医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美しい青の世界 3

2008年03月15日 06時34分31秒 | Weblog
 九寨溝は石灰岩質の岷山山脈(びんざんさんみゃく)中、標高3400mから2000mに大小100以上の沼が連なる、カルスト地形の淡水の湖水地帯だそうです。

 かつてこの地にチベット族の集落が9つあったことからその名、九寨溝が付いたと。

 まさかこの地もチベット族から奪っているのでしょうか・・・?

 岷山山脈から流れ出た水が、滝を作り、棚田状に湖沼が連なるんだそうです。

 トルコのパムッカレ{写真}、パムッカレとは「綿の宮殿」という意味だそうですが、ここをほうふつとさせます。

 パムッカレでは昔、弱酸性の雨が台地である炭酸カルシウムの溶液となって地下水となり、それが地熱で温められて湧き出て温泉となり、沈殿した石灰が固まって、あたかも純白の棚田のような景観になったそうであります。


 九寨溝の水は透明度が高く、山脈から流れ込んできた石灰石が沼底に沈殿し、日中には青、夕方にはオレンジなど独特の色を放つんだそうです。

 また、流れに乗って運ばれてきた腐葉土に植物が生え、しかも湖底の木々まではっきり見え、独特の景観を見せるんですって。

 この地区はジャイアントパンダの生息地としても有名だそうですから、行ってみる価値はありそうですよね。

 九寨溝では、最も透明な五花海(ごかかい)と、最も美しい五彩池(ごさいち)が有名です。

  五花海

  五彩池


 どうしてこれほどまでに水が澄んでいるのかといえば、きっと石灰石が自然のフィルター的役割を果たして、水が徹底的にろ過されるんでしょうね?

 それと白い石灰石の反射でしょうかね?

 黄龍は九寨溝とはひとやま離れた位置らしいのですが、山をぐるりと回るので、100kmくらいあるらしい。

 黄龍の池にも五彩池という名前があるみたいですが・・・。

 しかし、中国はやはりすごいですね。