医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

法則・公式の美

2005年12月23日 01時16分31秒 | Weblog
 法則・公式の美って何だ?とお叱りを受けそうですが。

 美しいと思いませんか?
 
 E=mc2ですよ。

 なんて言うのかな・・・ この毅然とした、他者を寄せ付けない存在感。

 当たり前ですが、入り込む余地もありません。

 言ってみれば日本の書のイメージというのでしょうか?

 見た目にも美しいと思ってしまうのです。 

 その上、無限の空間が広がっています。

 この最小限に内在する無限。どうしてすべての自然現象がこれに従うのか?


 物理や数学の授業で、今度はどんな公式が出てくるのか、わくわくしてしまいました。 

 遠山の金さんみたいですよね、これにて一件落着!みたいな潔さがあります。

 切れる日本刀の刃の美しさというのでしょうか?

 定理ですから当然なのですが、そこには人間の感情に左右されない、冷たさ、鉄の意思、ニヒリズム、徹底した機能美と申しましょうか・・・絶対神のように絶対だが、砂よりももろい弱さすらも同居しております。

 (x-y)2=x2-2xy+y2  (←2乗あり)

 これはまた抜群に良い。

 かっこの中が+よりも断然マイナスの方がカッコイイ。 

 この展開力を見てください。

 クラシック音楽のような美しく大胆な展開。

 しかもマイナス、マイナス、プラスと変調され、バランスは見事に翼を広げたように左右対称です。

 なんて美しいのでしょうか?

 無駄がまったくありません。そう思いませんか?

と、いくら主張してもいまだ同意者がいないのが難点です。。。

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