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●差別禁止法どころか…《それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。…“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”》(リテラ)

2023年06月28日 00時00分43秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2023年06月13日[火])
《理解増進》でさえ、《内容を薄めようと躍起》とはねぇ、と呆れていましたが…。とてもシンプルな願い。「差別するな」「差別禁止」ということ。ところが、差別禁止法どころか…《“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”》。《「理解増進」のための議論が差別と憎悪を加速させるという、非常に危険な状況をつくり出しているのだ。だが、今回、自民が丸のみした維新・国民民主との修正案は、これに輪をかけて下劣な内容だった》、《2021年に法案をまとめた超党派議連には維新も国民民主も加わっていた。にもかかわらず、当初あった理念をぶち壊し、極右に目配せした自民をも上回る“差別増進”の法案を国会提出し、最後には自民に要求をのませたのだ》(リテラ)。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》
   『●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…
     「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?
    《★結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は
     超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと
     躍起だ。…同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は
     世界の批判の的にされるはずだ

 それもこれも、選挙で自公お維コミに投票した結果だ。《政権監視という野党の重要な役割担えるはずがあるわけない》《野党として問題法案に待ったをかけるのではなく、自民の補完勢力として法案を後押し、あるいは改悪させる──》お維やコミ。癒着党・ゆ党どころか、自民党そのもの。自民党に入れてもらえばいいんじゃないの? 醜悪の極みだ。《今回のLGBT法案や入管法改正、改正マイナ法での立ち回りからも、維新と国民民主が人権を軽視するだけでなく差別を増長させ、人々の生活を無視するという自民と同じ体質にあることははっきりとしただろう》。
 リテラの記事【まるで“反人権翼賛会”! 自民・維新・国民民主の修正でLGBT法案が差別増進法に…入管法やマイナ制度でも結託】(https://lite-ra.com/2023/06/post-6282.html)によると、《…というのも、土壇場でおこなわれた修正協議で自民が維新と国民民主の要求を「丸のみ」した結果、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。「これでは“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”ではないか」という声まであがるシロモノになってしまったからだ》。

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https://lite-ra.com/2023/06/post-6282.html

まるで“反人権翼賛会”! 自民・維新・国民民主の修正でLGBT法案が差別増進法に…入管法やマイナ制度でも結託
2023.06.13 08:00

     (首相官邸HPより)

 9日、衆院で審議入りしたLGBT理解増進法案が即日採決され、与党と日本維新の会、国民民主党などの賛成により可決された。同法案をめぐってはトランスヘイトを巻き散らかしている自民極右議員やネトウヨたちが強硬に反対百田尚樹が「LGBT法案が成立したら保守政党を新たに立ち上げる」と表明するなどの騒ぎとなっているが、差別を振りまく極右議員やネトウヨたちとはまったく違う理由で、この法案に賛成することは到底できない。

 というのも、土壇場でおこなわれた修正協議で自民が維新と国民民主の要求を「丸のみ」した結果、それでなくても酷かった与党案よりも法案内容がさらに後退。「これでは“理解増進法案”ではなく“差別増進法案”ではないか」という声まであがるシロモノになってしまったからだ。

 そもそも、2021年に超党派議員連盟がまとめた法案にあった「差別は許されない」という文言を、与党修正案では「不当な差別はあってはならない」に変更。超党派案にあった「性自認」も、「『性自認』だと男性が女性だと言い張れば女子トイレに入る恐れがある」などとして「性同一性」に変更された。

 言わずもがな、「『性自認』だと男性が女性だと言い張って女子トイレに入る」などという言説は、犯罪とトランスジェンダーを繋げる明確なトランス差別だ。そもそも、極右・ネトウヨ連中はこの間、トランスヘイトを振りまくと同時に「女性の権利・安全を守らなくていいのか」などと叫び、一部フェミニストもそれに同調しているが、この極右政治家たちは家父長制に基づいて女性の権利を阻害しつづけ、たとえば伊藤詩織氏に対する性暴力事件でも伊藤氏を攻撃・誹謗中傷してきたような連中だ。ようするに、極右政治家たちはトランス差別を正当化するために女性の権利や安全を持ち出しているにすぎず、これに同調することは差別への加担にほかならない

 しかも、こうして極右議員らが公然と差別を煽ってきた結果、トランスジェンダーであると公表している弁護士に殺害予告のメッセージが寄せられるというヘイトクライムまで発生。「理解増進」のための議論が差別と憎悪を加速させるという、非常に危険な状況をつくり出しているのだ。

 だが、今回、自民が丸のみした維新・国民民主との修正案は、これに輪をかけて下劣な内容だった。

 まず、今回の修正案では「不当な差別はあってはならない」という文言はそのままに、「性同一性」を「ジェンダーアイデンティティ」に変更。この言い換えに対しては、「すでに『性自認』を使っている自治体の条例や計画などにも影響を与え、混乱は必至だ」(鈴木秀洋・日本大学大学院教授)といった指摘がなされている。

 さらに酷いことに、修正案では学校設置者がおこなう教育・啓発にかんする条文に「家庭および地域住民その他の関係者の協力を得つつ行う」という文言を追加。これでは、たとえば地域の極右やネトウヨ連中、あるいは統一教会関係者などが反対の声をあげれば、学校で性的少数者への理解を広げる教育にストップをかけることが可能になってしまうだろう


■LGBT理解増進どころか差別増進の維新・国民民主案にあのネトウヨ記者も丸乗りを提案

 しかし、維新・国民民主が自民以上に下劣なのは、「ジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができるよう留意する」という項目を加えさせたことだ。つまり、不当なトランスヘイト言説を前提にして、マジョリティであるシスジェンダーに配慮することを加えさせたのである。一体、これのどこが「理解増進」法案といえるのか。

 しかも、重要なのは、学校教育にストップをかけたり、トランス差別を前提にした一文があったからこそ、自民は維新・国民民主の要求に丸乗りしたという事実だ

 というのも、維新・国民民主の独自案が公表されると、極右連中もその内容を評価。産経新聞のネトウヨ記者・阿比留瑠比氏も〈いっそのこと、自民党はこの維国案に乗ったらどうか〉とコラムで展開したほどだった。朝日新聞の9日付記事によると、岸田文雄首相は8日に萩生田光一政調会長に「維新と国民民主も巻き込んでやってほしい」と指示したというが、形として法案を通したいだけで内容にはまったく頓着していない岸田首相にしてみれば、維新・国民民主案のほうが党内の反発を抑えられると踏んだのだろう。

 現に、今回の自民と維新・国民民主の修正案がまとまると〈維新の遠藤敬・国会対策委員長のもとには、自民の保守派からありがとうございますとお礼の電話が相次いだ〉(前出・朝日新聞9日付)という。

 言っておくが、2021年に法案をまとめた超党派議連には維新も国民民主も加わっていた。にもかかわらず、当初あった理念をぶち壊し、極右に目配せした自民をも上回る“差別増進”の法案を国会提出し、最後には自民に要求をのませたのだ

 ようするに、維新と国民民主は存在感を高めるという党勢拡大以外は頭になく、そのためには進んで自民の別働隊」「自民の補完勢力となっているのだ。これで政権監視という野党の重要な役割を担えるはずがあるわけない

 野党として問題法案に待ったをかけるではなく、自民の補完勢力として法案を後押し、あるいは改悪させる──。実際、こうした維新と国民民主の立ち回りによる弊害は、LGBT法案以外でも発生している。


■入管法でもマイナンバー法でも改悪に協力 維新・国民民主も自民党と同じ反人権体質

 たとえば、9日に参院本会議で可決・成立してしまった国際法違反の入管法“改悪”案でも維新と国民は衆院で与党と修正協議に応じて賛成に回ったが、そればかりか維新は2021年に名古屋入管で死亡したウィシュマ・サンダマリさんの遺族や支援者を冒涜する発言を連発。また、齋藤健法相が大阪入管の“酒酔い診察”問題を隠蔽していた事実まで明らかになったというのに、この問題を維新と国民民主は不問に付し、9日の参院本会議でおこなわれた討論に賛成派として立ったのは自民の議員ではなく維新の音喜多駿政調会長のみ。その内容は、外国人と犯罪を結びつけることで差別を煽るかのようなものだった。

 さらに、健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化する改正マイナンバー法の審議においても、建前上はカード取得を任意とする政府に対し、維新の中司宏・衆院議員は「政府の動きは鈍い」などとして早期の義務化を主張。法案審議の最中にマイナ保険証に別人の情報が紐付けられていた事例が7312件もあった事実を岸田政権が“隠蔽”していたことが発覚したにもかかわらず、維新と国民民主はこの法案を賛成した。法案の可決・成立後も、新たに他人の年金記録が閲覧できるミスが判明するなど次々にマイナカードにトラブルが発覚しているのはご存知のとおりだが、こうした危険性を無視し、やはりここでも維新と国民民主は自民の補完勢力として後押ししたのである。

 法案の問題点を追及することもなく、修正協議という茶番によって存在感をアピールしつつ、悪法の可決に手を貸す維新と国民民主。今回のLGBT法案や入管法改正、改正マイナ法での立ち回りからも、維新と国民民主が人権を軽視するだけでなく差別を増長させ、人々の生活を無視するという自民と同じ体質にあることははっきりとしただろう

 5月におこなわれた毎日新聞の世論調査では「野党第一党にふさわしいのは立憲ではなく維新」という回答が47%にものぼっている。もしそのようなことが現実化すれば、大政翼賛会の再来となるのは火を見るより明らかだと指摘しておきたい。

(編集部)
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●坂本龍一さん「…市民一人一人がこの問題を知り、直視し、将来はどのような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います」

2023年06月01日 00時00分36秒 | Weblog

[※ 「3.11から12年 脱原発の約束はどこに」(週刊金曜日 1415号、2023年03月10日) ↑]


(2023年05月16日[火])
坂本龍一さん曰く、(リテラ)「…市民一人一人がこの問題を知り、直視し、将来はどのような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います。日々の生活でたった今・この時に声を上げることが難しい場合でも、次の選挙で意向を投影することは可能です選挙も消費行動も等しい力を持って1票になると思います」と。

   『●「これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵
     を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら…」
   『●「日本人は新聞やテレビなんかが言うことを素直に信じちゃう傾向が
     ある」 「戦時中はみんなが大本営発表に騙されて…変わっていません」

 以前のリテラの記事では、こんなことも。《金平茂紀氏と対談した坂本龍一は、清志郎を偲んでこのように語っている。「清志郎のことで言うと、これは僕も強く思っていることで、きっと清志郎もすごく言いたかったことだと想像するんだけど、なんで日本がこんなに言いたいことが言えない国になっちゃったのかってことなんですよ。それをずっと清志郎は言っているんですよ。僕も本当にそう思う。なにが怖くてみんな言いたいことが言えないんだろうと。みんなもっと言いたいことを言いましょうよ。それは、個人も、ミュージシャンも、メディアも、みんなそうですよ」》。

   『●《メディアコントロール》…こんな「広報」マスメディア
      ばかりでは第25回参議院議員通常選挙が思いやられる
    《ロックスター忌野清志郎。この世を去って、はや十年。
     でも今も、今だからこそ、あのフレーズが聞こえてきそう。
     みんな、アイシアッテルカーイ-。

      ♪何 言ってんだー/ふざけんじゃねぇー/核などいらねえ…。

     おなかの底から“絞りたて”とでも言うような少ししゃがれた
     あの声が、真っすぐこちらへ向かってきます。伝説のロック
     バンド、RCサクセションが歌う「ラヴ・ミー・テンダー」。
     エルビス・プレスリーの代表曲に、ボーカルの清志郎さんが、
     日本語の“訳詞”をつけました》

 そして、森本智之記者による、東京新聞の記事【「まるで遺言じゃないか…」死の3週間前、坂本龍一さんから届いた本紙への取材依頼 伝えたかったことは<ニュースあなた発>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/246491)によると、《実は坂本さんには外苑の問題ともうひとつ、最後まで気に掛けていた問題があった。福島県の除染作業で集めた土の新宿御苑への持ち込みだ。ただ、声高に反対することはあえて避けた。「声を上げることで福島の方々を傷つけることになるのではないか」と、周囲にはその理由を話していたという》。
 《除染作業で集めた土の新宿御苑への持ち込みだ》…福島の皆さんには、本当に申し訳ない。でも、ブログ主は、日本中に汚染を拡散させてはいけないと思っています。究極的には、《原状回復》、つまり、原子炉の中にすべての核物質を〝戻す〟こと。核発電人災以前の元の姿に〝戻す〟。それを出来ないというのならば、2度と核発電などやってはいけない。そのためには自公お維コミではダメです。結局、選挙では彼らに投票する、選挙に行かないことで間接的に支持していては、あとの祭り」「元の木阿弥です。核に「寄生」する人達を追い出さなければいけない。

   『●<金口木舌>《反原発を歌った清志郎さんなら、福島第一原発事故で
     生じた処理水の海洋放出を許さなかっただろう ▼沖縄でも海が汚された》
   『●東京電力核発電人災から何年経とうとも、坂本龍一さん《「人々の記憶
     は薄れているかもしれないけれど、いつまでたっても原発は危険だ」》
   『●《坂本さんは…『声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかり
     しないで、根気よく。…』。本当にそう。勇気を出して諦めないで…》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/246491

「まるで遺言じゃないか…」死の3週間前、坂本龍一さんから届いた本紙への取材依頼 伝えたかったことは<ニュースあなた発>
2023年4月27日 06時00分

     (坂本龍一さん=2020年03月撮影)

 「再開発に反対していることを記事にしていただけないでしょうか」。音楽家の坂本龍一さんから東京新聞に連絡があったのは3月7日、亡くなる3週間前のことだった。東京・明治神宮外苑地区の再開発の見直しを求めるインタビューは同16日にウェブで先行公開、関連報道は今も続く。病床から伝えたかったメッセージは何だったのか。坂本さんが亡くなって、明日28日で1カ月となる。(森本智之


◆望月記者通じ「力をお貸しください」

 ツイッター経由で、その連絡を受けたのは望月衣塑子記者だった。2人はツイッターでつながっていたが面識はない。それでも知り合いを介した方が少しでも早く記事にしてもらえる、と考えた。「坂本さんには時間がなかった」(関係者)。本紙を選んだのは「外苑問題を追う数少ないメディア」だったからだ。

 「子供たちに美しい日本の姿を残せない現実には忸怩(じくじ)たる思いがあります。病床からでもできることはしたいと願っています」

 外苑の取材を続ける私は望月記者から転送されたメッセージを読み、緊張した。がん闘病中のため、マネジャーが代筆。対面取材も無理。だが、書面インタビューは受ける、とあり「お力をお貸しください」と結んであった。

 回答でさらにたじろいだ。反対運動に参加するほどの体力が残っていないことを告白。「未来のことを考えた時、あの美しい場所を守るために何もしなかったのでは禍根を残すことになると思いました」「後悔しないように」と声を上げる理由を記していた。

 同僚は「まるで遺言じゃないか」と驚いた。

 東京生まれの坂本さんにとって、外苑一帯は思い出をはぐくんだ場所だった。周辺には親に連れられて現代音楽を聴いた草月会館があり、新宿高校時代には青山通りでデモに参加。プロになってからはビクター青山スタジオに通った。

 その外苑を、坂本さんはがん闘病の合間を縫って訪ねていた。樹木を眺め、外苑の中をわざと遠回りすることもあった。没後の取材で、関係者が明かした。

 書面インタビューでは最後にこんな言葉を残した。

 「自分たちが住む地域がどんな場所であってほしいかそれぞれがビジョンを持つことが大切だと思います。私は自然豊かな公園や墓地が好きですし、樹木の多い道を歩くのが好きです。皆さんはどんな東京に住みたいですか」

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明治神宮外苑地区の再開発 秩父宮ラグビー場と神宮球場の敷地を入れ替えて建て替えるほか、190メートル、185メートルの超高層ビルを建て商業開発も行う。その過程で大量の樹木が伐採されることが判明。事業者は見直したが743本が伐採される見通し。事業は3月に着工しており完了は2036年。一帯は風致地区に指定され、神宮創建以来、100年近く景観が守られてきたが、節目になる。
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【関連記事】神宮外苑の価値は284億円 「坂本龍一さんの遺志継ぐ」上智大生ら試算 知事への見直し求める手紙とも縁

     (東京電力福島第一原発事故の被災地の海岸で波を見詰める
      坂本龍一さん=2014年3月11日、福島県双葉町で)


◆気に掛けていた福島、原発…声を上げなかった理由は

 実は坂本さんには外苑の問題ともうひとつ、最後まで気に掛けていた問題があった。福島県の除染作業で集めた土の新宿御苑への持ち込みだ。ただ、声高に反対することはあえて避けた。「声を上げることで福島の方々を傷つけることになるのではないか」と、周囲にはその理由を話していたという。

 インタビューでは「驚いた」としながらこうつづった。

 「原発事故の問題は福島だけが背負わされるべきではないと思います。皆が福島を支え、汚染を広げるのではなく、できるだけ封じ込めることがなされるべきではないかと思います」
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●あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とは一体何?

2023年05月18日 00時00分41秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2023年05月01日[月])
あとの祭り、《「差別との闘い」の選挙になる》はずだったのに…「不当な差別は許されない」って、《不当》でない《差別》とはいったい何? そこまでして、《差別》したいものかね? ヘイト吐きしたいものかね? 
 (政界地獄耳)《時代に逆らい差別し続けたい自民党と政府とは…。》 統一地方選のアノ惨状。酷い低投票率。「1/4」どころか、6~7%の投票で、ヅボヅボ壺壺自民党が過半数以上を占める惨状…。そして、お維の〝躍進〟。政府や自公お維コミから、投票率を上げましょう!、という声が出てこない訳だ。(政界地獄耳)《結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ》…壮大な「あとの祭り」だ。

   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》

 《理解増進》でさえ、《内容を薄めようと躍起》とはねぇ、呆れます。とてもシンプルな願い。「差別するな」「差別禁止」ということ。
 日刊ゲンダイのコラム【政界地獄耳/選挙が終われば多様性尊重に後ろ向き 世界の批判の的に】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202304290000041.html)によると、《★結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと躍起だ。…同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は世界の批判の的にされるはずだ》。

   『●〈こちら特報部〉《であれば、今はLGBT法整備に政策転換を。荒井氏
       の発言が内閣の考えでなく、「多様性」があることを証明できる》
   『●適菜収さん《誤解と言うなら、この短い発言の正しい解釈は何なのか?》
         …ことごとくヅボヅボ自民党議員の「誤解を招いたなら謝罪する」
   『●カルトとヅボヅボな自民党には《差別解消》など無理というもの…。
     馘首で幕引き? 《問われているのは首相自身の人権意識だ》(東京新聞)
   『●《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧な
     LGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)
   『●《西田昌司は「差別の禁止や法的な措置を強化すると…人権侵害など逆の
     問題が出てくる」…。つまり差別する側の主張も守れというわけだ》
   『●《「明日も太陽は昇るし、世界はそのままだ。影響のある人には素晴ら
     しいことで、他の人には何も変わらない」…自公政権との落差は大きい》
   『●《…という都合のいい思惑がある。時代に逆らい差別し続けたい自民党
     と政府とは…。地方自治体選挙はまさに「差別との闘い」の選挙になる》

 《理解増進》ではなく、差別禁止を…《今の日本に必要なのは曖昧なLGBT理解増進法ではなく、明確な差別禁止法です》(小島慶子さん)。なのに、自民党や自公政権は一体何を? どんだけ「差別大好き」「ヘイト大好き」ヅボヅボ壺壺な自民党なの?

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202304290000041.html

コラム
政界地獄耳
2023年4月29日7時21分
選挙が終われば多様性尊重に後ろ向き 世界の批判の的に

結局統一地方選と衆参の補選が終われば、元の木阿弥だ。自民党は超党派議員連盟がまとめたLGBT理解増進法案内容を薄めようと躍起だ。「差別は許されない」という表現を「不当な差別は許されない」。「許されない」という表現を「あってはならない」と弱めていく。これでは理解増進法案自体が差別禁止法を弱めた道徳論に矮小(わいしょう)されかねない。それどころかいまだに差別禁止法がない我が国が議長国として多様性を尊重する社会の実現に前向きな姿勢を示し、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前に国会に提出、可決させたいのは自民党幹部なら承知のはず。

★自民党政調会長・萩生田光一は26日、与党政策責任者会議後に記者団に対して「サミットで時間を切るのは筋が違うのではないか」と言い出した。続けて「あくまで性的マイノリティーの皆さんのためにどうあるべきか、ということだ」「理解を深めるための一定のルール作りが必要なのであれば、速やかに進めなければならない」とした。それならば増進法などではなく徹底的な差別禁止法を作るかと思えば、先に述べた様に曖昧で理念を薄める作業に余念がない。そもそも時間がないのは萩生田らを中心とする旧統一教会の考えと一にする党内保守系と呼ばれる議員たちの妨害法案を2年余り棚ざらしにしたからだ。

★公明党はこの増進法案の修正案を議員立法で自民党と共同提出するが、萩生田の後ろ向きな姿勢に不快感を隠さない。公明党政調会長・高木陽介は「サミットまでに法案を成立するのが望ましいという態度に変わりはない」とする。自民党総務会長・遠藤利明も27日、派閥の会合で「少なくとも今国会で早く提出し、そして成立をはかるべきだ」「自民には多様な意見があり、そのたびごとに大きな議論をするが、最後はしっかりと政調会長のもとでとりまとめていきたい」と萩生田を強くけん制した。同性婚も認めず差別禁止法すら持たないG7議長国は世界の批判の的にされるはずだ。(K)※敬称略
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●ご冗談を橋下さん:「泣き落とし」の一環、「やめたらアカン」・・なんて許されない、すっぱり政界引退を

2015年05月18日 00時00分04秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【都構想に世論は反対鮮明…橋下市長「負けたら引退」が現実に】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159714)。

 「住民投票で都構想が「否決」されれば、かねて「政界引退」を公言してきた橋下徹・大阪市長(45)。政界の“改憲パートナー”を失えば、安倍首相の悲願である憲法改正スケジュールも狂いだす・・・・・・「住民に支持されなかったら政治家の能力がないということだ。早々と政治家をやめないとダメだ」・・・・・・大阪市民はその1票が安倍政権の暴走を止める“切り札”にもなることを自覚すべきだ」。
 さっさと辞めていただきましょう! 「オオカミが来たぞ~」ではいけません。どんな結果が出るか楽しみです。

   『●思い込みの激しい老人: 大阪元〝ト〟知事に
                 「歴史に関しての無知」だってさ!

   『●「証拠が出てくれば反省しなければならない」のだから
                             反省してください

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                   そして自民党も同じ穴のムジナ

   『●「誤解」だったの?? 弁護士らしからぬ言動で、身から出た錆
   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●掲げてもいない脱原発の看板を下ろす:
          今に始まったことではないし、驚きもしないが・・・

   『●タヌキ(関西電力)とキツネ(橋下徹氏)の汚れたケンカ
   『●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を
               持つ人達は反省してくれるでしょうか?

   『●「俺様王国」ニッポン、「俺様王国」大阪「ト」を
             造りたい強権的政治手法好きな二人


 asahi.comの記事【「お笑い100万票」風吹くか 大阪都構想、芸人も論戦】(http://www.asahi.com/articles/ASH5G15R6H5FPTIL02V.html?iref=comtop_6_01)によると、 橋下徹元「ト」知事のオトモダチ「辛坊治郎さん・・・・・・「二重行政の有無」を問われ・・・・・・ヨットで太平洋横断中に遭難した「自虐ネタ」に触れ、「バブル期、ヨットハーバーを市と府がつくった。二つも要りますか?」」・・・・・・だそうです。
 それが「ト」構想で解決するの? そんなこと、「ト」構想でなくても解決するし!

   『●「自己責任」を叫ばれた人の立場
   『●「自己責任」バッシングと
     映画『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件・・・そして』


 また、同記事によると、「コント集団「ザ・ニュースペーパー」の2人が登場。橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)と小泉純一郎元首相に扮して、コントを披露した。 「二重行政、二ついらないんですよ。通天閣の隣にもう一つ通天閣あったらどうですか、小泉さん」 「それうれしいねえ。なんか楽しいねえ。ツインタワーみたいで」 軽妙なやりとりに参加者から大きな笑いが起きた。橋下氏は住民投票で都構想案が否決された場合、政界を引退すると表明している。橋下氏に扮した福本ヒデさんが「みなさんに頑張っていただいて、私に二度と橋下さんの役をやらせないで下さい」と呼びかけると、会場がどっと沸いた」。
 是非、「憲法くん」の意見も聞いてみたいものです。

   『●「ぼくらは差別が見えていない」 『週刊金曜日』
                     (2014年5月9日、990号)

   『●「放射能と学校給食③」『週刊金曜日』
        (2013年6月7日、946号)についてのつぶやき

   『●松元ヒロさん「憲法くん」は語る

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159714

都構想に世論は反対鮮明…橋下市長「負けたら引退」が現実に
2015年5月13日

     (橋下市長と安倍首相(C)日刊ゲンダイ)

 いよいよ、政界引退のカウントダウンが始まった。大阪市民を対象にした大手メディアの世論調査の結果が出揃い、いわゆる「大阪都構想」については軒並み「反対」が「賛成」を大きく上回った。17日の住民投票で都構想が「否決」されれば、かねて「政界引退」を公言してきた橋下徹・大阪市長(45)。政界の“改憲パートナー”を失えば、安倍首相の悲願である憲法改正スケジュールも狂いだす。


■高齢者と子育てママが反発

   「住民に支持されなかったら政治家の能力がない
    ということだ。早々と政治家をやめないとダメ

 橋下市長は9日放送のテレビ番組でも、そう大見えを切ったが、その2日後「都構想に反対多数」の世論調査が出ることを予想していたのだろうか。

 朝日の調査では反対が43%と賛成33%を10ポイント引き離し、共同も反対47%。読売にいたっては反対50%で、賛成34%を大幅に上回った。朝日に「反対」と答えた人の理由は「住民サービスがよくならないから」(27%)に続き、「橋下市長の政策だから」が25%に上っていた。大阪ダブル首長選の頃の飛ぶ鳥を落とす勢いは今や昔。橋下市長も大阪市民にすっかり嫌われたものである

   「市内での運動量は都構想推進派の橋下維新側が
    はるかに反対派を上回っています。昨年12月の
    住民投票実施決定前から、都構想のメリットを猛アピール。
    告示後は4.5億円もかけて、テレビCMをバンバン流し、
    賛成ムードをあおってきました。対する自民は党本部が
    都構想反対に消極的で、公明は学会本部と一枚岩
    と言えず、民主は統一地方選で壊滅。反対派が
    本格的に動きだしたのは告示直前と、完全に
    出遅れていたのです」(大阪市在住のジャーナリスト・
    吉富有治氏)

 それでも「反対」が大勢なのは「70歳以上の高齢者と20、30代の女性が反対派の味方に付いたから」と、吉富氏はこう分析する。

   「橋下市政下では70歳以上が対象の『敬老パス』の
    有料化など高齢者福祉が切り捨てられた。
    老人に厳しいイメージに加え、反対派は
    『都構想で子育て支援は低下する』と訴えています。
    例えば現在は大阪市在住なら、どの行政区の
    保育所にも子供を預けられますが、
    都構想で5つの『特別区』に再編されると、
    『区民』の託児が最優先。結果的に待機児童が増える
    といった具合です。こうした指摘に
    橋下氏は“デマだ”と叫ぶだけで、満足に反証できていない
    生活に直結するデメリットを実感する住民は確実に増えています」

 もちろん、「2万%出馬はない」と口にしながら、平然と大阪府知事選に出馬した男の言葉だ。「政界引退宣言も、どうせ「泣き落とし」の一環。「やめたらアカン」と言ってくれる有権者を取り込む作戦だろうが、本当に橋下市長が敗れて引退すれば、安倍政権の改憲戦略にも影を落とす。

   「来年夏の参院選後に憲法改正に向けた国民投票の
    手続きを始めたい安倍政権にとって、
    改憲に積極的な橋下氏の存在は大きい。次の参院選でも
    自公両党で改憲の発議に必要な3分の2議席を
    得られなかった場合、維新に手を伸ばし、
    『改憲連合』を組むのが公然のシナリオ。
    その見返りに自民が都構想実現の関連法案に
    協力するという“密約”もあるといわれてきましたが、
    安倍首相と近い橋下氏が政界を退けば、維新内は
    民主との野党共闘をもくろむ『旧結いの党』の勢力が
    強まる。首相の改憲シナリオも元の木阿弥です」(政界関係者)

 大阪市民はその1票が安倍政権の暴走を止める“切り札”にもなることを自覚すべきだ
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●暴走し続ける原子力「ムラ寄生」委員会

2014年06月20日 00時00分10秒 | Weblog


毎日新聞の記事【原子力規制委:川内の次は高浜審査 「基準地震動」了承で】(http://mainichi.jp/select/news/20140522k0000m010032000c.html)と、
日経新聞の記事【規制委員長「われわれの考えで審査」 大飯原発判決巡り』(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK21024_R20C14A5000000/)。

 「更田(ふけた)豊志委員は「川内原発の審査が整い次第、高浜原発を中心に進めていく」と述べた」「田中俊一委員長は「司法判断について申し上げることはない大飯についてはわれわれの考え方で審査をしていく」と述べた」・・・・・・。狂っています。
 福井地裁の画期的な大飯原発再稼働差し止め判決なんて屁のカッパ。暴走し続ける原子力「ムラ寄生」委員会。3.11東京電力原発人災に対する反省もなく、また元の木阿弥にしたい委員たち。寄生してしか生きていけない委員たち。「規制」など決してしない原子力「ムラ寄生」委員会。

   『●関西電力大飯原発再稼働差し止め、画期的勝訴:
                 もし敗訴していたら大変なことに・・・・・・
   『●「上級審では国側が勝つこの国の裁判」
        ・・・・・・今度こそ、福井地裁の名判決を活かしたい

   『●原子力「寄生」委員会の審査に通ったからといって何だというのでしょう?
   『●原子力「ムラ寄生」委員会の机上の空論:
          「大幅に下回」るように計算すれば下回る
   『●「巨大噴火と原発 これでも再稼働するのか」
          『週刊金曜日』(2014年5月30日、993号)


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http://mainichi.jp/select/news/20140522k0000m010032000c.html

原子力規制委:川内の次は高浜審査 「基準地震動」了承で
毎日新聞 2014年05月21日 19時10分

 原子力規制委員会は21日の定例会で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)を、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に次いで安全審査を進める原発に決めた。審査の最大の焦点だった想定する地震の揺れ「基準地震動」が16日の審査会合で了承されたことを受けた。更田(ふけた)豊志委員は「川内原発の審査が整い次第、高浜原発を中心に進めていく」と述べた。

 規制委は現在、川内原発の審査に人員を集中させ、九電の申請の妥当性を判断する「審査書案」の作成を進めている。規制委は、川内原発の審査書案をまとめた後に高浜原発の審査書案作成を始める予定だが、高浜原発は想定地震の見直しで耐震計算をやり直す必要があるため、関電自身も「早期の再稼働は難しい」と認める。【酒造唯】
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http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK21024_R20C14A5000000/

規制委員長「われわれの考えで審査」 大飯原発判決巡り
2014/5/21 15:39

 大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁判決について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は「司法判断について申し上げることはない。大飯についてはわれわれの考え方で審査をしていく」と述べた。

〔共同〕
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●民主党の一筋の光明、vs、野田首相の大飯原発再稼働決断

2012年06月09日 00時00分10秒 | Weblog


東京新聞の記事(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012060602000113.html)と山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月7日)。

 東電OL殺人事件・元被告マイナリさんの冤罪15年間への償いをどうするつもりかについて書きたかったのですが、明日に。

 野田首相の大飯原発再稼働決断会見があまりにひどく、腹立たしい。福井県知事西川一誠氏やおおい町長時岡忍氏ももすぐさま呼応する猿芝居ぶり。FUKUSIMA原発人災被災民・被爆住民の目の前でこんな猿芝居を出来る傲岸ぶりに非常に腹が立つ。不安に感じる住民の気持ちを「よくよく理解できます」なんて、よく言えたものである。それならば、原発再稼働など言える時期では全くなし、未来永劫に、再稼働するなどという発想は出てこないはずだ。
 明言する、このままでは、絶対になし崩しに他の原発も再稼働されていくし、期間限定の運転を守る約束などきっとしないし、運転し続ける。絶対に大飯を再稼働させてはいけない。記者会見での野田首相の「脅し」に負けてはならない。
 電力が足りないというのは、いつなのか? 何か月、何週間、何日間、何時間? 原発以外の既存の施設で対応できない時間はいったい何時間なのか? 節電では足りず、〝無〟計画停電や値上げといったことで脅される真の理由は本当に存在するのか? 納得するよう説明してほしい。実は、そんなものはどこにもなく、推進派の妄想、推進派の詐欺的行為ではないのか?

 相変わらずムダ内閣は消費税増税へと爆走し、自民党案丸呑みという悪魔に手を貸す行為政権交代の意義を放棄する行為を行おうとしている。さらには、「原発再稼働派の前原誠司政調会長仙谷由人政調会長代行が裏で」よからぬ動きをしている。大飯原発再稼働も同様で、結局、次々と連鎖的に、なし崩しに3.11以前の元の木阿弥にしようとしている。しかし、それに異議を唱える声がようやく出てきた。政治的駆け引き、党内闘争であることは分かるが、これは、一筋の光明である。民主党内から誰も声を上げない、意思表明しないのは奇妙だった。この一筋の光が大飯原発再稼働を止めるウナリになれば、せめてもの救いになる。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012060602000113.html

民主「慎重」117人分提出 再稼働問題 小沢元代表らの名も
2012年6月6日 朝刊

 関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府に慎重な判断を求める民主党有志議員の呼び掛け人代表の荒井聡元国家戦略担当相らが五日、国会議員百十七人分の署名を首相官邸で斎藤勁官房副長官に手渡した。
 最終的に精査した結果、署名数は衆院八十一人、参院三十六人で、うち呼び掛け人は六十五人。福島県選出の渡部恒三最高顧問や小沢一郎元代表、羽田孜と鳩山由紀夫両元首相も署名した。現職の政務三役や党役員には署名を求めなかった。
 荒井氏は署名提出後、記者団に「信頼を失った経済産業省原子力安全・保安院が安全性を主張しても国民の理解は得られない」と強調。「署名は多くの党議員が再稼働に慎重な証拠だ」と述べた。
 これに先立ち、民主党は関連する部門会議や作業チームの合同会議で再稼働問題を議論し、出席者から「強引に手続きをとっている」と政府への批判が続出。再稼働を最終決定する首相と三閣僚の四者会合に同席している仙谷由人政調会長代行は「安全をないがしろにしていない。強引にもやっていない」と反論したが、議論を続けることになった。
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http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、6月7日】

2012/06/07
これが、仙谷・前原が抹殺した「原子力ムラ」告発DVD
執筆者: Yamaoka (10:46 pm)

 6月5日、大飯原発の再稼働につき慎重な判断を求めるようにと、民主党の国会議員の約3分の1に当たる117名が署名した名簿を政府に出したのは大手マスコミ既報の通り。
 もっとも、当初、原発再稼働派の前原誠司政調会長、仙谷由人政調会長代行が裏でこの名簿の受け取りさえ拒むように指示を出していたことは報じられていない。
 民主主義、政党政治を否定する独裁者としかいいようがないが、2人が完全に潰した別の事例もある。
 先の117名の署名は、荒井聡元国家戦略担当相が中心になってまとめたが、その荒井氏は「原発事故収束対策PT」の座長を務める。
 この原発事故PTは、民主党の原発再稼働慎重派国会議員が国民目線に立って原発の在り方を考える党内プロジェクトチーム。
 この原発事故PTは今年3月、ドイツ国営テレビが放送した『フクシマの嘘』という番組の日本語訳の付いたDVDを教材にしようとした。ところが、こちらは2人の圧力で完全に潰れたとされる
 なぜ、潰されたかというと、同番組は、今回の福島第一原発事故の元凶である政官財+学者、マスコミ一体となった「原子力ムラ」を真っ正面から告発した唯一の番組だったからだ。
 ドイツでは3月8日放送されたこの約30分の番組には、浜岡原発を止めた菅直人元首相、原発全廃を目指す河野太郎代議士、東電の事故隠しに意見したところ原子力ムラの復讐に会い冤罪事件をデッチ上げられた佐藤栄佐久・前福島県知事などがインタビューに応じていた。
 そして同番組で、菅元首相は「首相の自分にさえも(事故の)事実を知らせなかった」、「マスメディアに自分の嘘がバラ撒かれ、(首相を)辞任せざるを得なかった」などと赤裸々に語っていた。
 さらに、福島第一原発の定期点検を請け負っていた米国のエンジニアも登場。東電に原発の深刻な亀裂を報告したら、そんなものは存在しないとする虚偽報告書を書くように強要されたと証言もしている。
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●『おサケについてのまじめな話』読了

2010年10月21日 04時48分59秒 | Weblog

西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話/アルコール依存症という病気』、10月に読了。西原理恵子・月乃光司著。小学館。2010年8月初版第2刷(2010年7月初版第1刷)。

 帯より。
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   こんな死に方はしたくない。いや、生きたいんだ―――月乃光司
    巻頭口絵●おサケについてのまじめな話
    第1章 酔っ払いの家族として
    第2章 私のアルコール依存症カルテ―――過去・現在・未来
    第3章 【対談】アルコール依存症という病気
   家族の方は、もう一つ力を振り絞って
             一歩を踏み出してほしいです―――西原理恵子
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 「私はもっぺん生まれ変わっても/やっぱり鴨ちゃんと一緒になると思う。/・・・でも今の私には知識があるから・・・/大丈夫。もう憎まない。/・・・そして正しい知識を。/家族が憎み合わないために」(pp.7-8)。

 アルコール依存症からの回復、でも、「・・・元夫の鴨志田穣は、二〇〇七年、四十二歳の若さで亡くなりました」(p.9)。
 再三『病気』であることが繰り返し述べられています。「アルコール依存症は、自分の意志では飲酒をコントロールできなくなる病気です。・・・/・・・お酒が覚せい剤になってしまう病気なんです。多くの人にとっては単なるお酒が、覚せい剤ぐらい強い依存を引き起こしてしまう・・・。不幸にして覚せい剤中毒になってしまった人に、根性がないとか、なんでがまんできないのかなんて、そういう理屈は通用しないということをわかってほしいのです」(pp.14-15)。
 家族にできることの限界。「わたしは自分の体験から、依存症の旦那さんが治療もせずにいるという奥さんには、そこから逃げてください、と言いたいです。・・・結果的に、本人が飲むのを助長する図式になってしまうからです。/・・・やっていいことと、わるいことの見極めには、やはりプロのアドバイスが有効です」(p.25)。
 仕事と自立。「・・・どんなときでも働いていてよかった、仕事があってよかったと、しみじみ感じています。/・・・/だいたい、人は病気になるぐらいでは、たやすく死にはしないと思っています。それが病気と借金が重なると、案外すぐに死んじゃうんじゃないか。だからわたしは、まず働くんです」(p.30)。

 「飲んだら元の木阿弥、生きる道は断酒のみ。」(p.50)。「・・・この病気はそういった類の病気ではない。精神的な問題が解決しても依存症は治らない。一滴でも飲んだら元の木阿弥。脳がアルコールによる快楽を学習してしまったために、一瞬にしてまたあの地獄が戻ってくる。酒を断ち続けるしか解決方法はないのである」。

 「本人だけではなく、家族や周囲を混乱と不安に巻き込んでいくアルコール依存症という病気。あのとき、どうすればよかったのか―――。どんな助けが必要だったのかを振り返る」対談(p.59)。

 本当にいろいろと考えさせられた。家族に依存症のいる方は、ぜひとも本書を一読してほしい。
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