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●佐高信さん《井手正敬…松田昌士、葛西敬之と共に「国鉄改革の3人組」…私に言わせれば、これは断じて「改革」ではなかった》

2021年08月04日 00時00分15秒 | Weblog

// (20210502[])
日刊ゲンダイのコラム【佐高信「この国の会社」/脱線事故は「個人の責任」と言ったJR西日本の井手正敬】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/287681)。

 《そこに「JR西の天皇」といわれた井手正敬(元会長)のインタビューが出てくる。井手は松田昌士、葛西敬之と共に「国鉄改革の3人組」と呼ばれた。いわゆる国鉄の分割・民営化だが、私に言わせれば、これは断じて「改革」ではなかった》。

 《卑(ミーン)》な風見鶏氏・中曽根康弘元首相の《罪》ばかりが思い出される。国葬にするような「功」など無し。私的には、特に、国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》。《卑(ミーン)》な権力者。佐高信さんの言う通り、《これは断じて「改革」ではなかった》。さらに、《北海道のある町の町長は「国鉄は赤字だ赤字だと騒ぎたてるが、では、消防署が赤字だと言うか」と反論した。…過疎地の赤字路線などは廃止された公共の足が失われ、過疎はさらに進行したそういう公共の観念が井手には欠落している》。

 『粗にして野だが卑ではない』(城山三郎、文春文庫)――― 是非、読んでほしいなあ

 以前も引用。マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ 第60回:卑しい人たちがいる……】(https://maga9.jp/190123-6/)から。《卑怯、卑劣、卑猥、野卑、卑屈、卑小、卑下、卑賤、卑俗……。どんな熟語を並べても、ろくな意味はない。とにかく「卑しい」のだ。そういえば『粗にして野だが卑ではない』(城山三郎、文春文庫)という本があったな。反骨の経済人と呼ばれた石田礼助氏の伝記だ。意味は「粗野な人間ではあるが卑しい心は持っていない」といったところか。ぼくが腹を立てているのは、石田氏とは正反対に、その卑しさをツイッター上に臆面もなく書き散らす連中のことだ》。
 《ミーン》ではない石田禮助氏。《石田は代議士たちを前に自己紹介した。「粗にして野だが卑ではないつもり」…「国鉄が今日のような状態になったのは、諸君たちにも責任がある」》。なかなか言えるものではない。

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(1/2)』  
     「「国鉄は昼も夜も休みなく、年間五十億の命を預かって運ぶ」
      「仕事の質が違う」「仕事の匂いがちがう」―――。」
     「優待パスをすべて返上した。/モラルあってのソロバンである。
      正々堂々と働き、正々堂々と生きよ
     「「パブリック・サービス」を生きがいとする人々が、グリーン車にただ
      乗りして、心に卑しさを感じないものなのか」」
     「「わしがそんなミーンなことをすると思うのか」」

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(2/2)
     「「閥をつくらぬし、あんなに敬愛できる人はいない。総裁を天職と信じ、
      生き方に自信があった。人間のスケールが違っていた」」
     「…石田にとっての何よりの勲章として…これこそ、「マンキー
      にふさわしい勲章。「死後、政府から勲一等叙勲の申し出があったが、
      これも未亡人つゆが頑として受けなかった。…」
     「石田は吐きすてるように、/「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章を
      下げた姿が見られるか。見られやせんよ、キミ」/…ただし、ただの
      マンキーではない。/国鉄総裁になり、はじめて国会へ呼ばれたとき、
      石田は代議士たちを前に自己紹介した。/
      「粗にして野だが卑ではないつもり」…「国鉄が今日のような状態に
      なったのは、諸君たちにも責任がある」」

   『●JR: 安全は二の次?、民営化の果てに…
               ~石田禮助氏は何を想う?~
   『●「露骨な企業優遇、労働者いじめ」
     『週刊金曜日』(10月11日、963号)についてのつぶやき
    「取材班【「存亡の危機」に立たされたJR北海道 国鉄
     分割・民営化」のツケが回ってきた】、「国労破壊攻撃の爪あと」。
     民営化したら夢のような鉄道会社になるんじゃなかったのか?
     http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6120fbd19dc066e60812ba5c8085a2f7

   『●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進
    「中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に
     対して行われたとんでもない横暴・差別。…20年以上経過し、
     漸く一歩前進でしょうか。どこまで実行性があるのかは疑問ですが…。
     「鎌田慧著『国鉄処分 ~JRの内幕~』(講談社文庫)」…城山三郎
     『粗にして野だが卑ではない――石田禮助の生涯』」

   『●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)をつぶし、
          社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》
    「何か《功》があり、そればかりが死者に手向けられているようですが…。
     《卑(ミーン)》な元総理の《罪》ばかりが思い出される。特に、
     国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、
     国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。
     《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/287681

佐高信 評論家
1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

佐高信「この国の会社」
脱線事故は「個人の責任」と言ったJR西日本の井手正敬
公開日:2021/04/12 06:00 更新日:2021/04/12 06:00

     (事故当時に振替え輸送を伝えるJR尼崎駅(2005年)
                    /(C)日刊ゲンダイ)

 4月1日に新潮文庫に入った松本創著『軌道』はJR西日本の福知山線脱線事故を追ったものである。

 そこに「JR西の天皇」といわれた井手正敬(元会長)のインタビューが出てくる。井手は松田昌士、葛西敬之と共に「国鉄改革の3人組」と呼ばれた。いわゆる国鉄の分割・民営化だが、私に言わせれば、これは断じて「改革」ではなかった

 残念ながら、『軌道』にはこの視点が弱く、井手の主張に根底から反論できていない。あの事故は「民営化」ならぬ「会社化」が招いたものであり、天皇の井手に重大な責任がある。しかし、歴代総理の指南番とかいわれた安岡正篤信者の井手はまったくそれを自覚せず、JR西日本の広報室では記者に『マスメディアを通した井手正敬小史』なるものを渡していた。

 「函カバー入りのA4判、暗緑色の布張りに金箔押しの文字という仰々しい表紙」だというから、当時から井手は正気ではなかったのである。

 「事故において会社の責任、組織の責任なんていうものはない。そんなのはまやかしです。組織的に事故を防ぐと言ったって無理です個人の責任を追及するしかないんですよ

 井手はこう言ったというが、最後の「個人の責任を追及するしかない」にだけ賛成して私は井手の責任を追及する。しかし、安岡教信者の井手は自分に責任があるとは毛頭考えない。「井手商会」と呼ばれたJR西の体質は変わったのか。

 北海道のある町の町長は「国鉄は赤字だ赤字だと騒ぎたてるが、では、消防署が赤字だと言うか」と反論した。

 国鉄は民営化という名で会社になって、過疎地の赤字路線などは廃止された公共の足が失われ、過疎はさらに進行した

 そういう公共の観念が井手には欠落している。脱井手がこの会社の課題である。(敬称略)
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●風見鶏氏・中曽根康弘元首相《左派労働運動(総評)をつぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに…》

2020年05月31日 00時00分48秒 | Weblog


昨年2019年12月のレイバーネットの記事【「国労つぶし総評つぶし社会党をつぶした」~中曽根元首相の本当の「功績」】(http://www.labornetjp.org/news/2019/1206nakasone)。

 《メディアはかれの「功績」を称えている。しかしかれが何をやったのか?…「…国労は崩壊した。そしたら総評が崩壊し、社会党が崩壊した。それは一念でやった」と。当時の左派労働運動(総評)をつぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに語っている》。

   『●死者に鞭打つ…風見鶏氏・中曽根康弘元首相《日本の戦後
     民主主義政治を歪めた張本人》が《ダンマリを貫いた》問題とは?

 何か《功》があり、そればかりが死者に手向けられているようですが…。《卑(ミーン)》な元総理の《罪》ばかりが思い出される。特に、国鉄の解体である。《中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別》。《分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が自死に追いやられた》。
 《当時の左派労働運動(総評)をつぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに語ってい》た。

   『●Mr.風見鶏: 反原発をお前が言うか!?
    「さんざんっぱら原子力を推進してきたMr.風見鶏・中曽根
     (中曾根)氏が、久しぶりに本領発揮。しっかし、酷いね。
     甘い汁を吸いつつ、おそらく核兵器への転用までを視野に
     入れていたダーティーなタカ派のくせに。あたかも小泉純一郎氏や
     竹中平蔵センセが郵政民営化反対を叫ぶほどの変節・風見鶏ぶりで、
     御笑いだ。FUKUSIMAの一因は正力氏やMr.風見鶏氏にある、
     というのは言い過ぎであろうか。」

   『●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進
    「中曾根(中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に
     対して行われたとんでもない横暴・差別。…20年以上経過し、
     漸く一歩前進でしょうか。どこまで実行性があるのかは疑問ですが…。
     「鎌田慧著『国鉄処分 ~JRの内幕~』(講談社文庫)」…城山三郎
     『粗にして野だが卑ではない――石田禮助の生涯』」

 竹信三恵子さん曰く、《声をあげない限りどんどんやられていく。…ニーメラーの警告を無視してはいけない》。

   『●「新社会人の憂鬱」 『週刊金曜日』
     (2014年4月4日、986号)についてのつぶやき
    「渡辺仁氏【岡山県労働委がセブンに裁定 オーナーは労働者だ】、
     「フランチャイズ契約で縛られた加盟店経営者は独立の
     事業者ではなく、労働組合法上の団体交渉権を持った
     「労働者だとの画期的な判断」。鈴木帝国の落日か?
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6c8bd66d6e20d032e6d5338be9962ef9)」

   『●竹信三恵子さん《声をあげない限りどんどんやられていく。
             …ニーメラーの警告を無視してはいけない》
    《関西地区生コンに対する弾圧とは、2017年末に関西生コン支部が
     行ったストライキ決行を契機に、現在まで、のべ58名の逮捕者
     出ている事件を指す。労働組合としての当然の行為である
     ストライキに対し、警察、裁判所、検察が一体となった弾圧行為
     行われている。これに抗するため「関西地区生コンを支援する会」が
     作られた。会の目的は「不当な長期勾留と接見禁止の即時中止及び保釈
     「組合つぶしを目的とした、憲法28条・労働組合法1条2項に
     違反する不当捜査の即刻中止」「公正かつ迅速な裁判による
     無罪判決の追求」だ》

 特に、JR北海道で何が起こったか?

   『●JR: 安全は二の次?、民営化の果てに…
              ~石田禮助氏は何を想う?~
   『●「露骨な企業優遇、労働者いじめ」
     『週刊金曜日』(10月11日、963号)についてのつぶやき
    「取材班【「存亡の危機」に立たされたJR北海道 国鉄
     分割・民営化」のツケが回ってきた】、「国労破壊攻撃の爪あと」。
     民営化したら夢のような鉄道会社になるんじゃなかったのか?
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6120fbd19dc066e60812ba5c8085a2f7)」

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http://www.labornetjp.org/news/2019/1206nakasone

「国労つぶし総評つぶし社会党をつぶした」〜中曽根元首相の本当の「功績」

 中曽根元首相が11月29日、101歳で亡くなった。メディアはかれの「功績」を称えている。しかしかれが何をやったのか? その証拠映像がNHKテレビに残っている。2005年11月20日、中曽根氏はNHKテレビインタビュー(写真)でこう語っている。「国労は総評の中心だから、いずれこれを崩壊させなくてはならない。それで総理大臣になったときに国鉄の民有化を真剣にやった。みなさんのおかげで出来た民有化に一番反対していた国労は崩壊した。そしたら総評が崩壊し、社会党が崩壊した。それは一念でやった」と。当時の左派労働運動(総評)をつぶし、社会党をつぶすことまで意図していたとあけすけに語っている

     (*分割・民営化の過程で200人以上の国鉄労働者が
       自死に追いやられた)

 総理大臣が労組法が禁じる「不当労働行為」という犯罪を堂々とやったのだ。「国家的不当労働行為」といわれた分割・民営化で1047人の国鉄労働者が解雇された。それから23年のたたかいを経て争議は「和解」に終わったが、その人たちの中曽根に対する怒りは沈殿している。分割・民営化は労働者だけでなく、同時に地方を切り捨てるものだったローカル線がずたずたにされた北海道ではとくにその被害は大きい。「戦後政治の総決算」を掲げ「新しい憲法を安置する」と語った中曽根元首相、その路線を引き継いでいるのが安倍首相である。そのことを忘れてはならない。(M)


↓以下は、レイバーネットの黒鉄好氏(北海道在住)が中曽根氏の死に関連して二人の元国労闘争団員にインタビューしたものである。


<元国労稚内闘争団・田中博さん(北見市)のコメント>

 その場限りのウソ、言い訳、ごまかしの「小粒政治家」ばかりになる中で、中曽根は、本気の信念をもって日本に初めて新自由主義を導入した。それに対して、私たちは政治的なことは何も考えず、日々を淡々と生きることに費やしていた部分もある。もっと政治について考えて日々を生きなければならないということを反面教師的に教えてくれた。その意味では敵方だった自分から見ても「大した奴」だ、と思っている。だが、国鉄分割民営化で北海道のローカル線はずたずたになった。中曽根元首相の功績と思っている人たちは、北海道のこの現実を見てほしい。


<元国労函館闘争団・佐々木勉さん(写真/長万部町)のコメント>

 中曽根の死についてコメントすることはないし、したくもない。北海道新幹線以外はすべてJRから切り捨て、民間企業か地元自治体でやれというのが国の方針。かれらは分割民営化の延長線上に(廃線を)位置づけ、意識的にやってきている。だから国鉄闘争の延長戦として闘うことが必要だし、闘う主体を作らなければならない


*黒鉄好氏の感想

 田中博さんの中曽根評については、本気で言っているわけではない(=半分皮肉)と理解。お二方とも過去、ご自身が受けたことについては「今さら人前で話すのも」と気が引けている感じだった。だが、現在進行形のローカル線問題については前向きに考えていた。


参考映像(中曽根発言あり)
DVD『国鉄改革の真相』(ビデオプレス・18分)


Last modified on 2019-12-06 12:00:11
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●「露骨な企業優遇、労働者いじめ」 『週刊金曜日』(10月11日、963号)についてのつぶやき

2013年10月15日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年10月11日、963号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、【鼎談 佐々木実×高橋伸彰×佐高信竹中平蔵とアベノミクス 雇用、医療、金融、教育・・・・・・本来の経済学は、これらを市場には任せない】。そして、峰崎直樹氏【・・・国民には消費増税で負担増 大企業には減税の大盤振る舞いでいいのか】

   [:  本多勝一さんの『貧困なる精神』でマルコムXについてなど、
       知っていた身としては、「ブラック企業」といった言葉を無批判に
       転用・使用していたことを反省]

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■①『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 物議を醸している?表紙の「ブラック」(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-October/026943.html・・・[]。「露骨な企業優遇、労働者いじめ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fb3b5aa6a90916f140fc806e67bfa7b2

■②『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 横田一さん【凍土方式」の杜撰さ浮き彫り 東電破綻処理の議論再燃か】、「不適切な工法選定を招く諸悪の根源は・・政府の場当たり的姿勢と、安全よりもコストを重視する東京電力の経営体質」。ドブ金か?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/214de1c2e7f5a62db982f6ec0058c6de

■③『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 粟野仁雄さん【規制法の議論が沸騰する可能性 ヘイトスピーチに違法判断】、「在特会・・による学校周辺でのヘイトスピーチ・・橋詰均裁判長・・違法性を認定・・賠償を命じた」。もはや言論の暴力(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/cf6d40113805a963c76ad92330fd50b3

■④『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 取材班【〝改憲派〟安倍政権への危機意識高まる 秘密保護法案の成立阻止を】、「何を『特定秘密』とするかは行政機関の各責任者が勝手に決めることができる」。恐ろしいものである(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/98732c3fbf99caac055e0e25ce59d6b1

■⑤『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 本多勝一さん【風速計/ヤマバクの死と『朝日』の〝斜陽〟】、「新聞界全体から見ても、やはり『朝日』は本来のジャーナリズムに最も近かったと思います。しかし今の『朝日』は、そのような良い意味での〝差〟がなくなっているのではありませんか」

■⑥『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 【竹信三恵子の経済私考/「家事ハラ」満載の特区で女性は輝けるのか 雇用拡大の名の下で進む「解雇特区」構想】。「解雇特区」なんて発想が出てくることが信じられない、一体誰の発想?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a8e728bc14b1f9b1bf0f7a146c3eba71

■⑥『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 取材班【「存亡の危機」に立たされたJR北海道 国鉄「分割・民営化」のツケが回ってきた】、「国労破壊攻撃の爪あと」。民営化したら夢のような鉄道会社になるんじゃなかったのか?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6120fbd19dc066e60812ba5c8085a2f7

■⑦『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 足立昌勝氏【新たな「戦前」が始まろうとしている 安倍首相が狙う「戦争が出来る国家」に向けた法案】、「国民主権国家に「秘密」とは」「並行して治安立法の強化も」。安倍晋三首相の危険な「思い入れの強さ」http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d92190c91caf5da7f0e3edf026e06262

■⑧『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 【鼎談 佐々木実×高橋伸彰×佐高信竹中平蔵とアベノミクス 雇用、医療、金融、教育・・・・・・本来の経済学は、これらを市場には任せない】。お零れの「滴」で・・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d8373209f737e6db954d5ab44709b1be

■⑨『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 峰崎直樹氏【隠れた補助金、租税特別措置を公開せよ 国民には消費増税で負担増 大企業には減税の大盤振る舞いでいいのか】。そんな自公政権に投票して、支持する人々の気が知れない(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/47da739303aec188b239be2fb8779b28

■⑩『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 【棗一郎さんに聞く/労働規制緩和で労働者を解雇し放題、働かせ放題へ】。「社員は「定額使い放題」へ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d8373209f737e6db954d5ab44709b1be

■⑪『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 宇都宮健児さん【国家戦略特区は「憲法番外地」】、「「国家戦略特区」は、徹底した新自由主義的発想で貫かれており、いずれ特区以外の地域にも波及する可能性が高い」。怖いものである・・・(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fb3b5aa6a90916f140fc806e67bfa7b2

■⑫『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 片岡伸行氏【死刑廃止デー 駐日EU大使に聞く/国民感情よりも道義的な議論】、「世界の潮流に反し、死刑を執行し続ける日本」「死刑に抑止力はない」。死刑存置で一体何が解決?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/27d745e0fb7fb7d775b8b02d74afecb3

■⑬『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 明石昇二郎さん構成【武藤頼子×宿輪敏子 福島被曝とカネミ油症――「晩発性」健康被害を考える】、「差別が被害を沈黙させる」「科学者は被害を矮小化し、無きものにしてしまう」「健康被害は認めないという方向で動いているとしか思えない」

■⑭『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 永尾俊彦氏【汚染地を汚染されていない土地として東京ガスから取得!? 築地市場移転問題で発覚した東京都のウソ】、「もともと「除去」ではない」「汚染地が条例を通せばキレイな土地になる〝手品〟を「土壌ロンダリング」!!

■⑮『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 山口正紀さん【世論を誘導・操作するメディア 消費税増税】、「賃上げなき物価高だ。消費税増税は内需低迷を招き、景気・財政も悪化させる。「安倍広報」化したメディアの罪は深い」。御人好し(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/47da739303aec188b239be2fb8779b28

■⑯『週刊金曜日』(2013年10月11日、963号) / 岩本太郎さん【東電の緊張感のなさが浮き彫りに! 『49時間の記録』上映】。原子力ムラ住人には「原発推進」「原発輸出」しか見えていない(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/bd40dcd4b796806be4e07d913999f633
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●JR: 安全は二の次?、民営化の果てに・・・ ~石田禮助氏は何を想う?~

2013年10月03日 00時00分49秒 | Weblog


東京新聞の記事『JR北海道 本線でも異常放置 レール97カ所全道に拡大』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092302000120.html)、
gendai.netの記事【JR北海道レール異常放置のウラにドロドロの人事抗争】(http://gendai.net/articles/view/syakai/144744)、
東京新聞の社説【JR北海道 許されぬ無責任体質だ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013092502000133.html)、
CMLの記事【[CML 026779] (無題)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-September/026715.html)。

 民営化すると、国鉄よりも夢のようにスッバラシイ民間鉄道会社に変わるんじゃなかったの?? 国鉄時代の安全性と比べてどうなんでしょうかね? 金儲けのためなら、安全性なんて二の次?

   『●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進

 石田禮助氏は草葉の陰で何を思っていることだろう?

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(1/2)
   
     「「国鉄は昼も夜も休みなく、年間五十億の命を預かって運ぶ」
      「仕事の質が違う」「仕事の匂いがちがう」―――。」
     「優待パスをすべて返上した。/モラルあってのソロバンである。
      正々堂々と働き、正々堂々と生きよ
     「「パブリック・サービス」を生きがいとする人々が、グリーン車にただ乗りして、
      心に卑しさを感じないものなのか」」
     「「わしがそんなミーンなことをすると思うのか」」

   『●『「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯』読了(2/2)
   
     「「閥をつくらぬし、あんなに敬愛できる人はいない。総裁を天職と信じ、
      生き方に自信があった。人間のスケールが違っていた」」
     「・・・石田にとっての何よりの勲章として・・・これこそ、「マンキー
      にふさわしい勲章。「死後、政府から勲一等叙勲の申し出があったが、
      これも未亡人つゆが頑として受けなかった。・・・」
     「石田は吐きすてるように、/「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章を
      下げた姿が見られるか。見られやせんよ、キミ」/・・・ただし、ただの
      マンキーではない。/国鉄総裁になり、はじめて国会へ呼ばれたとき、
      石田は代議士たちを前に自己紹介した。/
      「粗にして野だが卑ではないつもり」・・・「国鉄が今日のような状態に
      なったのは、諸君たちにも責任がある」」

   『●『創(2009年7月号)』
   『●『城山三郎の昭和』読了(1/3)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013092302000120.html

JR北海道 本線でも異常放置 レール97カ所全道に拡大
2013年9月23日 朝刊

 JR北海道がレール幅の異常を補修せず放置していた問題で、野島誠社長は二十二日、札幌市で記者会見し、何らかの補修が必要なレール異常の放置が、特急などが主に走行する本線を含め、さらに八十八カ所で判明したと発表した。これまでの判明分と合わせレール異常の放置は計九十七カ所に上った。 

 列車の安全運行に欠かせない保線の不備が全社的にまん延していた実態が判明、公共交通機関としての信頼がさらに損なわれた。野島社長は「お客さまにご迷惑をおかけし、社内の規則も守られず大変申し訳ない」と陳謝。自身の進退については「考えていない。体制の立て直しに先頭に立って取り組みたい」と述べた。

 JRによると、九十七カ所のうち、本線で放置されたレール異常は四十九カ所。全道に及び、特急列車が最高速度百三十キロで走行する区間も含まれていた。待ち合わせなどで使う待機用線路(副線)は少なくとも四十八カ所に上った。

 異常はレール幅が許容値(十九ミリ)を超えて広がっていた事例に加え、左右のレールの高低差やねじれなどの許容値超過があり、社内規定では異常を確認した場合、十五日以内に補修しなければならないが、いずれも放置されていたという。JRは二十二日までに判明分すべてで補修を終えたという。

 放置の原因について、JRは(1)本線の補修を優先し、副線を後回しにしたため失念した(2)保線現場の社員の情報共有が乏しかった(3)必要な予算が不足していた可能性があった-と説明した。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/144744

JR北海道 レール異常放置のウラにドロドロの人事抗争
2013年9月25日 掲載

 JR北海道の相次ぐトラブルで野島誠社長(56)が集中砲火を浴びている。何しろ、報道陣から異常レールを放置していた原因を聞かれ、「補修を先延ばししているうちに失念した」と平然と答えるありさま。自身の進退についても「身を引くことは考えていない。先頭に立って体制の立て直しに取り組む」とまるで反省の色がないのだ。

 さすがに菅官房長官も24日、「(異常を)分かっていて対処していないのは極めて悪質性がある。組織、体質的な問題もあるのではないか」と呆れた様子だった。

 しかし、野島社長が簡単にケツをまくれるほどコトは単純ではない。JR北海道には、まさにドラマ「半沢直樹」を地で行くようなドロドロの派閥争いがあるのだ。

   「同社のトップ人事は、小池明夫会長(67)派と、2年前に自殺した
    中島尚俊元社長(当時64)派とに色分けされます。もともと、小池氏と
    中島氏は東大同期で国鉄入社(69年)も同期の間柄。しかし、中島氏は
    石勝線の脱線炎上事故で内外から突き上げられ、石狩の海に身を投げた。
    その後、小池氏が社長に復帰しましたが、今年6月には死んだ中島氏に
    近いとされる野島氏が新社長に就任しました」(マスコミ関係者)

 その「中島―野島」の背後にいるのが、JR北海道の“ドン”といわれる坂本真一相談役(73)だ。


<悲願達成のために人命軽視>

   「坂本相談役は、自分と同じ技術畑の野島新社長を強烈に後押しした
    ともっぱら。坂本相談役には2つの夢があって、ひとつは吉永小百合の
    映画を北海道で撮ること。これは05年の『北の零年』に出資して
    実現しました。もうひとつは、北海道新幹線の誘致です」(同社関係者)

 北海道新幹線は、40年前に整備計画が出来た旧国鉄の亡霊。2015年に開通する「新青森―新函館」だけで5500億円の予算が投じられ、さらに2035年をメドに1兆6700億円をかけて新函館から札幌まで延伸する計画だ。

 だが、年商が約800億円しかなく、鉄道部門に限れば、335億円の赤字(13年3月期)のJR北海道にとって、「新幹線は身の丈に合っていない」と内部からも疑問の声が出ている。

   「坂本相談役にとって、今ここで野島社長が辞任してしまうと、
    札幌延伸計画が頓挫する可能性が出てくる。それは札幌市の一部を
    地盤にする町村信孝元官房長官の意図するところでもない」
    (前出・マスコミ関係者)

 人命を省みず、総額2兆円超の新幹線建設に突き進むとしたら、驚くべき厚顔無恥の連中としか言いようがない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013092502000133.html

【社説】
JR北海道 許されぬ無責任体質だ
2013年9月25日

 JR北海道の無責任体質には言葉を失う。道内九十七カ所でレールの異常を把握しながら放置していた実態が露呈した。人命軽視も甚だしい。公共交通機関としての当事者能力を疑わざるを得ない。

 函館線大沼駅で十九日に発生した貨物列車脱線事故に絡み、国土交通省の指示を受けて調べた結果だ。すべて補修を終えたとはいえ、安全運行の大前提となる保線の不備が全社的に見過ごされていた形といえる。

 脱線現場ではレール幅が社内規定の許容値より広がっていた。昨年十月の検査で異常に気づきながら一年近く補修していなかった。

 JR北海道は二十一日にこの現場をはじめ、追い越される列車が待機する副線で九カ所の不備があったとのみ発表していた。しかし、翌二十二日になって一気に八十八カ所の不備を追加した。

 副線では四十八カ所に増え、さらに、最高速度百三十キロの特急列車が走る区間をふくめ本線で四十九カ所が発覚した。レール幅の広がりに加え、左右のレールの高さが違ったり、波打ったようにゆがんだりしていた事例があった。

 異常が確認されたら十五日以内に補修する決まりなのに、いずれも長期間ほったらかしだったというから言語道断だ。人命にかかわる重大事故を招きかねないという危機意識がなぜ希薄なのか

 二〇一一年五月には石勝線で特急が脱線炎上し、七十九人が負傷する事故が起きた。当時の社長は「お客さまの安全を最優先に」と訴える遺書を残して自殺した。JR北海道はその遺志を継ぎ、信頼回復を誓ったはずではないか。

 それなのに列車から出火したり、運転士がミスを隠すため自動列車停止装置を壊したりと由々しき事態が止まらない。レールの不備の蔓延(まんえん)と無縁ではないだろう。

 石勝線の事故以来となる事業改善命令を視野に、国交省は特別保安監査を進めている。保線の在り方にとどまらず、経営状態や組織体制、技術レベル、社内モラルまで洗いざらい検証すべきだ。

 国鉄末期に新規採用を控えたため、世代間で技術や意識が断絶している。赤字経営で人手や予算が不足している。そんな構造的な問題が背景事情として指摘されている。

 安全第一の鉄則に照らせば、すべて言い訳にすぎない。一五年度に開業予定の新幹線はもとより、在来線の運行にさえ大きな不安と深い不信がつきまとう。もはや根底から会社を立て直すべきだ。
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-September/026715.html

[CML 026779] (無題)
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2013年 9月 26日 (木) 11:03:04 JST



国労の久下です。先ほどfacebookに投稿した文章です。

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● がんばれJR北海道の労働者 ●

 私は東京の山手線にある駅で働く定年間際の労働者です。厳冬の北海道、たとえば吹雪の荒れる日に荒野を走る長い線路を保守して歩くJR北海道の皆さんの仕事を思うと、さぞや大変な仕事だろうと思います。

 今、JR北海道では走行中の列車火災、貨物列車の脱線というような重大な事故が続発し、ついに、規定を上回るレールのゆがみ270カ所を放置していたことが明らかとなって、厳しく批判されていますね。しかし私は、経営者も現場労働者も一緒くたに批判する、政府やマスコミの姿勢は間違っていると思います。

 分割・民営化で本州と切り離され、厳しい経営を余儀なくされたJR北海道では、発足当時の14000人が半減され、仕事の外注化も極限まで進んでいると聞いています。

「現場は圧倒的に人とモノが足りていない。レールの補修が、内規で定められた15日以内の期限を過ぎることを承知の上で、先送りするケースは日常的にある」

「予算の制限から、朽ちた枕木を満足に交換できないことも多々ある」

「許容値より1、2ミリの多さは理解できるが、そこまで放置されたとなると別次元。重い貨物列車なら、十分、脱線が起きうる極めて危険なレベルだと保線社員なら誰でも知っている」

 これは皆、北海道新聞に載った皆さんの声です。私は、現場の実情を誰よりも知っている皆さんが、今こそ声をあげてほしいと思います。

 国鉄には安全綱領がありました。

1.安全は輸送業務の最大の使命である。
2.安全の確保は規定の遵守および執務の厳正から始まり、不断の修練によって築きあげられる。…3.4.5…。

 私たちは出勤するたびに、安全綱領を唱和して仕事についたものです。そして、職場には「抵抗なくして安全なし。安全なくして労働なし」というスローガンを炭労の仲間から教えられた労働組合が組織されていました。

 「規定が守られているか」を点検することは、労働組合にとって、もっとも初歩的な取り組みでした。分割・民営化で国労北海道が大打撃をうけて解体されていなかったら、規定を超えたレールのゆがみが半年も一年も放置されることはあり得なかったと思います。乗客と労働者の安全を確保することは、公共交通の経営者にとって絶対の責務ですが、経営者が経営上の観点から安全をおろそかにしたとき、労働組合は乗客と労働者の安全を確保する最後の砦となるべきなのです。

 分割・民営化でJR北海道に採用を拒否され、広域採用でJR東日本に来た仲間が、ふるさとに残った同僚が、「職場は疑心暗鬼でバラバラ。皆、自分だけは助かろうと自己保身に走っている。俺は嫌になって若年退職する」と言っていると教えてくれました。JRだけでなく、北海道の経済全体が地盤沈下しているなかでは、労働組合が、安全を確保するために必要な人とカネを要求しても、世間の支持は得られないのかもしれません。職場から信頼できる労働組合が一掃されている状況では、首をすくめて嵐の過ぎ去るのを待つのが一番いいのかもしれません。まだ恵まれた首都圏で働く労働者には想像できないたくさんの苦しさが皆さんを取り巻いているのだと思います。

 しかし、誰かが声を上げねば状況は変わりません。分割・民営化政策そのものを問い直すことを含めて、安心して利用できる公共交通を再建するために、JR北海道の労働者が声を上げることを、心から願っています。

がんばれ! JR北海道の労働者!
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●国労組合員恣意的不採用問題、一歩前進

2010年04月20日 02時13分36秒 | Weblog

中曾根中曽根)内閣時代の国鉄分割・民営化の際、国労組合員に対して行われたとんでもない横暴・差別。asahi.comに出ていた記事です。20年以上経過し、漸く一歩前進でしょうか。どこまで実行性があるのかは疑問ですが・・・。
 当時、当事者だった○○にあげた「鎌田慧著『国鉄処分 ~JRの内幕~』(講談社文庫)」(と城山三郎著「粗にして野だが卑ではない」――石田禮助の生涯」)をどうしたんだろう・・・。そんなことを懐かしく思い出した。

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【http://www.asahi.com/politics/update/
             0409/
TKY201004090245.html】

JR不採用、組合側が解決案を受諾 23年ぶり決着へ
                       
2010年4月9日13時35分

 1987年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合(国労)の組合員ら1047人がJRに不採用となった問題で、与党3党と公明党の実務者は9日午前、組合員側に政治解決案を提示した。1人平均約2200万円の和解金などを支払うとともに、JR各社に雇用への協力を要請することが柱で、組合員側は受け入れることを決めた。
 和解金などの総額は約200億円。組合員側は同日、関係団体の代表者が集まり、解決案を受け入れるかどうか協議した。所属組合による「採用差別が問われた長年の懸案が、23年ぶりに解決することになった。
 4党は3月18日、和解金を平均約2400万円とする解決案を政府に提出。その際、前原誠司 国土交通相は前向きな姿勢を示していたが、政府内から異論が出て200万円減額された。和解金などは、旧国鉄職員の年金支払いなどに充てられている独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の特別会計「特例業務勘定」から支出する。
 雇用について当初の4党案は、JR北海道、九州を中心に200人程度の採用を要請するとしていた。この日示された解決案では「政府はJRへの雇用について努力する。ただし、JRによる採用を強制することはできない」として、人数を明示しなかった。雇用について、JR各社は拒否する姿勢を変えていない
 この問題では、国鉄清算事業団が90年に1047人を解雇し、業務を引き継いだ支援機構を相手に、組合員側が損害賠償などを求めて訴訟を続けている。
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