美唱力 Queen 6

　クイーンは基本的にメンバー全員がある程度ギターとキーボードを演奏することができ、また当たり前のようにメンバー全員が作曲できて、作風もそれぞれ異なっているため、バリエーションの多様さが強みとなったといわれます。

　つまりそこ。

　やはり世界に通用するバンドは、音楽的基礎があって当たり前、全員楽器も複数こなし、歌もうまいしコーラスもハモりは当然、その上で作曲能力もある・・・だってミュージシャンだもの。

　シンディ・ローパーもマドンナも唄がうまいのは当たり前。

　ハリウッドやヨーロッパの俳優にしたって、容姿だけでなく、演技の基礎があって当たり前。

　その上で、どれだけ個性的でアヴァンギャルドで何を主張したいかってこと。

　基礎があるからフレディが際立つのです。

　日本のバンドや俳優にはそれがない・・。

　ちょっとだけヴォーカルの歌が上手かったり、ルックスがよかったり・・・曲や編曲はスタジオミュージシャンの仕事、もしくは盗作・・・これでは何を表現したいのか、何を伝えたいのかも分からない。

　でも嵐の大野さんの才能はすごいね。

　作品にもっと個性が加われば、期待、大！



　そしてQueenに戻りますが、ドラムのロジャー・テイラーもドラム以外に、ベースもギターもキーボードもこなします。

　バックコーラスでの女性のような高音も、聖歌隊出身のロジャーと言われております。



　ダダダン、ダン、ダン　のベースラインが印象的な「地獄へ道連れ」は、ベーシストのちょっと変わり者のジョン・ディーコン作。

http://www.youtube.com/watch?v=rNQRfBAzSzo

　「You're My Best Friend」もディーコン。

http://www.youtube.com/watch?v=Wdt5QwssWY4