アンという名の少女と宝塚ホームズ

ＮＨＫの「アンという名の少女２」、楽しく見ております。
先回の第７回を見て、ありゃ？と思ったことが。
アンの養家、カスバ―ト家のマリラとマシューは姉・弟だったんですね。
たしか１st seasonのときはマリラが「兄さん」と呼びかけていたような。
翻訳スタッフが、２nd seasonまで観ずに翻訳していたのでしょうか。
原作では兄妹なので、そのまま翻訳していたのが仇になったのか。
それとも、まさかのクイーン「災厄の町」シンドローム？（なわけはない）

姉と弟が未婚のまま老齢まで暮らしている、という設定に
ある程度のリアリティある理由を作りたかったのでしょうか、
オリジナルキャラクターの長兄マイケルを導入して、
長兄マイケルの急逝が理由でマシューは家業を継がねばならず、
マリラはマイケルの死が原因で寝たきりになった母の世話をせねばならなくなった、と。
最初からの視聴者のギモン（謎）に対して、謎解きがされる、いい回でした。

Anne with an “E”　OP
The Tragically Hip - Ahead By A Century (Official Music Video)



先日、ヅカヲタクの愚妹から「宝塚ホームズ」の円盤を借りて観たところ、
これが意外に面白い。
愚妹も「期待して無かったけれど、意外に面白くてびっくり」などと、
ヅカヲタクにあるまじきコメントを寄越しました。
作者がホームズファンらしく、可能なかぎりのキャラとエピソードを詰め込んだとおぼしき設定に、
オリジナルのホームズファンならば、思わずニヤリとするでしょう。
ハードルは、ホームズとワトソンがイケメンなのは当たり前として、
モリアティ教授まで、キラキラなイケメンなところか。
個人的には、空気銃のフォン・ヘルダー（盲目はさすがにムリだったのか片目眼帯）とポーロックが、
ちゃんと出てくるところ。
レギュラー、準レギュラーの警部たちに加え、依頼者のヒロインたちも何人か登場し、
舞台は横光キャラ勢ぞろいの今川監督版「ジャイアント・ロボ」的なお祭り空間へと。
昨今の、ホームズの名前だけを借りてきたような作品ではないことは確かです。

TAKARAZUKA REVUE official promotional video "Sherlock Holmes – The Game Is Afoot! –" "Délicieux!"