医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美しき夏雲に 2

2008年03月27日 07時41分22秒 | Weblog
 現在世界で、原子力を積極的に活用しているのは、フランス(86%が原子力)、チェコ、イギリス、スイス、旧東欧諸国、フィンランド他であり、脱原子力政策を維持するのはドイツ、スウェーデン、ベルギー、イタリア、オーストリア他です。

 Wikiによれば、2002年現在、世界における総発電量(163215億kWh)の16.2%が原子力発電所によるものであり、これは火力発電所の66.6%、水力発電所の16.5%に次ぐそうです。

 世界でもっとも原子力発電所に依存しているのはフランス (78%)、次いでスウェーデン (46.3%)、ウクライナ (44.9%)、大韓民国 (35.4%)だそうです。

 日本では、16か所、54基が稼働しております。

 2004年現在、日本における発電電力量の約30%、発電設備容量の約20%を担っているとのことです。



 ところで、ヨーロッパをはじめ、アメリカやアジアにも、新左翼的なエコロジー政党の「緑の党」があります。

 一般的な「緑の党」は営利企業の自由を最優先する新自由主義的改革やグローバル化には否定的であり、また国民国家やナショナリズムや軍事・治安国家化にも批判的です。

 エコロジー、反原発、反核、軍縮、反戦、人種差別撤廃、脱物質主義、多文化主義、消費者保護、参加型民主主義、フェミニズム、社会的弱者の人権など、なにやら耳障りがよすぎる気がしますが、これらがテーマです。

 


 現首相にしてドイツ初の女性首相、東ドイツで育った「アンゲラ・メルケル」氏は、ライプツィヒ大学で物理学を専攻しておりました。

 初の女性首相で、科学者出身、保守と聞くと、コロイド化学を専攻後弁護士になった鉄の女イギリスは「マーガレット・サッチャー」氏を思い浮かべずにはおれません。

 でも顔はサッチャー氏やヒラリー氏より温和な気がします。

 メルケル氏は人柄的にも、その発言でも「緑の党」出身なのかと思いきや、コール元首相と同じく、中道右派のドイツキリスト教民主同盟(CDU)、日本で言う自民党に近い(?)の党首だそうです。