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人形はなぜ殺される

2017年12月01日 | ミステリ
正史の本を探すために自分の町やとなりの町にある新刊書店、古本屋を回ることにしたのですが、
今の書店や古書店とはちがい、ネットも無ければ品揃えにも差があるわけで、
その店へ行って確かめるしか方法がない。
自転車で行きました。中学生でしたから。
正史(とカー)を探していたのですが、
正史以外の探偵小説本も見つければ買っていました(買える値段であれば)。

それがこれ。
有名作ばかりなのは、中学生が知っているのはこんな程度。

「紅殻駱駝の秘密」(桃源社)は、となり町にあったおじいさんが店主の古本屋で。
かすかな記憶をたぐると、店の中央に平台があったので、
もしかしたら元は新刊本屋だったのではないか。
これを買ったときに新聞紙で包んでくれたこと(焼き芋みたいに)が強烈な印象として残っています。

「不連続殺人事件」(廣済堂)も、となり町の新刊書店で。
角川で文庫になる前は、簡単に読めなかった記憶が。
それが新書で新刊本屋の棚になにげなく置いてある光景に驚いた。

あとはもうどこで買ったのかおぼえていない。
新刊で買ったのは「不連続」と「名探偵も楽じゃない」だけ。
「猫は知っていた」はいかにも新しいミステリ(もう古い作品ですが)という読後感で、
ケレン味たっぷりな作品を欲していた中学生にはピンと来なかったなあ。
「11枚のとらんぷ」はたぶん読んでない。
思い入れの程度で言えば、この中では「人形はなぜ殺される」が一番です。
平和新書はアサヒ芸能出版社が出していました。
某有名海外SFミステリに、「死を開く扉」とほぼ同じようなトリックが出てきて驚きました。
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