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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【天風録・11.07】:子どもとともに減る歌

2024-11-09 07:00:25 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・暮らしに根差した民芸】

【天風録・11.07】:子どもとともに減る歌

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録・11.07】:子どもとともに減る歌

 ねむれよい子よ。「モーツァルトの子守歌」の日本語歌詞はそう歌い出す。やさしい曲調で赤ちゃんもすぐ寝付きそう。実はモーツァルトファンだった同時代の別人の作だという。そんな豆知識を長田暁二(おさだ・ぎょうじ)著「音楽ものしり事典」で読んだ

 ▲笠岡市出身の歌謡史研究家だった長田さん。本紙に訃報が載った。流行歌や民謡、軍歌など幅広い分野に著書があった。歌われた時代背景や人々の暮らしにも詳しい。レコード会社の童謡担当が振り出しだったという

 ▲先述の本に日本の子守歌の考察もあった。古くから伝わるものの多くは哀調を帯びている。社会が大きく変わった現代の赤ちゃんが聞けば、不安になって泣くだろう。親が普段歌う曲をやさしく歌えば、安心して眠るはずと

 ▲子どもが減る一方の現代を、長田さんはどう見ていたか。ことし生まれる赤ちゃんは初めて70万人を割りそう。16月の出生数は前年同期比で63%少ない。さまざまな理由で結婚や出産を控える人が増えている

 ▲子どもとともに子守歌や童謡も姿を消していくのだろうか。幼かった頃に安心して眠りについたメロディー、友だちと口ずさんだ童謡…。下手な歌でも聞かせてやりたいのに。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2024年11月07日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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