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星野之宣のSF

2006年02月16日 | others
星野之宣のSF作品がひさしぶりに出ました。「ムーンロスト」が一昨年だったと思うので2年ぶりですか。とはいえ新作ではなく、双葉社の月刊「スーパーアクション」に連載されていた未刊の「アーサーズワールド」と単行本未収録短編です。
珍しく星野本人のあとがきがあり、漫画家生活30年にいたったことが述べられています。ああ、スーパーアクション休刊からすでに20年たっていたんですね。

巻頭にはそこで連載されていた「2001夜物語」の番外編(これも未収録)です。「2001夜」は好評だった半面、科学的に間違いがあると当時よく言われてもいましたが、でもそれは批判する側の勘違いではないでしょうか。

ちょうど、今月のミステリマガジンで小寺真理がヒューリックのディー判事ものについて、「自分の知っている中国とは違和感がある」というコメントを記していました。違和感あってあたりまえ、ヒューリックの脳内妄想大唐帝国が舞台なのだから、違和感あって当然ではないでしょうか。
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