医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美しき孤高なデビッド=ボウイ

2006年01月17日 14時17分25秒 | Weblog
 僕がもっとも傾倒した人物です。 

 イギリス人。彼には「妖艶」という形容詞がぴったり。 

 妖しすぎ 

 ジャンルで言えば、グラムロック。

 でも意外ですが、聴けば分かりますけれど、誰よりもロックンローラーかも。 

 今でこそオジサンになってしまいましたが、若き日の彼の「キレ」には舌を巻くばかり。 

 その「狂気」と「テンション」と「美しさ」・・・

 しかも外貌だけではなく、ひたすら孤高のミュージシャンとしてロック界の先頭を走り続け、時代とファンの期待を変化や進化という形で常に裏切り続けました。 

 これまた困難至極ですよね。

 変わり続ける宿命ですよ。 

 売れたら普通現状維持じゃないですか?

 それに加えて、時代が後から彼の背中を追い続けるという宿命を、たった一人で背負ってしまった男。美しすぎる・・・


 何なんでしょうかね、あの緊張感は。

 ピーンと張った糸が切れたら、どっかに飛んでいってしまう凧のような。 

 僕も高校生のときに実際に彼の曲を聴くまでは、ミーハーな印象だったのですが、聴いてびっくりですよ。 

 世界で最もカッコイイじゃありませんか。 



 「The man who sold the world」や「僕はDJ」などをぜひ聴いてください。

 凄まじい「美しさ」と「狂気」に満ち溢れかえっております。

 バイセクシャルだなんてどうってことなくなっちゃいますよね。



 また彼のすごさは、カバーが原曲を超えてしまうところ。

 ストーンズの「Let spend the night together」ではストーンズよりも緊張感があります。

 彼くらいじゃないでしょうか、ストーンズを超えられるのは。

 個性強いですからね、ミックもキースも。 

 またレノンの「Across the universe」では、なんとカバーのくせにレノンをバックボーカルに起用しているのですから・・・

 でも美しき孤高のボウイが嫉妬した男がいるんですよね。

 その名はイギーポップ。 

 彼に関してはまたいずれ機会があれば。

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