常連さんのブログを読んでいると、 その常連さんのお店のお客様が書かれた小説が、 今度、ドラマ化されるという記事があった。 何となく、その時、頭に過ぎったのは、 推理小説作家の森村誠一先生。 独立前に勤めていたコーヒー専門店の一店舗の お客様として来店されていた。 いつも飲まれていたのは、 トルココーヒー(ターキッシュコーヒー)。 コーヒーがとても好きだとおっしゃっていた。 カウンターでコーヒーを点てていた私は、 よく可愛がって頂いた(勝手に自分が思っていたのかも?)。 一見、神経質そうに見受けられるのだが、 実はとても優しく、また思慮深い方だった。 当時20歳代後半の私の話にも真剣に耳を貸し、 屈託のない笑顔で接して頂いた。 時には、執筆エピソードを聞かせて頂いた。 一度、いつも持ち歩いているという カセットレコーダの録音を聴かせて頂いたことも・・ 外出時に思い立つと録音して、 その後、自宅に戻った時に文章にするそうだ。 お元気で執筆されているのかなと 懐かしく思い出し、先生のHPを検索してみた。 お忙しく、何誌かに連載をされている。 たぶん、私の事など忘れられているとは思うが、 お元気で執筆されているようで安心した。 25年もコーヒー屋をしていて、 色々な方に巡り会うことができた。 たった一杯のコーヒーが出会いをもたらしてくれる。 (ちょっとかっこつけ過ぎかな?) |