
【『紙の爆弾』(2008年11月号)・『紙の爆弾』(2008年12月号)・『創』(2009年1月号)】
小松玲子さん「年収200万円!!/「弁護士だってワーキングプア時代」の恐怖」(pp.22-28)。「〇五年、司法試験が変わった。従来司法試験は学歴不問、誰でも受験できたが、これが改められ、ロースクール (法科大学院) 卒業者、すなわち法律専門の大学院卒が最低条件に・・・、一念発起して司法試験に挑戦、弁護士に、・・・そういうことはできなくなる。/まずは多額の授業料を払ってロースクールに二~三年ほど通わなくてはならない・・・弁護士になれるのは金持ちの子息ばかりになってしまう・・・」(pp.24-25)。「・・・現行の法を批判する観点は出にくい・・・」(p.25)。なぜこのような施策が? 弁護士を変質させ、時の体制に物申すことを封じ込め、そういった弁護士の力を弱めるため。一連の司法改革は法曹を全て法務省の管理下にするための改悪。「国選弁護が法務省管轄になった」(p.26)。「日本司法支援センターは・・・徹頭徹尾、法務大臣 (実際は法務省官僚) により支配管理される上位下達組織・・・法務省が、国選弁護人までその支配下にいれるとはどういうことでしょう。これは弁護士の独立性を奪い、弁護士を支配下にいれるための制度・・・」(p.26)。つづく。
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