【岸田政権】:海外に大盤振る舞い岸田首相…日本は借金まみれ“火の車”なのに《自国民にとことん冷たい》
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:海外に大盤振る舞い岸田首相…日本は借金まみれ“火の車”なのに《自国民にとことん冷たい》
《これは政府の横領、いや窃盗に当たるのではないか》
《国民の血税であるという認識が欠けている》
西アフリカ・ガーナの首都アクラでアクフォアド大統領と会談し、3年間で約5億ドル(約687億円)の支援を行うと表明した岸田文雄首相(65)に対し、ネット上でこんな声が広がっている。
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バラマキでしか世界へ日本を発信できず?(会談前に握手する岸田首相とガーナのアクフォアド大統領)/(C)共同通信社
岸田首相は会談後の共同記者発表で、「経済成長は平和と安定なくして実現できない」と言い、経済支援はサハラ砂漠南部のサヘル地域の平和に貢献するものーーとの考えを表明した。だが、こうした支援を「バラマキ外交」と捉える国民は少なくないようだ。
というのも、岸田首相は内政では防衛増税や少子化対策の財源などを巡り、国民にさらなる負担を求める姿勢を示す一方、外交では大盤振る舞いするかのような態度がみられるからだ。
例えば、岸田首相が総理就任直後に出席した2021年11月のCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)では、途上国などの気候変動対策支援に今後5年間で最大100億ドル(約1兆1000億円)を拠出すると表明。今年3月に訪問したインドでも、すでに両国間で約束している「5年間で5兆円の投資」に続き、グローバルサウスと呼ばれる途上国のインフラ支援に官民で750億㌦(約9兆8000億円)以上の巨額資金を投じる方針を明らかにした。
ロシア軍との激しい戦闘が続いているウクライナに対しても、55億ドル(約7200億円)の財政支援に加え、殺傷能力のない装備支援として3000万ドル(約40億円)、エネルギー分野などで4.7億ドル(約600億円)の支援を表明している。
■日本の債務残高はGDPの2倍超と先進国の中でも最悪
こうした経済支援が効果的な外交手段になる面は否めないとはいえ、今の日本の財政は借金まみれの火の車だ。財務省が公表している資料によると、普通国債残高は2022年度末に1029兆円に上るといい、日本の債務残高は実にGDPの2倍超。主要先進国の中で最も高い水準にある。世界平和の安定と秩序の維持のために経済支援は欠かせないとしても、この国にそんな財政的な余裕があるのか。
《自民党政権って、税金を自分のATMみたいに使うよね》
《国会でロクに審議もしないで数百億円をポンと出すって何?》
《海外に支援する気持ちで、自国の少子化対策になぜ、取り組めないのかが分からない。自国民にはとことん冷たい》
SNS上でこうした不満の声が出るのも当然だろう。
民間調査会社の帝国データバンクは、5月から値上げする飲食料品が824品目になると発表したが、物価高と資源高、一向に上がらない賃金--と国民生活はカツカツ。そんな中、外遊先で気前よく「はい!ン百億円支援するよ」という岸田首相の言動はよほど不快に映っているに違いない。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・話題・岸田政権】 2023年05月02日 15:05:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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