子供の遊びをみて・・

豆の配達中、稲刈り後の田んぼで
凧上げをしている小学生の集団を見かけた。
皆、黄色のキャップを被っていたので、
小学１年生の課外授業なのだろうか？

「ほのぼのとした風景だなぁ」と思っていたが、
よくよく見ると、
ほとんどの子供は、凧がきちんと上がっていない。
風を利用して空に上がっていたのは２つ位、
紐を短く持ち、走り回っているだけなのが多かった。

洋凧を使っていたのに上がらないとは・・
（洋凧は和凧より上げるのが簡単です）
子供が遊び方を知らないのか、教わっていないのか、
それとも教える教師もよくわかっていないのか、
ちょっと寂しい気がする。


これから上げるつもりの子供が、
追い風を受けて走っている、これでは上がる筈がない。
凧が上がる原理を教わっていないのだろう。


家の中での遊びが多くなり、
塾などで遊びの時間も少なくなってきているように思う。
自然と向き合う機会が少なく、
知恵を教えてくれる上級生との接点も少ない。

ストレスを抱えている子供が多くなってきているというが、
当たり前と言えば当たり前。
子供の周りの環境がそうしている気がする。


たかだか凧上げを見て
大袈裟かも知れないが、現代の歪みを感じた。