・。





 それにしても、アメリカの行った戦後のヨーロッパに対する「マーシャルプラン」は一定の成功を収めましたが、引用したHPの著者も指摘するように、アメリカの中南米への政策には疑問が残るよな。

 まあ、眼中になかった、というツケがそろそろ噴出してきてるようだけど・・。

 ロシアのメドベージェフ大統領は、先のペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の帰り、嫌米ブラジルのルラ大統領や反米ベネズエラのチャベス大統領を訪問したりして、したたかッスね。

 また中国だって、反米左傾化のチャベス大統領と急接近し、石油がからんだ取引を充実化、人工衛星だって打ち上げてあげました。

 中南米がどんどん左傾化している。

 でも翻って僕たちの日本は、じゃあ東南アジアにどれほどの政策や、援助の気概だとかリーダーシップがあるのかほとほと疑問だし、さらに総理が行ったバーが話題になる日本国民として僕は恥じ入る・・・るるる。

 ハンズなんか行かなくてもいいよ、首相。

 その点にしても、むしろ中国のほうが、一枚上手な気がしてしまう。

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