【岸田首相】:田中角栄氏の名言を会見で生かせず「あまり効果なかった」伝授した伊藤惇夫氏は苦笑い
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:田中角栄氏の名言を会見で生かせず「あまり効果なかった」伝授した伊藤惇夫氏は苦笑い
政治アナリストの伊藤惇夫氏は3日、TBS系「ひるおび」に出演し、かつて岸田文雄首相から間接的に「どういう話し方をした方がいいか」と相談を受けた際、田中角栄元首相の「名言」を贈ったことがあると明かした。
参院本会議で所信表明を行う岸田文雄首相(2023年10月23日撮影)
同番組では、2日に新しい経済対策が閣議決定されたことを受けて記者会見した岸田首相の説明の内容を解説。首相は会見でデフレからの完全脱却への決意を示し、来年の賃上げ実現に強い決意を示した上で、6月のボーナス支給タイミングに合わせて1人4万円、所得税や住民税の定額減税に踏み切ると表明。また年内から年明けにかけて、住民税非課税世帯へ7万円の給付を行うことも表明した。ただ、首相の減税方針に関する説明は、会見でも国民にうまく伝わらなかったのではないかとの指摘が出ている。
伊藤氏は2日の会見について「世耕(弘成)さんから(参院代表質問で)何がしたいか伝わらないと厳しい声をかけられて、伝えたいという思いはかなり強く出ていたという感じはする」と一定の評価をする一方で、「疑問点が解消されたかというと、あまり解消されたとはいえないのではないか」と指摘した。
その上で「(かつて)間接的に、岸田さんに『どういう話し方をしたらいいのかな』という相談を受けたことがある」と明かし、「田中角栄さんの名言をプレゼントした。『まず結論を言え』『理由を3つ以上述べるな』というのがあるんですが、それはどうですかという話を(首相サイドに)したことがある」と述べた。
今回の会見では、自身のアドバイスは「あまり効果がなかったのではないか」と苦笑い。「国民に語りかける姿勢が、ちょっと欠けていた」と、分析した。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・岸田政権】 2023年11月03日 15:06:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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