医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

九州という美質1

2006年07月14日 10時40分08秒 | Weblog
 心配なニュースが飛び込んできました。

 以前にもここで書いた、僕が日本人として最もカッコいいと思っている55歳のオヤジ、忌野清志郎が喉頭がんで入院しました。

 どこがどうカッコよすぎるのかは、このブログ内をお探しください。

 キヨシローのコメント、「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できればと思います。」

 またしても「困難」をカッコつけて「ブルース」などと・・

 キヨシローにどうか、どうか幸運を!

 必ずやまた卓越したセンスと、あの日本一の歌声を聴かせてください。

 

 そして、戦士ジダン

 何を言われたかなんて、言わなくてもよかったのに・・・

 あの行為は許されませんが、やっぱりジダンは僕が思ったとおり、後悔はしていないと言っておりました。

 暴力は絶対にいけないことです。

 しかし彼は戦いびとです。 もののふなのです。

 あの気持ちがあるから、今のジダンがあるのです。

 逆に日本選手の中で、あそこまで強い気持ちをヒデ以外の誰が持ちえて、それが僕たちに伝わっていたでしょうか?

 あのベッカムでさえ、試合中にピッチで自ら指を口に入れて、ピッチ上で嘔吐するという、彼にとっては醜態を全世界にさらしました。

 そしてベンチに下げられたときに、あのベッカムが泣いておりました。

 本物の戦士にとっては、国の威信を背負うということはそれほどのことであり、それほどまでの舞台なのです。

 選手のレッドはチームからしたら困るけれども、ジダンの場合あの時間帯でのレッドは勝負所ではありませんでした。

 彼は神話になりたいと望んでいたわけでもないし、聖人でもなく、彼は戦士であり、そして不完全な人間なのです。

 目の前の敵をぶっ倒してでも勝利をもぎ取ることが、戦士としての美挙なのです。

 男として、戦士として、自分の歴史はプライドを傷つけられてまでの侮辱や屈辱の上に成り立つものではありません。

 何を言われたかが問題ではありません。

 挑発したほうもしたほうです。

 最後まで戦った牡牛のように勇敢なジダンに、むしろ潔さを感じたのは僕だけではないはずです。



 さてさて・・・、その昔、僕が大学時代に山陰に住んでいた頃、鮎川誠という非常にカッコイイ、今で言う「ちょいワルオヤジ」が、

「博多んもんなぁ横道(おうどう)もん、青竹割ってぇ~へこにかく!ばってん、ら~めん

と、インスタントラーメンのCMでキメておりました。

 今でも妙に耳に残って仕方がないのですが・・・

 みなさん、どういう意味かわかりますか?

 ただし、このCMが東京でもやっていたかどうかは定かではありません。

 答えは次回