私の右手には職業柄の勲章(?)とも言える、 タコができている。 右手親指と人差し指の間の水かき付近で、 しかも黒く焦げ付いている。 サイフォンのフラスコにお湯を注ぐ際に 使用しているステンレスポットが原因らしい。 一日中、火に掛けているのでポットは熱く、 それで手の皮が焦げたようだ。 熱さに強いのも職業柄。 タバコの火を手で消せるくらいなので、 300℃は大丈夫、水脹れもできないし火傷もしない。 100℃までは指が温度計代わりにもなる。 先日、自宅で新しいスリッパの値札タグを外す時、 近くにハサミがなく、 ライターの火で焼き切ることに・・ 何だか焦げ臭いのでよくよく見ると 左手の親指が焦げていた。 これで熱くないのが不思議! あらあら、また焦がしてしまった と思うくらい。 店でもよく手に熱湯を掛けてしまうのだが平然。 その場を見ていたお客さんから 「マスター、手にお湯が掛かっているよ」 「あぁ、大丈夫だから・・ いつもの事で」 「熱くないの?」 「あまり・・ ほらっ大丈夫、慣れ慣れ」 ・・なんて会話。 便利な手なのだが、 代償は指紋が薄くなったことで、新札が数えにくい。 |