路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】:蓮舫さん、自分とこのボスでしょ。なんで、そこまでして虐めるんだよ。

2023-06-02 07:48:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】:蓮舫さん、自分とこのボスでしょ。なんで、そこまでして虐めるんだよ。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】:蓮舫さん、自分とこのボスでしょ。なんで、そこまでして虐めるんだよ。

 『なぜ同じ党の仲間であり、幹部経験者でもあるのに、こんな投稿をツイッターでされるのですか? やめませんか』(泉健太立憲民主党代表)

 そうだ、そういうことはやめろよ、蓮舫

 あ、呼び捨てしちゃった。ヤベェヤベェ。

 でもさ、今回の蓮舫さんのやり方について、あたしも嫌な感じがした。

<picture>蓮舫参院議員(C)日刊ゲンダイ</picture>

        蓮舫参院議員(C)日刊ゲンダイ

 なんのことかというとですね。泉さんは10日、両院議員懇談会で、仲間から(蓮舫さんもその中心人物)突き上げをくらった。そして、

 「立憲民主党は政権を目指していく政党なので150議席は必達目標だ。それができなければ辞任するのは自分なりの覚悟だ」と発言した。

 今の立憲がそんなに議席取れる? とか意地悪な人もたくさんいたけど、野党を応援しているあたしは、

 「そのやる気は大事」

 と思った。

 しかし、そのことがニュースでさんざん報じられると、泉さんはツイッターで、できなかったら辞任ということではない、と気弱なことをいいだした。それに対し蓮舫さんが、「こういう弁明はどうなの?」とネチネチ追い討ちをかけたんだ。

 自分とこのボスでしょ。なんで、そこまでして虐めるんだよ。

 あんたらが追い詰めなきゃならんのは、自民党。それが満足にできてないのに、なんで仲間を打つんだよ。

 思い返せば2016年の民進党の代表選、蓮舫氏と争ったのは、前原誠司氏と玉木雄一郎氏だった。

 その最中、涙ぐんだ玉木さんに向かって、蓮舫さんが、

「玉木くん、男が泣くな」

 とのたまった。

 これはあたしの感想だが、それから蓮舫さんと一緒に代表選に出て、「君」づけでカツをいれられた玉木くんと前原くんが、とても小粒に見えるようになった。

 こういうの、さげまん効果っていうんじゃね? そう密かに、実は思ってる。

室井佑月
著者のコラム一覧
 ■室井佑月 作家

 1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載・「室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」」】  2023年05月19日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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